バランスボールとは、椅子代わりに座るだけで簡単に、普段の生活の中で『健康』+『ダイエット』が期待される効果のある運動の1つです。
バランスボールは、事務職やパソコンを長い時間使う職場や外国の小学校に導入される事例もあり、飽きずに継続できるメリットがあります
バランスボールに座る場合のカロリー消費量はどのくらい?
- カロリー消費の目安:1時間4kcal
- 8時間継続した場合:32kcal
バランスボールを椅子代わりにするという使い方をした時のカロリー消費量は、1時間に約4kcal(カロリー)、要するに職場や会社で導入した場合『1日(8時間労働)で、32kcalを消費する』のが目安です
カロリー消費量はご自身の体重が重いほど、同じ運動をしても消費量は増えますが、バランスボールのように激しく運動しない場合は、体重による大きな差はないと認識して問題ないレベルです
バランスボールのカロリー消費量からすると、座るだけでは『ダイエット目的=不向き』であり、どちらかと言うと普段の生活の中で、少しでも体を動かしたい。バランス感覚を身につけたいなど『お手軽に健康的な活動を取り入れる』という視点で考えて使うのがベストな方法です
- 1日のカロリー消費目安は?
- 男性:2600kcal
- 女性:2000kcal
- 何もしないで消費する:1000kcal
ご自身の年齢によって、1日のカロリー消費量は違いがありますが、ざっくり成人男性と女性で述べると18歳以上が普段の生活の中で『男性2600カロリー、女性2000カロリー』を平均的に消費するとされます
ちなみに、特に『何もしないで消費するカロリーは、約1000kcal』とされます
バランスボールを生活に取り入れると、カロリー消費は『8時間、1日で約32kcal』ですから、1日に消費するカロリー量に、大きな効果は期待できません。しかし、継続的に毎日、続けやすいのが一番のメリットですので、体の柔軟性や普段、使わない筋肉を動かすにはちょうど良い運動です
バランスボールを使った時の健康やダイエットの効果は?
座るだけのバランスボールをした時に期待される健康的な効果は『普段使わない筋肉を使う=体が柔らかく、柔軟性を取り戻す』や『バランス感覚が冴える』、『腰痛の予防、片頭痛の改善』が挙げられます。
このバランスボールを活用するメリットは『無理なく、継続的に続けられる事』ですので、ダイエットや運動、スポーツを始めても『すぐに飽きてしまう人』や『3日坊主の人』に向いている運動です
- 体の柔軟性を取り戻すリハビリに◎
バランスボールを使う事は、これからダイエットを始める、激しい運動が苦手な方にぴったりです
たとえば、ダイエットの為に『マラソンをする』と決めても、普段、運動をしていない人は、走る事が長くできません。はじめは、マラソンより、ウオーキング。ウオーキングよりも、ストレッチといった体を柔らかくし、運動ができる体にリハビリする→バランス感覚や体幹を整えるといった順序を踏まえてから運動をする方が安全です
- 腰痛の予防と改善
バランスボールに座り『左右に体を動かす運動』が腰痛の予防と改善につながるとされます
その他にも、バランスボールに座ると『背筋を伸ばす=体幹の筋肉が鍛えられる』というメリットがあります。通常、体幹トレーニングは継続的にできる運動の種類が少なく、ココを鍛えようと思ったら「空気量の調整で、自分にあった体幹トレーニング」がやりやすいのです
- 片頭痛の予防と改善
バランスボールは、体幹トレーニングの1種類であり、体や骨のゆがみを修正する、緩和する効果が期待されます。普段使われない「筋肉をほぐす、ゆがみを緩和させる=血流が良くなる事」につながります
次は、バランスボールを使った方が良い職業や職種とは?という内容です
バランスボールが向いている人や職業は?
