松前漬けとは、松前藩→現在の北海道の松前郡松前町周辺が発祥の地とされ、具体的にこの世に初めて販売したのは、今はなき「函館の函館山形屋」が1937年に商品化したメニューです。
函館はイカの町、そして寒い地域では冬を越すために長期保存食が必須であった経緯もあり、元祖!作り置きといってよい料理の1つかと思います
今回は、北海道の「本格!松前漬け」が食べたい。作り方はどうやるの?とレシピをお探しの方向けに、北海道味、数の子なしの松前漬けの作り方を徹底紹介しますね
<北海道の味>松前漬けの作り方+人気レシピ「数の子なしOK」
材料 | 分量 | 備考 |
人参 | 150g | 1本 |
スルメイカ (干し) | 2枚 | – |
昆布 | 70g | 約1袋分 |
★醤油 | 200cc | |
★酒 | 200cc | |
★みりん | 100cc | |
★水 | なし |
北海道の味の「松前漬け」のレシピの分量です。水は使わず、調味料+昆布多めです
レシピで紹介した分量は、人参1本、150gとしており、一般的な松前漬けより人参の量は多め→2~3人分の分量です。醤油・酒、みりんは「2:2:1の割合」が丁度よいです
【1】人参を千切りにする
【2】スルメイカ、昆布をハサミでカットする
【3】レシピの★調味料を煮だてる
【4】★調味料が冷めるのを待つ
【5】人参・スルメイカ、昆布を★と合わせる
【6】ジップロック→漬け汁と一緒にもみもみする
【7】漬け込み時間:冷蔵庫→一晩の漬け込み
北海道の松前漬けの作り方は、人参を千切りにする→スルメイカ、昆布を「キッチンバサミ→人参と同じ長さ」にして→★合わせ調味料→一晩(24時間)、冷蔵庫で漬け込むといった手順になります
北海道の松前漬けは「スルメイカ、昆布」ともに「結構、細めに切る=細かく切る」のがポイントです。
濃い目の味付けになるのは、2~3日目くらいからです。2日以上、漬け込むとご飯にのせて食べると美味しい味付けの頃合いです
数の子なしの北海道の味付けでレシピを紹介しました。お節料理用に「やっぱ!数の子も欲しい!」と感じた方、こちらで数の子ありの定番・基本の松前漬けの作り方を紹介します^^
数の子は下処理、塩抜き後を使ってくださいね。数の子の塩抜き方法はコチラ。定番のやり方と時短でデキる簡単な方法を2つ教えちゃいますね
松前漬けにおすすめの昆布とは?
松前漬けは普通の昆布で十分美味しいですが、おすすめは「日高昆布」と「がごめ昆布」です。昆布の90%以上は、北海道産というのが実態ですが、その中でもこの2つがベスト昆布です。
日高昆布は日高、十勝、釧路、函館の地域、がごめ昆布は主に「北海道の松前町・白神岬と函館」でとれる昆布です。松前漬けは、がごめ昆布の産地の松前町の郷土料理なので相性は抜群です
松前漬けの材料はイカはスルメイカ?アタリメなら!縁起良く→あたりめ!
松前漬けの材料のイカは、スルメイカ?それとも、あたりめ?どっちがいいの?
そう思った方、スルメイカと「あたりめ」は同じ製法であり、呼び名の違いだけの区別です。「お金をスル目」のか、お金が増える「当たり目」なのか、ゲン担ぎで言い方が違うだけです
お正月に作るなら、縁起物ですから「あたりめ=当たり目」を使った方が印象は良いですね^^
<北海道の味>松前漬けの保管方法と日持ち目安:冷蔵7日
松前漬けを作りすぎた!余った時や、お正月のお節用に作り置き→大晦日前に作って大丈夫?と日持ちが心配な方はこちら。保管したい時は、冷蔵庫での保管。目安は7日以内に食べきるのがベストです
松前漬けは、ジャンル的に漬け物ですから長く保存できるイメージがあると思いますが、おせち料理で重箱にいれっぱなしにしちゃったなど。冷凍したい時の注意点や保管方法、保存容器をもう少し、コチラで詳しく説明しますので、興味ある方は参考にしてくださいね