松前漬けとは、北海道の郷土料理、ジャンル的には漬物の1種です。人参+スルメイカ(あたりめ)と醤油、酒、みりんといった調味料で漬け込みをしたメニューです
松前漬けをお正月用に先に作り置きしたい。年末に作って保存したい
そんなご要望の方向けの安心!しっかり解説する!松前漬けの保存方法と保存期間、保管温度、よく使う具材の「数の子」や「帆立入り」を含めて詳しく説明します
<市販>老舗の布目の「本数の子:黄金松前」の賞味期限・消費期限は?
布目 | 本数の子:黄金松前 |
未開封 | 冷蔵:45日 |
開封後 | 要冷蔵(早めに食べる) |
冷凍 | 冷凍:90日 |
保存容器 | 真空パック |
松前漬けを手作りした!どのくらい日持ちするの?と疑問をお持ちの方、参考までに「松前漬けの老舗」である「布目(メーカー名)の本数の子:黄金松前」を例にて1つの目安を紹介しますね
この黄金松前は昔からの超ロングヒットの商品で編集部がおすすめする「最強の松前漬け」の1つ。、昆布なら、がごめ昆布が松前漬けに合う味で旨い!北海道産の「昆布」と「本数の子」が使われていて、ごはんにオンして食べると、パクパクいける味です
黄金松前の場合、注文すると冷凍で届き、冷凍のままなら「賞味期限は90日」、届いてからは冷蔵庫→未開封のままで「真空パック保管:冷蔵45日」です
開封後は、冷蔵保管→「なるべくお早めにと記載があり」、簡単に要約すると1週間以内に食べてくださいね!と、推奨してますので、プロがご指南するこのルールを守る。開封後は、10度以下の保管がベストな方法だといえます
松前漬けの常温保管の日持ちは?基本はNG、余った時と作り置きは冷蔵庫保管!
材料とレシピ的に、松前漬けは、傷みにくく、また、作る時期が年末年始・冬ということもあり、食中毒の事例は少ないです。事例としては、松前漬けに近いメニューで「飲食店のアレンジしたメニュー→スルメイカ、あたりめを生のイカに変更」して使ったときに、アニサキス菌が偶然、紛れ込んだ事例くらいです
- 松前漬けの常温保管:非推奨
- 保管温度:20度以下で3~6時間が目安
基本的には、松前漬けの常温保管はNGですが、常温・部屋の温度が20度以下であれば、3~6時間の時間なら「松前漬け」は保管できる可能性があります
お節料理として食べるときは「重箱、お節箱」に入れっぱなしより、食べる分を盛り付けるという食べ方がベスト。食べる分以外は冷蔵庫保管というのが定番の食べ方です
では、次に「松前漬けの冷蔵庫保管の日持ち目安」を保存容器の掃除のやり方から、安心できる保存方法を紹介しますね。残った松前漬け、お正月の作り置きする時の目安になると思います!
松前漬けの冷蔵庫保管の日持ちは何日?密封保管+目安は冷蔵7日以内
松前漬けは、市販の真空パック商品なら、賞味期限が1か月から3か月あります。手作りした「松前漬け」は、常温より冷蔵庫の保管が適しており、冷蔵7日が保管の目安です
- 松前漬けの冷蔵保管:7日
- 保管方法:タッパー、密封容器
- 冷蔵庫の温度:2~6度
松前漬けは、冷蔵庫で作り置きができるお節にぴったりのメニューです。冷蔵庫の中では「菌は繁殖や活動のスピードが落ちる」という特徴があり、つまりは、余った時も同様に、冷蔵庫で保管が出来るという理屈です
数の子・帆立(ホタテ)入りの松前漬けの日持ちは?
