おせち料理の昆布巻きとは『喜ぶ』の語呂合わせと、かんぴょうで巻く作り方から『結び』を意味してありお正月の縁起物として扱われます。
繊維が柔らかく食べやすい日高昆布や早煮昆布の中身に『ニシン』を具材にするのが定番ですが、今では鰊以外の鮭や帆立、たらこなど!
昆布巻きの中身の具材が豊富で、昆布巻きが余ったら保管はどうしたらいいの?と悩んでしまします
今回は、お取り寄せおせち用に買った昆布巻きの賞味期限と消費期限、手作り昆布巻きの常温・冷蔵庫保管の日持ち目安や『昆布巻きは冷凍保存できる?』といった疑問にお答えします
まずは、市販⇒魚のにしん、しゃけ、ホタテ、たらこが中身の昆布巻きの未開封、開封後の保存方法と日持ちする賞味期限から解説します
中身別⇒昆布巻きの賞味期限切れはいつまで?次の日や翌日は大丈夫?
中身なしのかんぴょうと昆布巻きだけなら冷蔵保管5~7日です。鮭やニシンなど、中身に魚や海鮮が入った昆布巻きは未開封が賞味期限120から240日の商品が多く、開封後は10度以下の冷蔵庫で5日以内が食べきる目安です。
真空パック⇒未開封の昆布巻きの中身が、にしん、しゃけ、ホタテ、にしん、たらこの場合は賞味期限120日の商品が大半で、具材に関係なく、開封後は冷蔵庫:10度以下で3~5日以内が日持ちの目安です
昆布巻き | 賞味期限と日持ち目安 | 備考 |
未開封 (真空パック) | 常温:120日 | 直射日光を避ける |
開封後の目安 (中身なし) | 冷蔵庫:7日以内 | 10度以下で保管 |
開封後 (中身:鰊、鮭) | 冷蔵庫:3~5日以内 | 同上 |
開封後 (中身:ホタテ) | 冷蔵庫:3~5日以内 | 同上 |
開封後 (中身:たらこ) | 冷蔵庫:3~5日以内 | 同上 |
開封後の昆布巻きは、真空パックを開けた翌日や次の日は冷蔵保管なら食べる事ができます。5日以内は食べられますが、中身ありの昆布巻きは、風味や味が落ちること:有のため、なるべくはやめに3日以内に食べきりましょう
市販の昆布巻きは真空パックに保管され賞味期限は非常に長く設定されています
賞味期限とは『美味しく食べられる期限の目安』であり、通常メーカーは本当に食べられなくなる期限に約0.7をかけた日数を賞味期限として販売するのが、食品関連メーカーのあるあるです
昆布巻き (未開封:真空パック) | 賞味期限切れ | 備考 |
賞味期限:60日 | +30日迄 | |
賞味期限:120日 | +60日迄 | |
賞味期限:180日 | +60日迄 | ※注意1※ |
上記が推定になりますが、市販の昆布巻き(未開封)の賞味期限切れが食べられる可能性:有の期間になります。120日の賞味期限の昆布巻きなら、賞味期限に1.5倍をした日付の差分の日数=60日が食べられる可能性:有の賞味期限切れの日数と逆算されます
参考までに、市販の昆布巻き(真空パック:未開封)の賞味期限は『120日、180日、240日』の商品が有り、最も長い賞味期限の商品が『240日(※注意1※)』です。180日が賞味期限の商品は計算上+90日となりますが、+60日までとする方が、まだ、安全かと思います
ご自身のご判断と『見た目、香り、カビがないか』を確認した上で最終的に食べるかどうかを判断しましょう。ちょっとでも妙な感じがしたら食べるのは中止です
では、市販の真空パックの昆布巻きの賞味期限と消費期限を説明しましたので、次は『手作りおせち料理の昆布巻き』の保存の仕方と日持ち目安を解説します
昆布巻きの冷蔵庫保管の日持ちはどのくらい?手作りの昆布巻きの保管目安
手作り昆布巻きは冷蔵庫で5~7日が日持ち目安です。ニシンや鮭を昆布で巻いて手作りした昆布巻きは、3日以内が冷蔵できる保管期間です。市販の昆布巻きと違い消費期限が短めな点に注意しましょう。昆布巻きが余ったら、煮汁ごとタッパーに詰めて冷蔵庫に保管になります
冷蔵保存 | 日持ち目安 (お正月) | 日持ち目安 (春・秋・冬) | 日持ち目安 (夏) |
昆布巻き (手作りお節) | 5~7日 | 5~7日 | 5~7日 |
昆布巻き (中身あり) | 3日以内 | 3日以内 | 3日以内 |
シンプルな食材、昆布をかんぴょうで巻いたタイプと違い魚や海鮮入りの昆布巻きは、3日以内が冷蔵保管という事に注意しましょう
シャケや帆立の中身入り昆布巻きや冷蔵庫のドアの開け閉めが多いご家庭は、夏と同じく3日を目途にするのが正解です
家庭用の冷蔵庫は開け閉めの頻度が高い⇒温度変化の繰り返し⇒食材を傷める原因となってしまいます
おせちの作り置き⇒昆布巻きを保存容器で保管するやり方は?