- 事務職やパソコン仕事の多い人
バランスボールは『椅子に座り続ける職業』の方、たとえば、経理・総務の女性やパソコンと長く向き合うプログラマーの方にぴったりな方法です。大手から中堅の会社でも部署によっては、健康維持、福利厚生の一環としてバランスボールを導入している企業もあるぐらいです
- スポーツが得意でない人
- 久しぶりに運動をする人
運動はするべきだけど、激しい運動は苦手だ。たとえば、中学・高校の部活は文科系であった人は『長く使っていない筋肉が多い=ストレッチなどで柔らかくする必要』があります
学生時代に運動部であった人も、3~5年もスポーツをやめてからは筋肉は徐々に固くなりますから、運動をこれからする予定の人は、感覚を取り戻す、筋肉のリハビリのつもりでバランスボールを活用するのはありです
妊婦・出産予定の方はバランスボールに要注意!
バランスボールは医療の現場で使われることがあります
たとえば、妊婦の方、出産の傷みを緩和する為に『バランスボールを導入』している病院もあり、中にはお医者さんから、バランスボールを進められた方もいると思います
- 妊娠後、出産が近い方は要注意
しかし、バランスボールは簡単に見えて、普段、運動をしない方からすると意外にミスや事故を起こしやすいものです。実際に、病院の指示で『分娩中にバランスボールを使い子宮が破裂』した事例もあり、人がいる状況でも事故が起きる可能性があります
ダイエットや健康目的で『自己流でバランスボールを使っている方』は『妊娠中』や『出産が近い時』は避けるべきであり、医師の指示や専門家の意見を参考にする必要があります
バランスボールの選び方、自分にあったサイズ、大きさとは?
バランスボールは、数種類の大きさ、サイズがあります。バランスボールを使う時は自分にあったサイズを選びべきであり、ご自身の身長が1つの目安になります。バランスボールを購入予定の方は、身長を参考にしてくださいね
- 身長別のバランスボールの大きさ
- 120~140cm:45cmのサイズ
- 140~160cm:55cmのサイズ
- 160~180cm:65cmのサイズ
- 180~200cm:75cmのサイズ
自分にあったバランスボールの大きさ、サイズの目安は上記です。たとえば、身長120~140cmの小柄な体型の方なら『45cmのバランスボール』がぴったりのサイズ、少し空気がたくさん入る大きめの方が良い!と感じる方で『55cmのバランスボール』です
- 太り気味な方はワンサイズ上の大きさを!
ざっくり言うと、この身長とバランスボールのサイズ表の相関図は『120~140cmの小柄な方:45cm』、『120~140cmの少し太り気味な方:55cm』というように同じ身長でも『太り気味な方は、ワンサイズ大きいバランスボール』が丁度いい大きさです
バランスボールは使っていると空気が抜けますから、同じ身長でも、体重が重い方は大きめのサイズが使いやすいという特徴があります
男性用、女性用、子供用のバランスボールとは?
- 男性用:65cmのサイズ
日本人の男性の平均身長は約170cmです。一般的に成人男性は『165~173cmの方』が多く、バランスボールを買うなら通常『65cmの大きさ』が、おすすめす
背が高く180cm以上ある方は、もうワインサイズ大きな75cmがベストです
- 女性用:55cmのサイズ
日本人の女性は157~158cmが平均で、この付近の身長である『155cm~161cmの女子』が多く、この範囲の方なら『55cmのバランスボール』が丁度良い大きさです
女子の場合は、161、162cmくらいの方が、もうワンサイズ上の65cmと迷うと思いますが、この大きさのバランスボールは180cmまでの方が使うため、かなり大きく感じてしまうのが難点です
- 子供用バランスボールの選び方は?
- 身長120cm以下:30cmの大きさ
- 身長120cm以上の子は女性用サイズも可
子供用のバランスボールを買う時は、子供の身長に合わせて購入するべきです。身長が120cm以上、小学生の高学年くらいであれば、ママさん。お母さんが使う『女性用:55cmのサイズ』でも問題ありません
しかし、120cm以下、小学校低学年頃の子供には専用の30cmのバランスボールがありますので、こちらの方が適したサイズです。身長が1mに満たない、まだ、小さい子は30cmでも大きく感じ、事故を起こしやすいのでバランスボールは身長が100cmを越えてから使うのが1つの目安です