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日焼け止めを購入する時、SPF30や50という数値があり、中には「SPF50+」のようにプラス記号が付いていますよね。なんとなく数字が大きい方が良いと思いがちですが、この「SPFの数値」と「プラスのマーク」にはどんな意味があるのでしょうか
ココでは日焼け止め、UV化粧品にある『SPF』について初心者にもわかりやすく、基本的な事からコスメ業界事情まで含めて、このマークについて詳しく説明しますね
SPFは意味ない?SPFとはUVBの防止効果を表している
UV化粧品や日焼け止めのSPFとは、Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター=)の頭文字3つの略称で、ざっくり日本語に直訳すると「SPF=太陽から守る要因・要素」と言う意味になり、要するに「太陽からの紫外線から肌を保護するモノ」と理解して良いです
紫外線 | 表記 | 主な影響 |
紫外線A波 | UVA | 肌のシワ、たるみ |
紫外線B波 | UVB | 肌の炎症、赤み |
紫外線C波 | UVC | 不明(オゾン層が吸収) |
紫外線から肌を保護するといっても紫外線には3種類の波長があり、A、B、C波があります。UVCはオゾン層が吸収しする為、正確には肌への影響は不明。オゾン層がある限り、肌への影響はないとされますが紫外線は短い波長が強い為、実際に浴びると危険ではないかと指摘もされています

現実的な今の地球環境では「UVA=90%以上、UVB=5~10%」が地上まで届いており、この2つの波長の対策に日焼け止めが活用されるのです。
- SPFは、UVBの紫外線対策の商品
- PAは、UVAの紫外線対策の商品
日焼け止めのSPFは3種類ある紫外線のうち、UVB対策をした商品です。UVの中に、SPF以外に「PA」と記載がある商品は、UVAを含んだ対策をした商品と位置付けて考えるとわかりやすいと思います
SPFは意味がないと稀に会話の中で言われる事がありますよね。なぜ、SPFが意味がないと言われるようになったのか説明すると「紫外線に複数の種類がある=UVBを対策するSPFは全体の10%の波頭ではないか」と声があった事が理由と推測されますが、今ではSPFとPAはセットで日焼け止めに含まれることが多く、全く無意味ではないです
SPFの30・50の数値の意味は?
SPFには30、50のように数値があります。このSPFの数値の意味は「UVBから受ける肌へのダメージを軽減、赤く炎症を起こすまでの時間を長くする」と言う意味です
数値 | 軽減率(目安) | 例:10分で日焼けする人 |
SPF25 | 1/25 | 10分→250分 |
SPF30 | 1/30 | 10分→300分 |
SPF50 | 1/50 | 10分→500分 |
SPFの数値は数字が大きい方が「軽減する目安」が大きく、SPF50なら「時間当たりの肌へのダメージを1/50程度」にするという意味です。人によって日焼けまでの時間は差がありますので、例として挙げると「10分で日焼けする人→SPF50→500分後に日焼けする」という風に、イメージするとわかりやすいと思います

わかりにくい方は名前・ネーミングが「日焼け止め←止める」と言う風に軽減や時間の延長を意味していると考えると理解しやすいですね