昆布だけの中身なし!昔ながらの定番、シンプルで美味しい昆布巻きの作り方を紹介します
柔らかい昆布巻きの作り方がわからない!おばあちゃん家で昔、食べた味が食べたい!昆布巻き用の昆布の種類を教えて!など、中身なしで絶品の昆布巻きのレシピを徹底的に解説します
昆布巻きを『こんぶ巻き』ではなく『こぶまき!』と昔の言い方で呼びたくなる古き良き時代の素敵な味です
昆布だけの昆布巻き!昆布巻き用のおすすめ昆布の種類は?
昆布巻きに使う昆布の種類は早煮昆布(棹前昆布)が作りやすく、肉厚がお好みの方は日高昆布をついます
野菜や魚は中身に入れずに、昆布だけで作る時は『早煮昆布(棹前昆布):80g』と『かんぴょう:30g』が正月中に食べきりやすい分量です
おせち料理の昆布巻きの作り方は昆布、かんぴょうを水で戻す⇒戻し汁を使って鍋で下記のレシピ分量の★調味料と一緒に煮詰めて作る方法になります
材料 | 分量 |
昆布 (早煮昆布) | 80g |
乾燥かんぴょう | 30g |
塩 (塩もみ用) | 少々 |
水 (もどし汁) | 1000ml |
☆酒 | 大さじ2 |
☆酢 (米酢、穀物酢:推奨) | 大さじ1 |
★砂糖 | 大さじ3 |
★醤油 | 大さじ3 |
★みりん | 大さじ3 |
※かんぴょうは白色:漂白かんぴょうより、茶色の無漂白かんぴょうがおすすめです
上記が昆布だけ!野菜や魚など!中身なしの昆布巻きのレシピ分量です。
昆布巻きの調味料は多め、砂糖・醤油・みりんは各大さじ3が昔ながらの味は味付けです。おばあちゃんの味の昆布巻きは『砂糖・醤油・みりん=1:1:1』の割合が最上位の黄金比率です
昆布を軟らかく煮る方法!昆布とかんぴょうの水戻しのコツを徹底解説!
昆布巻きの昆布は塩もみしたかんぴょうと昆布を水で戻し、調味料で煮る前に酒と戻し水だけよりも、酢を加えて水で戻すのが昆布を軟らかく煮る方法です
短時間で柔らかくなる昆布の種類は、日高昆布より早煮昆布(棹前昆布)が煮込んだ時に早く煮上がります
材料 | 分量 |
昆布 (早煮昆布) | 80g |
乾燥かんぴょう | 30g |
水 (もどし汁) | 1000ml |
塩 (塩もみ用) | 少々 |
【かんぴょうの水戻し】
【1】かんぴょうを水でぬらす
【2】かんぴょうに『塩:少々』で軽く塩もみする
【3】かんぴょうを水洗いする
【昆布の水戻し】
【1】昆布の表面の汚れを布巾でふき取る
【2】かんぴょうと一緒に水戻しする
【3】水もどし時間:10分
昆布巻きの昆布と、かんぴょうの水戻しは上記の手順です。かんぴょうは水気をよく絞ると昆布を巻きやすくなります
昆布を軟らかく煮るために『酒、酢』と一緒に『戻し水』をのちほど使います。戻し水は捨てずにとっておきましょう
昆布巻きの昆布の長さは何cmに切る?幅は?
昆布巻きの大きさを調整したい。昆布巻きの長さは何センチに切るのか分からない方向けに、昆布巻きの昆布を切る長さの目安を早見表にまとめました
材料 | 切り方 |
昆布 | 長さ:20cm |
かんぴょう | 縦:3等分 (厚めに巻く場合) |
食べやすい大きさになる昆布巻きの昆布の切り方は、長さ20cmが目安です。10cmの長さのレシピが多くありますが、太い昆布巻きが作りたい方は長さを短くするより『昆布を2枚』で巻く方が簡単に分厚い昆布巻きができます
昆布巻きの中身のアイデア⇒野菜と魚のおすすめの種類は?