【1】手を洗う
【2】乾いた保存容器をアルコール除菌
【3】容器の中→外の順番で除菌する
【4】容器のフタを裏→表の順で除菌する
【5】容器に昆布巻きの煮汁を入れる
【6】粗熱の冷めた昆布巻きを容器に入れる
※煮汁ごと冷蔵保管です。手作りの昆布巻きの時に煮汁は捨てないようにしましょう
上記の【1】から【5】が昆布巻きが余った時の保存の仕方になります。年末や大晦日に作って冷蔵庫で作り置きする時は、タッパーをアルコール除菌してからが安全です
昆布巻きを冷蔵する時は綺麗な容器を使い冷蔵で保管します。作り置きの容器は、アルコール除菌はキッチン用のスプレータイプがをつかって除菌をしましょう
容器の外から綺麗にし、忘れがちなフタの裏→表の順番で除菌します。ふき取りはキッチンペーパーか、綺麗な布巾で問題ないです
作った後⇒昆布巻きの粗熱が下がるのを待ちながら「手を洗う⇒清潔なタッパーで冷蔵庫に保管」です
昆布巻きの冷凍保存の日持ち目安!昆布巻きは冷凍できる?
冷凍保存 | 空気なし (ジップロック袋) | 備考 |
昆布巻き | 2週間 (食品的に不向き) | 昆布の繊維が壊れます |
昆布巻きは冷凍できるのか。結論を言うと『食品的に2週間の冷凍ができる』けど、昆布の繊維は冷凍すると壊れるため、長く冷凍するとドリップが発生して解凍後に、なんか!ぬめぬめする⇒味も旨さも半減だよ!という状態になります
市販の昆布巻きはネットで注文すると『クール便・冷凍便でなく、常温で宅配⇒保存の仕方は未開封で常温保管』を各種メーカーが推奨しています
昆布巻き | 冷凍 | 備考 |
昆布 | × | ドリップが発生! 旨さ半減! |
ニシン | 可 | – |
シャケ | 可 | – |
ホタテ | 可 | – |
たらこ | 可 | – |
昆布巻きは冷凍保存できるのか。材料のニシン、鮭、帆立など。海鮮具材は冷凍ができますが、煮詰めた昆布が冷凍不向きです
昆布は冷凍するとドリップが発生する可能性:有の食品であり、実は、冷凍保存が向いてないです。2週間以内ならドリップが少なく、食べられることもありますが、基本的に冷凍しても無駄となってしまいます
冷凍昆布から作っているパターンの商品は『冷凍昆布⇒解凍⇒作る』という工程の中で、1度すでに冷凍しています。再冷凍すると食品がまずくなるのと同じ理由で、余った昆布巻きの冷凍はあまりおすすめできません
もしも、昆布巻きを冷凍するなら食材の昆布と作る過程、乾燥昆布が市販として流通する段階で、冷凍した回数が少なく、昆布の表面の汚れをきめ細かくふき取るなど!些細なことに注意して作る必要があります
手作り昆布巻き、市販で買った昆布巻きのどちらも、冷蔵庫:7日以内で食べきるのが賢い保存の仕方になります
昆布巻きの常温放置は危険?常温で日持ちする目安となる時間は?
