唐揚げの衣の付け方は、小麦粉が先なのか。片栗粉が後なのか
小麦粉と片栗粉をどっちを先に付けるのが正しいのかわからず、困っている方向けに『唐揚げ衣の付け方』と『小麦粉と片栗粉を付ける順番』を徹底解説します。
唐揚げの衣の小麦粉と片栗粉は一緒に混ぜて揉みこみして、カラっと揚げるものだと思っていた方も、一度、挑戦してみてくださいね
唐揚げの衣は小麦粉と片栗粉のどっちが良い?両方を混ぜる?
唐揚げの衣は小麦粉と片栗粉のどっちが良いのか。両方を混ぜるべきなのか。2つを使って唐揚げ衣を作るのが王道の唐揚げの作り方になりますが、小麦粉と片栗粉を混ぜて衣を作るより、個別に順番を守った付け方の方がよりお互いのメリットを引き出す事ができます
仕上がり | 小麦粉+片栗粉 | 小麦粉 | 片栗粉 |
衣の食感 | ダブルの効果 | しっとり | ザクザク |
見た目 | バランスが良い | こんがりした色味 | 白っぽくなりがち |
まず、始めに小麦粉と片栗粉のどっちを衣に使えば良いのか。小麦粉と片栗粉の唐揚げの違いを上記にまとめました
どっちを使っても唐揚げはできますが、食感に違いがあります。片栗粉だけだと、カリカリの衣になるけど、ジューシーさが欠ける。小麦粉だけだと、しっとりするけど、カラっと揚がった唐揚げらしさが失われがちです
唐揚げの見た目で言うと、片栗粉だけは衣が白くなりがちですが、小麦粉が加わると唐揚げらしい茶色に仕上がりやすくなります
結論を言うと、片方に特化するより小麦粉と片栗粉の両方を使う方がバランスが良いと言えます。そして、小麦粉と片栗粉を混ぜてしまうより、それぞれの良さを引き立てる為に、個別に鶏肉に付けるのが効果的だと言えます
では、次に、小麦粉と片栗粉の性質をフル活用した『唐揚げ衣の付け方の順番』を説明します
【唐揚げ衣の付け方】小麦粉と片栗粉のどっちが先?順番を解説!
唐揚げに衣を付ける時は、小麦粉と片栗粉のどっちを先に付けるべきなのか。唐揚げの衣の付け方は、肉汁を閉じ込める小麦粉を先に付けて、衣をカラっとさせる片栗粉が後の順番になります
順番が逆だと、肉汁を逃がしてしまい、衣がカリカリにならないという残念な唐揚げになってしまいます。小麦粉と片栗粉の性質から、順番は『小麦粉の次に、片栗粉』が正解です
衣の付け方 | 順番 | 分量と割合 |
小麦粉 | 先 | 大さじ3 |
片栗粉 | 後 | 大さじ3 |
小麦粉と片栗粉を混ぜずに、唐揚げの衣を付ける時の順番と分量を上記の表にまとめました
衣付けする順番は、小麦粉が先、片栗粉が後になります。唐揚げ用の鶏肉1枚(250g)に、小麦粉と片栗粉の量は各:大さじ3、黄金比の割合は1:1になります
唐揚げに衣がつかない!衣がドロドロになって剥がれる原因は?