昆布だけの昆布巻きじゃものたりない方向けに、昆布巻きの中身におすすめの野菜と魚の種類を紹介します
中身なしの昔ながらの昆布巻きをアレンジしたい方は、まずは、人参とゴボウから作ってみるといいと思います
中身の分量 | 野菜の昆布巻き |
人参 | 1本 |
ゴボウ | 1本 |
人参はおせち料理の筑前煮、ゴボウはたたきごぼうを作る時に少し余りますよね
人参とゴボウを細切りにして、水に10浸けてから昆布と一緒に巻いて煮詰めると人参とゴボウの昆布巻きに簡単にアレンジできます
また、年々、昆布巻きの中身を魚を入れて作るご家庭が増えております
昆布巻きは語呂合わせて『喜ぶ』、かんぴょうを巻く『結ぶ』という縁起物の意味があり、おせち料理は家族円満や長寿、健康祈願など!一品一品に願いが込められてます。
昆布巻きにおすすめの魚は定番がニシン、子供に人気の魚が鮭です
鮭は出世魚であり災厄を避け子孫が繁栄する。魚のニシンは卵の数がおおいことから子だくさん!子孫が繁栄するという意味があります
中身の分量 | 分量 | 分量 |
中身いろいろ! 昆布巻き | 鮭 1切れ | にしん 1切れ |
昆布巻きの中身に魚を使うなら、2切れの分量で作るのが作りやすいです。シャケやニシンを2切れなら『昆布の量は30g』で『6つの昆布巻き』ができます
でも、中身をいろいろアレンジしてもいいよね!と思ったら『鮭:1切れ、にしん:1切れ』のように合計2切れがおすすめのレシピです
単品!昆布だけの昆布巻きより、いろいろ具が入っていて楽しいね!と思うようなお節料理をたまには作ってみましょう!
※昆布巻きの中身に鮭を入れる時は『×:塩シャケ、×:サーモン』です。生鮭の切り身を使いましょう
昆布巻きの昆布を切る向きと方向!昆布を巻く向きはどっち?
水で戻すと昆布は昆布から見て上に膨張、伸びる為、昆布は自分(人間)から見て横に並べて、まっすぐに縦に切って縦に巻くと食べた時に噛み切りやすいです
昆布を巻く向きは、昆布の長い方を横に並べて縦向きに巻くのが正解です
※昆布巻きの向きは自分から見て横長にならべて縦に切り、縦に巻きます
よくレシピ本の昆布巻きの作り方に、昆布を縦に切ると書かれていますが、昆布を縦にきるとは『昆布から見て縦?長い方?』や『自分から見て縦?短い幅の方?』と、昆布の縦と横がどっちのことを意味しているのか、わかりませんよね
昆布は海の中で縦長に育ちます。昆布にとっての縦とは上向きの事であり、昆布が伸びる、大きくなる繊維の方向は上向きです
水戻しすると昆布は長く上に膨張して伸びますので、昆布は横に長く並べて真っ直ぐの方向にきります。昆布巻きの昆布を巻く方向は繊維に平行になるように、切ってから縦に巻きます
昆布だけの中身なし!昆布巻きのおせちレシピ⇒昆布巻きの作り方を徹底解説!
