生チョコを手作りしたい方向けに、生クリームとチョコ、ココアパウダーだけの材料で簡単にできるレシピを紹介します。
電子レンジを使うとチョコの分離問題を解決しやす為、分離しにくいレンジの時間や材料の割合など!めちゃめちゃ細かく説明します
自分の生チョコの作り方と比較して『間違てったのはココだ!』と解決のヒントを発見してもらえると嬉しいです
※板チョコ:スートチョコレートは、Meiji、ロッテのガーナチョコに対応した生チョコになります
※その他:カカオの割合が40~60%のチョコも同様に下記のレシピで簡単にできます
電子レンジ⇒手作り生チョコの簡単レシピ!分離しない作り方!
簡単に電子レンジで生チョコを作る時は、チョコが分離しないように調理具は、温度変化を防ぐ耐熱ボウルとゴムベラが必須案件です。
レシピの材料はチョコレート、生クリーム、ココアパウダーの3つになります
材料 | 分量 | 備考 |
チョコレート | 200g | 50g×4枚(カカオの割合:40~60%) |
★生クリーム | 100g | 理想:35%付近 |
☆ココアパウダー | 適量 | – |
手作り生チョコを作る時は、パッケージ記載のグラム数、カカオの割合(40~60%)、生クリームの脂肪分を確認しましょう。
生チョコで失敗しがちな事は溶かした後に、分離を起こして残念な事になる事です
チョコの分離を防ぐ為に、まずは、チョコレートと生クリームの分量を『2:1』に割合にしましょう。板チョコ50gのなら4枚:200gと、生クリーム100gが分離しないレシピ分量になります
チョコ200gで失敗をしてしまう方は『35%付近の生クリーム』と『チョコの量を増量:4枚⇒5枚』に変更し法則崩れで作る方が作りやすいかもしれません。この分量はチョコが早く固まりやすいです
【生チョコの作り方】
【1】チョコを包丁で細かく刻む
チョコレートを包丁で細かく刻みましょう。チョコを溶かした時に『大きいチョコ』があると分離しやすいです
電子レンジで作る生チョコはパキっと割っただけでも分離しにくいです
しかし、念を押して『分離回避』の為に、包丁で刻みましょう。ザクザクとチョコを細かくした後は『ボウル』にチョコを入れます
※チョコにとって水分は天敵です。ボウルに水滴がついていたら確実にふき取りましょう
【2】電子レンジ:600Wで1分で溶かす
チョコと生クリームを電子レンジ:600W、1分の加熱で溶かします。レンジで1分は『見た目で溶けてない感じ』がしますが、ゴムベラをあてると中身は溶けています
不安になって加熱する時はあまり加熱しすぎると分離します。チョコの粒が気になる方は、追いレンジ加熱は5~10秒までが目安です
※ゴムベラは温度がわかりにくく、チョコの温度が安定します
※経験上、レンジ加熱は『チョコはチョコ』、『生クリームは生クリーム』だけでやるより一緒に加熱した方が分離しにくいです
※分けてそれぞれレンチンする時は、一度に全部を混ぜずに『3回』に分けて丁寧に混ぜましょう
【3】レンジしたチョコをゴムベラで混ぜる
加熱したチョコと生クリームをゴムベラで混ぜます。
※隠し味でお酒を入れる時は【3】のタイミングです
【4】容器:ラップを敷く
【5】容器:チョコを流し込む
【6】表面を滑らかにする
表面を整えたら容器をさらに、ラップします
【7】2~3時間:冷蔵庫でチョコを冷やす
【8】チョコをカットする
チョコをカットする時に『包丁をお湯で温める⇒水分を拭き取る』の手順を加えるとチョコレートが切りやすくなります
冷やした生チョコは『端:各1cmほど』を切り落とし、5cm角になるように切り分けましょう
【9】☆ココアパウダーをかける
パウダーをかける時は、茶こしを使いましょう。細かくさらっとした生チョコになります
上記の【1】~【9】が、生クリームを使った基本の生チョコの電子レンジの作り方になります。チョコが分離しないように作り方にポイントを入れ込んでいますので、手順通りに作るのがおすすめです
もう少し、チョコの分離の事を知りたい方は次項目が参考になると思います。
生チョコが分離した!原因と対策を教えて!
