年末になると親族のお年玉をいくらにするのか。ちょっと頭を悩める時期ですよね
自分の兄弟姉妹の甥っ子くらいは、結婚してなくても渡すべきだよなぁと悩んだり、兄弟間で3000円にしよう!とルールを決めたいけど、世の中の相場がわからないと決めきれないですよね
今回は、兄弟姉妹の子供の甥っ子にお年玉をみんなのご家庭がいくらあげているのかをアンケート調査しました
学年別の小学生のお年玉の金額から自分で買い物ができる年齢の中学生、高校生、大学生の甥っ子のお年玉相場を大発表します!
甥っ子⇒保育園・幼稚園児のお年玉相場!お年玉はいくら?
小学生未満の保育園児、幼稚園児の甥っ子のお年玉相場は、甥っ子円が最多であり小学生や中学生のように学年と年齢によって大きな差がなく、一律で1000円、もしくは、500円が相場です
保育園・幼稚園の未就学の甥っ子にあげるお年玉はいくらが相場なのかをまとめた表が下記になります
甥っ子 | 赤ちゃん | 保育園 幼稚園児 |
多数派 | あげない (58%) | 1000円 (46%) |
少数派 | あげる (42%) | あげない (33%) |
その他 | 3000円 | 500円 (21%) |
相場 | 500円or1000円 | 1000円 |
※多数派、少数派を%で割合を算出しました。差分が『その他の意見』です
アンケートによると兄弟姉妹の甥っ子が赤ちゃんの時は、多数派と少数派に大きな差はありません。
お年玉をあげないケース、子供が喜びそうなプレゼント、お金を渡すとしても500円といった硬貨が喜ばれるという意見が多いです
その他の意見にあったのが『3000円』という声があります
まだ、自分が結婚していなくて、赤ちゃんが喜ぶおもちゃがわからない!今のおもちゃは1000円では買えるいいものがないから『ある程度の金額をお年玉として、おもちゃでも買ってくださいね』という感じで済ませている叔父、叔母が結構います^^
兄弟姉妹の子供が未就学、小学生未満の時は関係が深い、浅いの話がありますが
赤ちゃんはお金の価値を理解してないから『喜びそうなプレゼントが買える金額』がお年玉であるのが理想です。食べ物やちょっとしたおもちゃなら、500円から1000円、少し良いものをお年玉で買って欲しいと思うなら3000円という具合に金額を決めるのが正解だと言えます
甥っ子⇒小学生のお年玉相場!お年玉はいくら?
叔父、叔母から小学生の甥っ子にあげるお年玉は1000~5000円が相場の金額です。甥っ子のお年玉相場は小学校1年生から3年生の低学年が3000円以下、4年生から6年生の高学年が5000円以下です
※アンケート結果を多数派、少数派を%で割合を算出しました。差分が『その他の意見』です
甥っ子 (低学年) | 1年生 | 2年生 | 3年生 |
多数派 | 1000円 (82%) | 2000円 (43%) | 3000円 (46%) |
少数派 | 500円 (6%) | 1000円 (26%) | 1000円 (21%) |
その他 | 1000円以上 (12%) | – | – |
相場 | 1000円 | 1000円or2000円 | 3000円 |
小学生の甥っ子に正月に会う機会がある方を限定に、アンケート調査した結果、小学校1年生は1000円が相場と言えますが、2年生からバラツキがあります
小学生のお年玉は親族内の決め事:有のパターンや『学年×500円、1000円』といったルールがあるご家庭が多く、2年生の相場は2000円だと言い切れない事情があります
甥っ子 (高学年) | 4年生 | 5年生 | 6年生 |
多数派 | 3000円 (56%) | 3000円 (64%) | 3000円 (43%) |
少数派 | 2000円 (29%) | 5000円 (31%) | 5000円 (39%) |
その他 | 1000円 (15%) | – | – |
相場 | 3000円 | 3000円 | 3000円or5000円 |
小学生の甥っ子のお年玉相場は、小学校4年生、5年生が3000円です。4年生は3000円のお年玉が多く、5年生になると、5000円のお年玉を叔父、叔母からもらう子が増えてきます
6年生になると、丁度、均衡状態⇒3000円と5000円のお年玉が叔父、叔母がどっちの金額にするかを迷いどころだと言えます
甥っ子は兄弟姉妹の子供ですから兄弟の間で『高学年になったら3000円?5000円のどっちにする?』と相談して決めるのがトラブルが少ない事案だと言えます
自分はまだ未婚だ!うちには子供はいないぞ!という方は『祖父母(自分の親)、兄弟姉妹が子供にあげるお年玉より少ない金額』⇒おじいちゃんが5000円を渡すなら、私は3000円だな!のようにするのが、ベストな選択肢ではないでしょうか
お年玉だけではなりませんが、ご祝儀やお祝いのお金は『目上や立場の上の人より少ない金額』にするのが一般的なマナーです
小学生の甥っ子に2000円のお年玉はダメ?