昆布巻きは、かんぴょうと乾燥昆布と水で戻してから、昆布で巻いてから煮るという作り方になります
作った昆布巻きが固い!とお困りの方は、昆布を軟らかく煮る方法があります。煮る時に水と酒だけでなく、レシピにある『酢(穀物酢、米酢)』と一緒に煮てから、★調味料で仕上げましょう
簡単に柔らかい昆布巻きになります
【1】昆布、かんぴょうを水戻しをする
【2】食材をレシピ通りの大きさに切る
昆布、かんぴょうは全項目を参考にしてください
【3】昆布を巻く
※昆布は昆布の繊維(縦線がある)の方向を横にして、昆布を巻きます
※幅が太い昆布巻きがお好きな方は、昆布2枚で巻きましょう
【4】かんぴょうで3か所を結ぶ
※巻き時はギュっときつい感じで巻くと煮た時にほどけません
材料 | 分量 |
☆酒 | 大さじ2 |
☆酢 (米酢、穀物酢:推奨) | 大さじ1 |
【5】中火:20分
昆布巻きと、戻し水、☆酒、酢を煮る
中火:20分の間はアクがでます。アク取が終わったら弱火にします
【7】弱火:30分
あく取り後は、落とし蓋をして弱火30分です
材料 | 分量 |
★砂糖 | 大さじ3 |
★醤油 | 大さじ3 |
★みりん | 大さじ3 |
【8】★の調味料を入れる
みりん⇒砂糖、醤油の順番で炒れる
【9】弱火:30分
上記の【1】~【9】が、昆布だけ!中身なし昆布巻きの作り方と手順になります
★の調味料と煮詰める【8】の頃から、昆布が柔らかくなりはじめます。火が通ったか気になると思いますが『昆布を触ると崩れやすい』ので、箸でコロコロしたり、つつかないようにしましょう
落とし蓋をしていたら、ちゃんとしっかり火が通ります
昆布巻きが余ったら?正月までの保存の仕方は?
昆布巻きを年末や大晦日に作ったら、タッパーで密封して冷蔵庫で保管をします。正月に昆布巻きが余ったら、鮭やニシンの中身ありが3日以内、昆布だけの昆布巻きが冷蔵3~5日が日持ちの目安です
人参とゴボウを入れた昆布巻きは、昆布だけの昆布巻きと同様に5日以内が冷蔵保管の目安です
昆布巻き | 日持ち目安 | 保存方法 |
冷蔵保管 (中身:鮭、にしん) | 3日以内 | 煮汁ごと タッパー保管 |
冷蔵保管 (昆布だけ) | 3~5日以内 | 煮汁ごと タッパー保管 |
冷蔵保管 (中身:人参、ゴボウ) | 3~5日以内 | 煮汁ごと タッパー保管 |
冷凍保存 | 不向き | 不向き |
昆布巻きの作り置きの注意点や保管方法、保存容器をもう少し、コチラで詳しく説明しますので、興味ある方は参考にしてくださいね
手作りの昆布巻きは、粗熱がさめてからタッパーに入れて冷蔵庫に保管します
昆布巻きは冷凍できる?と昆布巻きの冷凍保存の方法をお探しの方に、残念な情報になりますが、手作りの昆布巻き、市販のどちらも昆布巻きは冷凍保存が向いていない食べ物です
昆布は、冷凍すると繊維が破壊され水分となってドリップが発生します。昆布巻きの美味しさを損なうだけでなく、ちょっとぬるっとした感じがして食べるのが嫌になります
昆布巻きは10度以下で冷蔵庫に保管、作り置きの日持ち目安の5日以内に食べきりましょう
昆布だけ⇒中身なしの昆布巻き以外!人気のおせち料理や簡単レシピを紹介中!
さて、今回は、昆布だけで作る!中身なし昆布巻きの作り方を紹介しました
おせち料理はお取り寄せが増え、昆布巻きの中身に鮭やホタテ入りといった高級なメニューが増えつつあります
正月のおせちを張り切って作りたいけど、昔ながらのシンプルな昆布だけの昆布巻きが安心できるほっとする味です。昆布巻きの中身をアレンジしても野菜の人参やゴボウが、和食らしくていいかと思います
その他、昆布巻き以外に子供に人気のおせち料理を作りたい!
正月だから簡単に電子レンジですぐできるおせちメニューはないの?とお手軽なレシピをお探しの方向けに、プロの味から短時間のスピードおせち迄を上記でたっぷり紹介中です