菜の花は3月から4月にすくすく育つアブラナ科の野菜。独特な苦みがあり、大人の味の食材です
菜の花は、アク抜きをすると食べる事ができ、煮浸しといった濃い目の味付けのメニューにぴったりな食材です。
今回、紹介する菜の花の煮浸しの材料は「菜の花:200g(1束)」で2~3人分の分量ができます。煮浸しに使う煮汁を3種類、味付けのレシピを紹介しますので、「菜の花の煮浸しの作り方の【2】」の部分で使ってくださいね
菜の花の煮浸しの定番の調味料を使った人気レシピ!分量と黄金比の割合
出汁 | 薄口醤油 | みりん | 和風だし | 水 |
【分量】 | 大さじ2 | 大さじ1 | 小さじ1/2 | 200cc |
定番!王道+基本の菜の花の煮浸しの煮浸しの作り方です。煮浸しは「だし汁」を作るところからがスタートですが、だし汁は「水200cc+顆粒の和風だし:小さじ1/2」の分量で出来上がりです
あとは、味付けとなる「醤油:大さじ2」と「みりん:大さじ1」を加えると定番の煮浸しの煮汁ができます。市販の白出汁に使われる醤油は「濃口ではなく、薄口醤油」を素に作る事が大半ですので、自分で出汁を作る時は、薄口醤油が一番、良いと思います
菜の花の煮浸しのめんつゆを使った人気レシピ!分量と黄金比の割合
タイプ | めんつゆ | 水 | 砂糖 |
【ストレート】 | 大さじ9 | 200cc | 大さじ1 |
【2倍濃縮】 | 大さじ4+1/2 | 200cc | 大さじ1 |
【3倍濃縮】 | 大さじ3 | 200cc | 大さじ1 |
【4倍濃縮】 | 大さじ2+1/4 | 200cc | 大さじ1 |
めんつゆで煮浸しを作る時は『麺つゆ+水』で煮汁を作ります。上の表が、めんつゆのタイプ別の分量になりますので、お使いの希釈に合わせてくださいね
めんつゆ、水は正確には「大さじ1=約15cc、15cc」であり、基本的に『ccとml』は同じで考えても大きなずれはありません
3倍濃縮の大さじ3は45ccですが、50ccと端数のccが覚えにくいと思います。四捨五入(45cc→50cc)して作る方が楽です
菜の花の煮浸しの白だしを使った人気レシピ!分量と黄金比の割合
出汁 | 白だし | 水 |
【分量】 | 大さじ4 | 200cc |
白だしには、昆布+カツオ出汁に醤油、みりんの入っただし汁です。メーカーによって差はありますが、煮浸しを美味しくするカツオ、昆布の両方が使われているの良いですよね
厚揚げ入れて、簡単に手間なく煮浸しを作るなら、白だしが、おすすめになります
菜の花の煮浸しの作り方+菜の花の切り方、煮詰める順番
【1】下茹でした菜の花をカットする
【2】レシピの分量で調味料を合わせる
【3】弱火でクツクツしたら、菜の花を入れる
【4】中火にし、1分~2分、しんなりしたら完成
菜の花の煮浸しは、菜の花をアク抜き後にカットし、作った出汁(合わせ調味料)が沸いたら、食材を入れて出来あがりというのが作り方です。菜の花は、アクが強い食材ですので、水に1晩程度つけるか、茹ででアク抜きが必要です
菜の花の煮浸しのアレンジ:厚揚げを一緒に作る
菜の花の煮浸しは、油揚げ1枚を具材にしたアレンジが多いです。理由は菜の花のように色の濃い野菜(植物)は、大豆類の栄養と組み合わせが良いからです。それならば、簡単な油揚げより「食べ応え十分な厚揚げ」もぴったりなメニューです!
冷凍した菜の花の煮浸しを解凍して作る方法は?
菜の花の煮浸しの材料の「菜の花(アク抜きや茹でた後)」は、冷凍保存で『2~3週間』が保存の目安です。冷凍した菜の花→解凍して夕飯の1品にするという風に、時短レシピで作る事も可です。
菜の花は春限定の食材ですので長持ちさせ、賢く時短で夜ご飯がデキる事にメリットがあります。
冷凍した菜の花は、汁物や炒め物なら『冷凍のまま』使う事ができますが、漬物や和え物、今回のレシピの菜の花の煮浸しの場合は『電子レンジ600W:50秒、500W:1分』を目安に解凍するのがベストな方法です
菜の花の煮浸しの冷蔵保管の方法と、作り置きの日持ち目安
菜の花の煮浸しに使う『菜の花』は、冬解け後の春に育つ植物で10度(栽培温度は15~20度が適正で、15度以上から育つため)なら、常温でも保存が出来る野菜です。簡単に言うと、菜の花即剤的には冷蔵なら、調理済みであっても、冷蔵庫の温度は2~6度、野菜室が3~7度と、どちらの冷蔵保管ができます
- 菜の花の煮浸しの冷蔵保管
- 日持ち期間:3~4日
菜の花の煮浸しを夕飯に作り余ってしまった時、作り置き用に冷蔵庫で保管する時は『3~4日以内』が目安です。冷蔵庫のドアの開け閉めが多いご家庭や夏の時期は冷蔵と言えども『4日以内』と短めに、なるべく早く食べるのが◎の保存方法です
- 【1】粗熱が冷めてから煮汁ごと保管
- 煮汁を保管する場合は、余分な水気が入らないように!
菜の花の煮浸しの作り置きの場合は「煮汁も一緒にタッパー保管」という方法です。熱いままタッパーに入れると、容器が変形するだけでなく、フタの裏に水滴が発生→傷む原因になるので、必ず、冷めてからの保管です
- 【2】冷蔵方法:保存容器、タッパー推奨
- 【3】冷蔵のワンポイント:しっかりと密封する
菜の花の煮浸しを冷蔵保管する場合は『保存容器は、ジップロックの袋タイプよりタッパー容器が推奨』です。ジップ付き袋タイプはNGではなりませんが、袋の破損で冷蔵庫内が汚れるリスクもあり、冷蔵庫の作り置き保管はタッパーの方が並べやすく、目につき、食べ忘れて放置してしまう事も防げます
菜の花の煮浸しの冷蔵保管、作り置き方法の注意点は?
菜の花の煮浸しを作り置きし冷蔵庫で保管する時の注意点は『①粗熱が冷めてた後』、『②保存容器のタッパーの消毒』が傷みを軽減し、食通毒や思わぬトラブルを防止します。具体的なやり方はコレです
- 【1】菜の花の煮浸しの粗熱が冷めてから保管
粗熱とは簡単に言うと『作った直後の温かい状態』の事です。煮浸しを作ってから余熱があり、温かいままですと『タッパー内、フタの裏側に水滴が発生→煮浸しの菜の花を腐らせる原因』になります。
作り置きの冷蔵保管は『粗熱が冷めてから保管』が基本的な事、、ココが日持ちする期間に大きく関係してきます
- 【2】タッパーを消毒
- タッパーの中とフタの裏側をよく除菌する
作り置き用のタッパー、容器は定期的な消毒をする事で清潔な状態を保ちます。おすすめする消毒方法は「キチン用のアルコール除菌」を1~2回、スプレーで掃除をします
まずはじめに「アルコール除菌前に、手を洗う」、そのあとに『清潔な布巾』や『キッチンペーパー』で『内側→外側の順番』でふき取ります。基本的にはこの方法で問題ないです
また、タッパーや保存容器は『フタの裏側の掃除』を忘れがちですので、ココを重点的にきれいにするのが大事です