昆布巻きは、おせち料理であり、長持ちする調味料や長期保存を目的とした作り方になっています。作る時期が年末の12月の為、常温だとしても真夏よりは安全ですよね
しかし、それでも、昆布巻きは常温で空気に触れる環境は望ましくなく、おせち料理と言えども、昆布巻きは「直射日光にあたらない場所」や「10度以下の涼しい場所」で『密封した状態』なければ、常温で保管するのは望ましくないです
簡単に昆布巻きの常温保管のポイントを説明すると、市販の昆布巻きのように真空パック詰めなら常温保管が長くできますが、手作りの昆布巻きは常温は当日中です。作った後は冷蔵庫で保管しましょう
常温 | 冬 | 春・秋 | 夏 |
昆布巻き (開封済) | 当日 | 当日 | 半日程度 |
昆布巻き (手作り) | 当日 | 当日 | 半日程度 |
ネットで注文、スーパーで購入した昆布巻き含め、手作りの昆布巻きは「空気にふれる状態は当日中」が1つの目途です
ラップなしや空気にふれる状態では、おせち料理と言っても長く持たず、作ってからはタッパー等に入れ一旦、冷蔵庫に保管するのがおすすめです
昆布巻き | 常温の危険度 |
6月~ | 中:★★★ |
夏 | 大:★★★★ |
昆布巻きは冬に手作りする事が多く、常温は部屋の温度に気にする必要がありますが
昆布巻きが大好きで正月以外にも作るよ!という方は、夏場や6月頃からの20度を越える温度の季節の常温保管は気を付けてくださいね
昆布巻きは一度、昆布を砂糖、醤油、みりんで煮詰めるといった調理方法であり、食中毒の恐れがある主な菌は75度以上1分の加熱で死滅しています
しかし、夏場の昆布巻きの常温は当日より短く「半日程度」、長くても6時間以内が目途の1つです。
菌が大繁殖を起こす28度と言われますが、25度以上からは、1時間程度。高温になると「10~15分で菌が発芽」と傷みやすくなるので、温度の高い場所、部屋は3時間でもかなり危ないラインだと考えましょう
昆布巻きのおすすめ具材とアレンジのレシピを一挙大公開!
昆布巻きとはシンプルに昆布だけのレシピ以外に、魚のニシンやサーモンなど!お取り寄せ通販に美味しそうな昆布巻きがありますよね
昆布巻きの中身の具をアレンジしたい!手作りしたい方向けに、レシピを一挙大公開中です
昆布巻きの中身 | 備考 |
昆布だけの定番レシピ | 早煮昆布で簡単! |
身欠きニシンの昆布巻き | 圧力鍋で時短! |
昆布が肉厚でトロトロな食感の中身が『昆布だけの昆布巻き』と『定番の身欠きニシンの昆布巻き』のレシピが上記です
昆布巻きの中身 | 備考 |
にしんの昆布巻き (ソフト干し) | 時短レシピ |
身欠きニシンの昆布巻きは圧力鍋を使うと時短で作る事ができますが、水戻しが大変ですよね。身欠きニシンのソフトタイプなら、軽く中火で煮るだけで水戻しができますよ!
お取り寄せお節に中身が『ニシン以外』のサーモンや鮭、ホタテが人気です。北海道の通販でいいのがありますが、自分で手作りする簡単レシピがコチラになります
今回紹介した昆布巻きの保存の仕方と手作りの日持ち目安を参考にして、是非、手作りしてもらえると嬉しいです
昆布巻きの賞味期限や保存方法以外⇒おせち料理の豆知識・雑学は?
ご紹介したおせち料理の昆布巻き以外!おせち料理に大活躍の人気レシピ、昆布巻きや伊達巻、紅白なますなど!手作りおせちの作り置きの日持ちが心配な方向けに、お節料理に役立つ知恵袋を上記でたっぷり紹介中です
さて、今回は、おせち料理の昆布巻きを年末や前日から手作りして作り置き、保管する時の保存の仕方と常温・冷蔵庫の保管の日持ち目安、冷凍保存の消費期限を説明しました
昆布巻きの保存の仕方は冷蔵庫、10度以下の保管を心がけましょう。ニシンや鮭入りの昆布巻きは2日ほど賞味期限が短くなるため、手作りや開封後は3日以内に食べきりましょう