唐揚げに衣が上手につかず、衣がドロドロになって剥がれてしまう。唐揚げに衣がつかない問題の解決方法は、下ごしらえの時と下味を付けた後によく水気をきりましょう
水分が原因で衣が鶏肉にしっかりくっつかない事があります。失敗しない基本の唐揚げの作り方が下記になります
【唐揚げ:衣が剥がれない付け方】
【1】鶏肉:下ごしらえをする
鶏肉は、最初に鶏皮にフォークで穴を刺して下味をなじみやすくします
一口大(3~4cm四方)に包丁で切った後、塩・コショウをふって下ごしらえをします。塩をふると、時間が経つと、少し、水分が肉から出てきますので、キッチンペーパーでふき取りましょう
下ごしらえの段階で、鶏肉から水分を取り除いておく事が、唐揚げ衣がくっつかない問題を解決する第一歩です
【2】下味:タレの水気を切る
冷蔵庫で30分や3時間程度の漬け込みダレなら、水分は差ほど多くありません。半日や一晩漬けした鶏肉は、よくタレの水気を切りましょう
上記の【1】と【2】の箇所で水分に気を付けたら、唐揚げの衣が剥がれたり、衣がつかない問題が解決します。余分な水分を切ったら、小麦粉⇒片栗粉の順番で衣を付けて、サラダ油でカラっとあげましょう
衣の種類別 | 特設ページ |
【片栗粉】基本 | 片栗粉だけのレシピ |
【片栗粉】揚げ焼き | フライパンで揚げ焼きが簡単! |
【小麦粉】基本 | 小麦粉だけのレシピ |
【小麦粉】揚げ焼き | 少ない油で唐揚げを揚げるコツ |
ここまでに、小麦粉と片栗粉をつける順番と衣が剥がれない!衣がドロドロにならない唐揚げの衣の作り方を説明しました
その他、小麦粉と片栗粉の両方を使わずに、どちらかだけで唐揚げ衣を作る方法があります。慣れてきたら、味変や食感のアレンジに活用してくださいね
次は、実際に、唐揚げを揚げてみましょう。基本の唐揚げの作り方と、失敗しない唐揚げのコツを盛り込んだレシピになっています。
【基本の唐揚げの作り方】唐揚げの揚げ方!揚げ時間と温度は何度?
唐揚げを揚げる基本は、【A】の170℃の温度なら4~5分が基本の揚げ方になります。【B】の2つめが170度の温度で3~4分、火力アップして180度で2分の方法が、二度揚げの揚げ方になります
唐揚げの揚げ時間 | 脂の温度 |
揚げ方【A】 | 【A-1】170℃:4~5分 |
揚げ方【B】 | 【B-1】170℃:3~4分 【B-2】180℃:2分 |
おすすめ:二度揚げ | 別途解説 |
基本の唐揚げの揚げ方は【A】になります。【B】の二度揚げのコツを下記にもう少し詳しく解説します
【小麦粉専用!唐揚げの揚げ方】
【1】油の温度:180℃⇒170度を維持
【2】揚げ時間:1分30秒~2分
【3】ひっくり返す
【4】揚げ時間:1分30秒~2分
唐揚げの一度目の揚げ方は、油の温度180度にして、その後、170℃をキープします。揚げ時間は片面1分30秒~2分になります
油に入れたら唐揚げを箸で触らず、コロコロしないように、じっと待つのが美味しい唐揚げのポイントです
【5】揚げ物トレイ:5分、冷ます
ひっくり返す時以外は、唐揚げに触らないようにしましょう。両面を揚げたら、一度、キッチンペーパーを敷いた揚げ物トレイの上で5分、冷まします
【6】二度揚げの温度:180℃
【7】揚げ時間:2分
上記の【1】~【7】が、唐揚げの二度揚げの揚げ方になります。簡潔に説明すると、低温の170℃で一度揚げてから、高温の190℃で一気にカリっとさせる!唐揚げをカリカリにする方法になります
別途解説 | 特設ページ |
揚げ方 | 唐揚げの油の温度と揚げ時間 |
まる焦げ回避 | きつね色になる揚げ方 |
唐揚げは二度揚げの方が良いとなんとなくわかったぞ!でも、もう少し詳しく、唐揚げの揚げ方が知りたい。揚げ物が苦手で唐揚げが黒くなりがちな方や、油少なめで揚げたい方は上記を参考にしてください
【保存方法】唐揚げが余ったら?常温・冷蔵庫の保存期間はどれくらい?
夕飯に唐揚げを多めに作りすぎてしまった。余った唐揚げを翌日の弁当のおかずにしたい。次の日まで唐揚げは日持ちするのか。唐揚げの保存方法と保存期間を取りまとめました
唐揚げ | 日持ち目安 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | 夏3時間以内 5時間以内:推奨 |
【お弁当】 保冷剤と保冷バック | 5時間以内 | 高温多湿を避ける |
冷蔵庫保管 | 2~3日 | クッキングペーパーを敷く ラップ包み+タッパー |
冷凍保存 | 2週間 | – |
余った唐揚げは、常温は当日中の消費期限になります。唐揚げの保管は高温多湿な場所を避ける必要があり、次の日のお弁当やおかずにするなら、一旦、冷蔵庫に保管しましょう
唐揚げは、キッチンペーパーを敷しいたタッパーに入れて2~3日が冷蔵保管の目安になります。3日以上、冷蔵庫に保管すると傷んでしまいます。揚げた後の唐揚げを長期間食べる予定がないなら冷凍保存をしましょう
余っても唐揚げは後で食べられると言っても、揚げたてのように美味しくない。冷めた唐揚げがまずい!時間が経つと衣がベタベタ、せっかくの鶏肉がジューシーじゃない!と家族から不評です
次は、冷めた唐揚げを復活させる!揚げたての唐揚げのように温める方法を紹介します
【唐揚げの温め直し方】冷めた唐揚げを美味しく食べる方法を紹介!
