冷凍殻付あさりを使った使った『あさりのお吸い物』の作り方を紹介しています
冷凍あさりは業務用スーパーやドラッグストアの冷凍食品にある殻付を使います。出汁の取り方を基本の作り方通りなら『冷凍むき身のあさり』で代用も可の人気レシピです。ぜひ、作ってみてください。
【お吸い物】冷凍あさりの汁物レシピ!水から?お湯からのどっち?
冷凍殻付あさりは、水から煮ると貝が開かず焦ってしまうため、沸騰したお湯から入れる作り方になります。後から冷凍アサリを入れるとなると、出汁の取り方が心配になりますが、レシピの手順通りでしっかり味の出汁がとれます
材料 | 2人分 | 3人分 |
冷凍あさり(殻付) | 200g | 300g |
★薄口醤油 | 小さじ1 | 大さじ1 |
★酒 | 小さじ2 | 大さじ1 |
★塩 | 小さじ1/4 | 小さじ1/3 |
☆昆布(5cm角) | 適量(3g) | 1枚(5g) |
☆水 | 400cc | 600cc |
冷凍あさりからのお吸い物の作り方は、冷凍あさり:200g(殻付き)に、昆布を3gと水400ccの出汁と一緒に煮て、後から入れた貝が全部開いたら、薄口醤油が小さじ1、酒が小さじ2、塩:小さじ1/4で味付けをします
【1】鍋:中火⇒☆水と昆布を入れる
鍋に『☆水』と『昆布(5cm角)』を分量通りに入れます。中火で2~3分、加熱します
【2】沸騰する直前:昆布を取り出す
中火で煮だてたら、昆布を取り出します
【3】鍋:冷凍あさりを入れる
冷凍あさりは、凍ったまま、出汁をとった鍋にいれます。冷凍殻付あさりは、水からではなく、沸騰したお湯からのタイミングで煮ると貝がちゃんと開きます
【4】中火:アクをとりながら様子を見る
【5】冷凍あさり:貝が開くのを待つ
冷凍あさりの貝が全部、開くのを中火で煮ながら待ちます。貝が開いたら火を止めます
【6】火を止めて★調味料を加える
火を止めてから、薄口醤油、酒、塩を溶きます。
【7】完成
最後に軽く温めたら、あさりの汁物が出来上がります。あさりのお吸い物を器に入れたら『小ねぎ』や『三つ葉』を盛りつけましょう
上記の【1】~【7】が、冷凍殻付あさりを使ったお吸い物の作り方になります
今回のレシピは、殻付きを使用していますが、業務用スーパーやドラッグスストア、冷凍食品コーナーの『冷凍あさりのむき身』を代用して作る事もできます
冷凍あさりを水から煮るとあさりが開かない理由とは?
あさりのお吸い物を作る時、あさりは水から煮るのか。沸騰したお湯の時に鍋に入れるのが正しいのか。料理本を見ると『お湯になってから、アサリを入れる』と書いてあります
冷凍あさりを水から煮ると開かない貝があります。冷凍あさりは『高温で加熱』する事で貝柱が凝縮して貝が開きます。そのため、冷凍アサリは『水からではなく、沸騰したタイミング』で鍋に入れましょう
なぜ?水からとお湯からの作り方があるのか。生きたアサリ(潮干狩りのアサリ)は、水の時からアサリを煮た方が、たくさんの旨味成分が出ますが、冷凍アサリは低温から煮ると貝が開かない問題にぶちあたります
冷凍あさりは『高温で一気に加熱』すると貝柱がキュっとなり、貝がパカっと開くという仕組みです
簡潔に言うと、生きたアサリは水から煮た方が良く、冷凍あさりは沸騰したお湯から煮るのが正解の作り方になります
もう少し、あさりの貝が開かない原因を探りたい方は『あさりが開かない原因』を拝見してください
あさりのお吸い物が余ったら?日持ちは?食中毒防止に冷蔵・冷凍保存!
あさりのお吸い物が余ったら、どのくらい日持ちするのか。常温の鍋ごと保管は食べる前に再加熱が必要です。冷蔵庫の保管は、2日以内が日持ちする目安になります
お吸い物の具が貝類の為、1日に1回、再加熱をして食べる前にも沸騰させて温める必要があります
保存方法 | 賞味期限 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | 再加熱:必要 |
冷蔵庫保管 | 2日以内 | 1日回の定期加熱:必要 微妙:電子レンジの温め直し |
冷凍保存 | 2週間 | 冷凍用密封袋 |
あさりのお吸い物は、電子レンジで温め直しがNGではないですが、再加熱は鍋を使って火を通しましょう。
お吸い物の保管は常温を避け、次の日や翌日に食べるとしても、一旦は冷蔵庫に保管しましょう。長期保存の冷凍保存は、タッパーより冷凍用密封袋の方が日持ちします
さて、今回は、殻付きの冷凍あさりを使ったお吸い物のレシピを紹介しました
冷凍あさりを汁物に使う時のポイントは『あさりを入れるタイミング』です。冷凍あさりは、凍ったまま、お湯になってから入れると、貝柱が凝縮して強制的に貝が開きます
後入れのアサリは出汁がちゃんと取れるのかとご心配の方も、昆布を先に良く煮ておくと、しっかり味の『あさりのお味噌汁』に仕上がります