小学生の甥っ子のお年玉に2000円はダメなのか。結論を言うと、低学年の1年生から3年生はダメではありません。高学年の4年生から6年生は3000円、もしくは、5000円がお年玉の相場の為、適正な金額ではないです
2000という数字が『割り切れる数字』のため、忌み数になる!と思われがちですが、お年玉は結婚式やお葬式と違い『忌み数』は無関係です。
ただし、数字に『4』がつく『4000円』は『死』を連想する為、4000円のお年玉なら『3000円に切り下げる、もしくは、5000円に切り上げる』のどちらかにするのが定番です
小学生のお年玉の学年×1000円ルールを導入している方は、小学4年生の甥っ子のお年玉を4000円がちょっとだけ悩ましいことです。
小学生のお年玉は最大5000円まで!私は3000円までだ!と逆に、最大値を自分で決めるのが正解です。私は小学生のお年玉は多くて3000円までだという意見の方は、小学校4年生、5年生、6年生のお年玉を『3000円』とハッキリ決めてしまう方が、気持ちが楽になります
甥っ子にお年玉をあげない!あげたくないのは非常識?
小学生の甥っ子に正月に会う機会がある方を限定に、アンケート調査した結果⇒甥っ子と正月に会うは『お年玉をあげる:79%、あげない:21%』でした
甥っ子 | あげる | あげない |
お年玉 | 79% | 21% |
実家帰省したら甥っ子が遊びに来ているご家庭や兄弟姉妹の付き合いがある方は10人に8人以上が小学生の甥っ子にお年玉をあげますが、甥に会う機会がなければ、無理にお年玉をあげる必要はないです
上記の数字だけ見ると、甥っ子にお年玉をあげない事が非常識に思えてきますが『現在は生涯未婚の方』や『子供のいない家庭(つくらない家庭)』が増えている時代であり、お年玉をあげない叔父、叔母が特におかしい人ではないと思います
編集部周りで調査しても『甥っ子に正月に会う機会があるけど、お年玉をあげない人』は、そこそこいます。話を聞くと、それぞれ考え方があるとわかりますので、お年玉なしが非常識だとは言えない感じです
大人の社会ですら、年齢と共に給料が上がる時代が終わっているのに小学生のお年玉をわざわざ学年別にアップさせる必要があるのかなど。意見が様々です
孫や自分の息子なら年齢や学年別にお年玉の金額がアップするのは良し良しても、甥っ子と深い関係性がないのなら、特に決めず、低学年の間は一律のお年玉という考え方もある程度、定着してきているように見受けれます
甥っ子のお年玉は『小学校1、2年生が1000円、3、4年生が3000円、5、6年生が5000円』や『低学年1000円、高学年3000円』のようにざっくり区切っても良いと言えます
甥っ子⇒中学生・高校生のお年玉相場!お年玉はいくら?
叔父、叔母から中学生・高校生の甥っ子にあげるお年玉はいくらなのかをアンケート調査しました
小学生と違い学年によってお年玉に金額差をつけず、中学生は3000円、もしくは、5000円。高校生は5000円、10000円、もしくは高校生の甥っ子はお年玉はなしというのが相場です。
中学生、高校生になる甥っ子のお年玉は二極化しており、叔父、叔母から1万円のお年玉をもらえる子はラッキーなパターンと言えます
甥っ子 | 中学生 | 高校生 |
多数派 | 3000円 (48%) | 5000円 (44%) |
少数派 | 5000円 (35%) | 1万円 (34%) |
その他 | 1万円など (17%) | 3000円など (22%) |
相場 | 3000円or5000円 | 5000円or1万円 |
備考 | 二極化 | 30%:お年玉廃止 |
※高校生のお年玉は叔父、叔母からもらえた子の金額の割合です。お年玉廃止組を含みません
そして、高校生の大きなポイントは、高校生3年生の以降で叔父、叔母からのお年玉は30%の人が廃止、大学生になると90%の甥っ子がお年玉がもらえなくなる点です
10人に7人の高校生は叔父、叔母からお年玉をもらえますが、平均的に高校生の10人3人が叔父、叔母のお年玉はなく、祖父母と親からというのが実態です
甥っ子⇒大学生のお年玉相場!お年玉はいくら?