唐揚げは、もう一度揚げるという復活方法がありますが、電子レンジ、オーブン、フライパン、トースターのどれかを使えば、わざわざ、揚げ直しする必要なく、冷めた唐揚げを美味しく食べる事ができます
トースター | 手順 |
目安 | 温度200℃ 時間2分 |
個数の目安 | 大:3個まで 小:5~6個まで |
【1】 | アルミホイル ⇒しわくちゃにする |
【2】 | アルミホイルを敷く |
【3】 | 霧吹きで水分を衣に与える |
【4】 | 200度:2分 |
冷めた唐揚げを美味しく食べる方法の1つが、カリカリの衣に復活させるトースターを使った温め直し方になります。
その他、トースター以外の方法に電子レンジやフライパン、魚焼きグリルで唐揚げを温め直しする方法があります。カリカリに復活させやすい!自分の得意な料理道具でやってみてくださいね
【唐揚げの作り置き】お弁当用や平日の時短おかずに抜擢!
唐揚げを家に帰ってすぐに食べたい。お弁当用に前日や前もって準備できないか。唐揚げは揚げずに下味をつけて冷凍すると、長期ストックの作り置きができます
唐揚げ | 保存期間 | 保存方法 |
常温(漬け込み) | △:半日程度 | – |
冷蔵保管(漬け込み) | 〇:1日(2日以内) | タッパー、保存袋 |
冷凍保存 | 〇:2週間から1か月 | 保存袋 |
唐揚げの下味冷凍は、常温なら半日程度の漬け込み時間まで、それ以上の漬け込みは冷蔵庫で行います。下味の漬け込みは冷蔵庫の中で一晩まで、最大で2日までなら消費期限がある認識で問題ないです
長期冷凍保存せずに、3時間、半日、一晩の冷蔵庫の漬け込みレシピがこちらになります。唐揚げの下味の漬け込み時間と味付けを合探しの方は、参考にしてくださいね
ここまでに、唐揚げの作り方らから、翌日のお弁当用の保存方法、冷めた唐揚げの温め直し方を詳しく説明しました。
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私は、醤油とニンニクが強すぎる唐揚げが、苦手だ!という方向けの唐揚げは、ニンニクの量を少なめにした、ピリ辛な唐揚げがお口に合う味です
マヨネーズと明太子を下味に、お好みの量の『練りからし』で辛さの調整ができます!
唐揚げのアレンジと言えば、さっぱりした塩唐揚げですよね。ただの塩唐揚げでは、物足りない方は、塩麹を下味に加えると、鶏肉がめっちゃ柔らかくなります!
唐揚げは中国発祥だ!いや、日本の唐揚げは日本で独自に進化した料理だ!と度々、議論がありますが、韓国の唐揚げも美味しいですよね。韓国の唐揚げと言えば、ヤムニョムチキンが代表格ですが、辛くて食べられない!
韓国の唐揚げは、ヤムニョムチキン以外に甘辛なタッカンジョンという水飴がコーディングされた唐揚げがあります。屋台の味ですが、本格的で食べるとやみつきになる唐揚げです!
さて、今回は、小麦粉と片栗粉を混ぜない唐揚げ衣の作り方と仕上がり具合を詳しく解説しました。
唐揚げの衣は小麦粉と片栗粉のどっちが先に付けるの?どっちが正解なのか。唐揚げの衣の付け方をお調べの方に、おすすめの衣の作り方をお伝えできたと思います
唐揚げは、小麦粉と片栗粉を混ぜて衣を付けていた人も、一度、小麦粉、次に片栗粉の順番で衣付けをして作ってみてください。肉汁を閉じ込める小麦粉、衣が簡単にカリカリになります。唐揚げの作り方の手順1つで、いつもとちがったワンランク上の唐揚げになります!