松前漬けは、数の子や帆立を一緒に入れて「手作りする」ことがありますよね。数の子・帆立入りも冷蔵の日持ちは同様に7日が日持ちの目安です
布目 | 数の子 | 帆立 |
未開封 | 冷蔵:45日 | 冷蔵:45日 |
開封後 | 冷蔵:1週間 | 冷蔵:1週間 |
冷凍 | 冷凍:90日 | 冷凍:90日 |
保存容器 | 真空パック | 真空パック |
参考までに、市販の松前漬けは「数の子入り」と「帆立入り」で賞味期限と保存方法は同じ内容になっています。市販の商品で開封後は7日以内が1つの目安、自家製の手作りだから、ちょっと心配だなと思う方は「5日以内」を目途とするのが良いかと思います
普通の冷蔵庫は『2~6度で設定』されており、材料の人参の保管に適した温度は「5度以下」ですから、食材的にも問題なし。稀に低い温度、12度前後から活動する菌がいますが、ココも安心ですね
松前漬けはお正月のお節に手作りする機会が多いと思います。7日冷蔵でいますが、食べる量ごとに盛り付けする、ココに注意したら大きく品質が落ちてしまう事は稀です
松前漬けを容器で保管するやり方:アルコール除菌(キッチン用)
【1】手を洗う
【2】乾いた保存容器をアルコール除菌
【3】容器の中→外の順番で除菌する
【4】容器のフタを裏→表の順で除菌する
【5】松前漬けを容器に入れる
【※】ニオイ移り防止に保存袋で2重にするのもあり
松前漬けを保存容器(タッパー保管)に入れ冷蔵保管するやり方の手順です。
松前漬けは「半日から2日程度」、ジップロックに入れて漬け込むのが、一般的な作り方です。
そのまま、ジップロック保管のままで問題ないですが、出来上がったあとは、タッパー保管にするのがベストやり方。松前漬けを保存容器に保管する時は「手を洗う→タッパーを綺麗にする→冷蔵庫へ保管」といった方法です
アルコール除菌はキッチン用のスプレータイプが使いやすく、2,3回、シュシュっとします。ふき取りはキッチンペーパーか、綺麗な布巾を使ってくださいね
松前漬けの冷凍保存の日持ち目安は?冷凍焼け対策と消費期限を解説!
松前漬けはジャンル的に漬物といっても、使う食材は「昆布(がごめ昆布、日高昆布など)」、「スルメイカ(あたりめ)」といった乾物が主体であり、冷凍保存ができます。松前漬けは、冷凍で『2~4週間』が保存の目安、食べる時を考え「1食分ごとに、小分けして保存」しておくと便利です。
冷凍後の解凍方法は「前日→冷蔵庫へ移動」と約1日で自然解凍できます
- 松前漬けの冷凍保存:2~4週間が目安
- 空気あり:2週間
- 空気なし:4週間
- 保存方法:保存袋(ジップ付き)
手作りの松前漬けを冷凍する時は『空気をよく抜く→ジップ付きの保存袋でしっかり密封』して保管します。空気が入った状態は冷凍焼けを起こしますので2週間が目安。よく空気を抜いて冷凍保存する場合は4週間が保存の目安です
松前漬けの人気レシピ⇒数の子入りや北海道の作り方を紹介!
数の子入りの松前漬けの作り方がわからない!買わずに自分で手作りしたい。本場!北海道の味の松前漬けをお正月に作る時用の人気レシピがこちらです
お節にピッタリの数の子入りの松前漬けです。数の子は子だくさんの意味があり、子孫繁栄を願う縁起物になります
松前漬けは、昔の松前藩、現在の北海道の松前郡松前町周辺が発祥の地です
北海道産の日高昆布で作る肉厚な松前漬けが定番ですが、高級感のある『がごめ昆布』は北海道の松前町の名物です!
新潟の松前漬けは『切り干し大根』は入ってるのが特徴です。新潟には「ハリハリ漬け」という漬物があり、松前漬けのレシピに応用されています!
今回は、松前漬けの常温・冷蔵庫、冷凍保存のやり方をしっかり説明しました。松前漬けは、もともと冬の長期保存ができるとして作られ始めた経緯があり、長持ちするメニューです
お正月にご飯を作らず、普段の家事から解放され体を休める意味もありますので、是非、お節の1品にしてしっかり保管していただければと思います