大学生の甥っ子のお年玉は、お年玉が廃止されているご家庭が90%とほとんどの大学生が叔父、叔母からお年玉をもらえる年齢ではなくてっています
10人に1人の叔父、叔母からお年玉をもらえるレアな大学生がもらっている金額は1万円が最多です。
10%と数は少ないですが、昔よりもお父さんの兄弟だけでなく、親の友達と交流がある大学生は増えていますから、大学生向けのお年玉としてかなり的確な金額かと思います
甥っ子 | 大学生 |
多数派 | なし (約90%) |
少数派 | 1万円 (約10%) |
逆に言うと、大学生の甥っ子に叔父、叔母がお年玉をあげるのなら1万円が相場であり、1万円でないのなら『お年玉は廃止』するのが、普通のことだと言えます
甥っ子や親戚の子供にお年玉をあげたくない!お年玉はなぜお金なの?
本音を言うと甥っ子や親戚の子供にお年玉をあげたくないという思いがある方がいると思います。
子供にお年玉をあげない!渡さないと非常識だと思われないかと気になるお話ですよね
実際、編集部周りでは『甥っ子にお年玉をあげてない人』がおり、親族にどう思われているか聞くと『良くは思われていないはずだけど、あげるかあげないかは、個人の自由』とお答えを頂きました
結構、さっぱりした意見ですが、あながち間違っていないのかもしれません
そもそもお年玉とは『正月にお餅を子供にあげる行事』だったものが、高度経済成長期(1960年以降)に『お金になぜか変わってしまった』経緯があり、日本がどんどんお金持ちの国になるよ!という状況から生まれた『調子にのってやっちゃった行動だった』とも言えます
バブルの時代に、親から5万円や10万円のお年玉をもらった経験がある方、結構、いるのではないでしょうか。
派手なお年玉はバブルがはじけてからは、全然、聞きませんが
計画を立てて実践をして『見直しと修正する事が苦手な私たち日本人』は、ずっと30年以上不景気なのに、お年玉の内容の見直しや再検討をしないのも、不思議な話だととらえることができますよね
江戸時代 | お年玉 |
定番 | お餅 |
武士の家系 | 太刀(刀) |
町人 | 扇 |
医者の家系 | 薬 |
商人の家系 | 金一封 |
参考までに。過去のお年玉と昔は何がお年玉だったのかを紹介します
江戸時代なら武家のお年玉は太刀(刀)、町人は扇、医者は薬を正月に子供を与えることがあったとされます
商家は正月に従業員に金一封を渡す文化があり、家業をお手伝いする子供に正月にボーナスとしてお金をわたすことがあったとされます
商人の子供であればお金を使い方を覚えることが将来、家業を継ぐにあたって必要な能力ですから。金一封のお年玉が意味のあることですよね
歴史的な経緯から考えても、年上の者が年下の者に仕事に関係がある贈り物をするというのが本来のお年玉の姿のように思えます
1930年から1960年までの『親の職業の50%が自営業、50%がサラリーマンの世代』と違い現在は『約90%がサラリーマンと公務員、アルバイト』と全然、時代背景が違います
ざっくりいえば、正月にお金を子供にあげる理由が『将来、家の家業を継ぐ可能性がある子供だった』と考えると、サラリーマン社会の現代のお年玉がお金である必要性はないというのは非常識ではないと思えてくる内容ですね
さて、今回は自分の兄弟姉妹の子供!甥っ子に叔父、叔母がいくらお年玉をあげているのか。甥っ子のお年玉相場のアンケート結果を説明しました
叔父、叔母から甥っ子へのお年玉は自分の子供のもらうからある程度、金額を揃えたいなぁと、細かい金額でマナー違反にならないかと悩みがちですが、中学生・高校生からは3000円、5000円、1万円のどれかという実態が見えてきましたね
自分に子供がいない!特に親族と絡みがないなど。付き合いの関係と状況に合わせて柔軟にお年玉をいくらにするきか。ご検討の材料として参考にしてもらえると嬉しいです