材料が少なく、電子レンジでチョコを溶かすだけの簡単な作り方のはずなのに、生チョコが分離してしまった方は、次の箇所を探ってみて原因を見つけましょう
生チョコと油分がよく分離する原因を下記にまとめました。
原因 | 分離しないコツ |
【1】分量の比率 | チョコ、生クリームの割合 2:1の分量 |
【2】水分 | ボウルの水滴をふく |
【3】チョコを割っただけ | チョコを刻む |
【4】チョコの温度 | チョコの種類ごとに対応する |
【5】生クリーム | 温度調整をする |
【6】マーガリン | 無塩バターにする |
【1】チョコレートと生クリームの分量
チョコレートと生クリームを『2:1の割合』の分量にしましょう。レシピ分量を間違えてしまうとチョコが分離した理由を特定できなくなりがちです
【2】水滴
チョコレートは水分と油分が絶妙なバランスをしています。ほんの少しの水滴、水が加わるだけで簡単に分離をしてしまいます。調理具、特に耐熱ボウルの水滴がある時は必ずふき取りましょう
【3】溶かす前のチョコを刻む
チョコレートを溶かす時に、電子レンジなら『バキ』っと大きめに割っても比較的分離しませんが、溶かす時は『細かく刻む』のが基本です
【4】チョコの温度
チョコレートは55度~60度以上など。高温になると完全に分離しやすくなります。高温になる事を避けましょう
チョコの種類 | 溶ける温度 |
スイートチョコ (カカオの割合:40~60%) | 50~55℃ |
ミルクチョコ | 45~50℃ |
ホワイトチョコ | 40~45℃ |
チョコレートは上記の温度から溶けますので、なるべく範囲内でチョコを溶かしましょう
【5】生クリームの温度
生クリームが熱すぎる温度であると、チョコと混ぜた時に分離する事があります。生クリームは『指で触って、温かい』と思うくらいが目安の温度です
【6】マーガリンを使わない
レシピ本に『無塩バター』と記載があっても、マーガリンで良いではないかと代用すると、チョコが分離します。マーガリンの方が安いからという理由で代用するのはやめましょう
分離した生チョコの復活方法!対象方法は2つ!
生チョコが分離した時は、ココアパウダーを多めに使ってごまかしちゃおう!とすると、さらに状況が悪化する事がありましょうね。分離したチョコは食べても問題ない為、再利用するなら焼きチョコ、もしくは、ガトーショコラにするとよいでしょう
しかし、バレンタインやプレゼント用のチョコはリメイクする訳にいきませんよね
分離した生チョコ | 対処方法 |
【A】電子レンジ | 10秒:レンチン+混ぜる 目安:3~4回 |
【B】チョコを湯煎 | 温めた牛乳、生クリーム 大さじ1 |
【A】電子レンジ
分離してしまった生チョコは、電子レンジで復活させるなら【A】の方法です
分離具合に寄りますが『電子レンジ:10秒加熱』をした後に『混ぜる事』を繰り返します。だいたいですが3~4回で分離が復活します。目で見た感触で『そろそろかな?』と思ったときは、10秒⇒5秒に最後は時間を短めにしましょう
【B】湯煎+温かい牛乳、生クリーム
かなりひどく分離してしまった時は【B】の方法です。
レシピで使用した生クリームの残りを使って、分離した生チョコを復活させる方法があります。スイートチョコなら50~55℃の温度で湯煎をして、もう一度、チョコレートを溶かします
その後に『電子レンジ600W』で10秒を加熱した『生クリーム、もしくは、牛乳:大さじ1』を混ぜます。混ぜる時は力は弱め、やさしく混ぜましょう。だいたい上記の方法で分離したチョコが復活します
手作り生チョコは何日もつ?生チョコの保存の仕方を紹介!
手作り生チョコの冷蔵庫保管は、作ってから4日以内が日持ちする目安です。食べごろは2日以内の為、プレゼント用の生チョコは渡す2日前から手作りしましょう
保存方法 | 賞味期限 | 備考 |
常温保管 | 2~3日以内 | 温度:15℃~22℃ 直射日光を避ける |
冷蔵庫保管 | 2~4日以内 | 10度以下が推奨温度 |
冷凍保存 | 2週間 | 個別ラップ 冷凍用密封袋 |
市販の生チョコは2週間の賞味期限の商品が多いですが、手作り生チョコは4日以内が目安となる日持ちになります
特に常温保管は部屋の温度が高いと溶けてしまう為、15~22℃の範囲の場所で直射日光が当たらないように保管しましょう
さて、今回は、電子レンジを使った生チョコのレシピとチョコが分離しない温め方、混ぜ方のコツを取り入れた作り方を紹介しました
チョコレートのカカオの割合は40~60%、生クリーム脂肪分は35%付近が大人の手作り生チョコに人気の味です。濃厚さよりもカカオ本来の美味しさが、男性向けのプレゼントに喜ばれます!