昨年⇒2022年の天皇賞・秋の結果・オッズ・前走+タイムは?
昨年、2022年の天皇賞・秋は『1着:イクイノックス、2着:パンサラッサ、3着:ダノンベルーガ』という結果でした。優勝馬のイクイノックスはタイム:1:57.5、上がり最速の32.7秒で大逃げをしたパンサラッサを最後にとらえました
着順 | 馬名 | 人気 オッズ | タイム 3F | 前走 |
1着 | 7:イクイノックス | 1人 2.6 | 1:57.5 32.7 | 2着 日本ダービー |
2着 | 3:パンサラッサ | 7人 22.8 | 1:57.6 36.8 | 2着 札幌記念 |
3着 | 5:ダノンベルーガ | 4人 7.3 | 1:57.7 32.8 | 4着 日本ダービー |
【天皇賞・秋のレース結果と内容】
比較的、直近の天皇賞・秋は11番より後ろの馬が不利になる事が多く、2022年の天皇賞も中・内枠の馬が3着内で決着がつきました
レースの内容は逃げ残れないと言われる天皇賞・秋を大逃げしたパンサラッサが最後まで粘りましたが、上り最速の32.7の猛スピードでイクイノックスが差し切りました
2022年の天皇賞・秋⇒その後どうなった?次走はどこ走ったの?
着順 | 馬名 | 次走 | 次々走 |
1着 | イクイノックス | 有馬記念 1着 | ドバイシーマC 1着 |
2着 | パンサラッサ | 香港カップ 10着 | サウジカップ 1着 |
3着 | ダノンベルーガ | ジャパンカップ 5着 | ドバイカップ 2着 |
【イクイノックス】
イクイノックスは子供の頃から化け物だと言われた馬です
2歳の時の東スポ杯のレコードタイム大幅に更新したのが後の三冠馬のコントレイル。イクイノックスはコントレイルの子供の頃と大差のないタイムで走り、上り3Fは32.9と切れ味のある末脚をもっていました
近い間隔で走れないと体がまだ成長していない春のクラシックは皐月賞・ダービーを2着でしたが、秋になり本格的に覚醒したのが天皇賞・秋でした
天皇賞後は、有馬記念へ。そして、あっさりと有馬記念を優勝。その後は、海外遠征⇒ドバイシーマクラシックを出走し、逃げて勝ちました
ドバイシーマCをイクイノックスが逃げたのはびっくりしましたが、父はキタサンブラック。逃げ馬の子供が逃げてもおかしくないけど。レースを見返すと、逃げたというより周りがイクイノックスについていけなかったように見えます
【パンサラッサ】
パンサラッサは翌年、世界最高賞金レースのサウジカップで優勝⇒13億円を1分50秒で稼ぎました。イクイノックスはロンジンワールドベストレースホースランキングでレーティング129という数字で評価され世界ナンバー1の座に君臨します
2022年の天皇賞・秋で大逃げをしたパンサラッサ
1000m通過タイムはサイレンススズカと同じ:57.4
大ケヤキの木をこえたあと、もしものサイレンススズカの夢の続きを見せたパンサラッサは世界一に。天皇賞秋のパンサラッサは相手が悪かったどころか、悪すぎた!と言わせたイクイノックスはレーティングで世界1位になり、昨年の天皇賞・秋から2人の王が誕生しています
天皇賞・秋の勝ち馬と優勝馬のレコードタイムは?過去・歴代の最高記録は?
天皇賞・秋のレコードタイムは、2011年に行われた第144回目の優勝馬:トーセンジョーダン(鞍上:N.ピンナ)が出した1:56.1が過去最高記録のタイムです
トーセンジョーダンは2008年から天皇賞・秋のレコードタイムを保持していたウオッカの1:56.2より0.1秒の記録更新をしました
レコードタイム | 西暦 | 馬名 | 騎手 |
1:56.1 | 2011年 | トーセンジョーダン | N.ピンナ |
1:56.2 | 2008年 | ウオッカ | 武豊 |
1:58.0 | 2003年 | シンボリクリスエス | O.ペリア |
1:58.0 | 1999年 | スペシャルウィーク | 武豊 |
1:58.2 | 1990年 | ヤエノムテキ | 岡部幸雄 |
1:58.7 | 1985年 | ギャロップダイナ | 根本康広 |
※天皇賞秋は、1984年以前は3200mの距離でした。東京競馬場の距離2000mになってからの歴代レコードタイムをまとめた表がコチラです
歴代!天皇賞・秋の優勝馬は?有名な勝ち馬を教えて!
天皇賞・秋の過去の優勝馬は、古くはスペシャルウィークやテイエムオペラオー、牝馬ならエアグルーヴやウオッカ、アーモンドアイが1着となっています
歴代の天皇賞・秋の優勝馬とその馬の特徴を簡単にまとめた表がコチラです
西暦 | 馬名 | 功績 |
1988年 | タマモクロス (通称:白い稲妻) | 史上初 天皇賞春秋連覇 |
1997年 | エアグルーヴ | 17年ぶり 牝馬の天皇賞制覇 |
1999年 | スペシャルウィーク | 天皇賞春秋連覇 |
2008年 | ウオッカ | 64年ぶり 牝馬によるダービー制覇 安田記念2連覇 |
2019年 2020年 | アーモンドアイ | 牝馬三冠 天皇賞・秋2連覇 G1最多の9勝 |
天皇賞・秋は数々の物語があり「世紀の芦毛対決」や「最後まで走り切れなかった夢のレース」など。感動のストーリーから涙なしには見られないレースもありました
第138回 天皇賞・秋 (2008年) | 大接戦ドゴーン | 補足 (後の功績含む) |
1着 | ウオッカ | 牝馬64年ぶり 日本ダービー制覇 |
2着 | ダイワスカーレット | 牝馬37年ぶり 有馬記念制覇 |
3着 | ディープスカイ | 1個下のダービー馬 |
天皇賞・秋は宿命のライバルとの最終決戦とも呼べる名レースが生まれることがります。その中でも代表的な天皇賞・秋は「ウオッカvsダイワスカーレット」の戦いではないでしょうか
ゴール前を粘る!逃げたダイワスカーレットと猛追するウオッカがタイム差0.0秒のハナ差勝ち。テレビのアナウンサーが興奮しすぎて「大接戦ドゴーン」と叫んだのが有名なお話です
一瞬どっちが勝ったのかわからず、15分近く写真判定になっていました
ゴールした瞬間、JRAの会場が一瞬、静まり返ったのを覚えています。
何度レースを見返しても私の目にはダイワスカーレットが勝っているように見えますが、きっと筆者の目がおかしいのでしょう。勝ったウオッカです。
さて、今回は『2023年の天皇賞・秋の日程+発送時間』から『今年の天皇賞・秋の出走予定馬』、次のG1はこのレースだよ!一昨年前の覇者たちがその後、どうなったの?次はどのレースを走ったの?と『その後の話』も含めて紹介しました
特に馬券を薦める内容ではなく「むむむ!私の好きな馬がこれから活躍するかな?」とファンとして応援したい方が楽しめる内容に心がけています!なるほどね!この路線に進むっぽいな!という風に見てもらえればと思います