昆布出汁に八丁味噌を使った『あさりの味噌汁』の作り方を紹介しています
あさりの味噌汁の2人前の赤だしの味噌となり、愛知県の味噌汁の味になる作り方のコツを盛り込んでいます
【八丁味噌】あさりの味噌汁の赤だしレシピ!濃いめの味噌汁が激ウマ!
あさりの味噌汁に赤だしを使うレシピは、あさり:200g(殻付き)に、八丁味噌が大さじ2、水の分量:500mlに昆布1枚(5cm角)が2人前の分量になります
八丁味噌なら、カクキュー、まるや八丁味噌がおすすめ。その他、イチビキの八丁味噌で代用ができます
【下準備と下処理】
あさりの味噌汁の下準備に『あさりの砂抜き』をします。砂抜き後は、水からザルにあげて30分ほど待ちましょう。あさりが持つ塩分が抜け、塩抜きができます
※砂抜きの方法は『時短:あさりの50度洗い』と『簡単:ペットボトル500mlの砂抜き』をご参考にしてください
材料 | 2人分 | 3~4人分 |
あさり(殻付き) | 200g | 300g |
三つ葉 | 適量 | 適量 |
★味噌 | 大さじ2 | 大さじ3 |
☆昆布(5cm角) | 1枚 | 2枚 |
☆水 | 500cc | 700cc |
※材料:薬味と飾りつけは『三つ葉』や『小ネギ』、シャキっとした食感なら『水菜』がおすすめです
【1】あさり:こすり洗いをする
砂抜き後(塩抜きを含む)のアサリを流水で『こすり洗い』をします。貝殻に汚れとぬるぬる箇所をきれいに流します
【2】鍋:☆水と昆布、あさりを入れる
鍋に『☆水』と『昆布(5cm角)』を分量通りに入れます
アサリを入れるタイミングにちょっとしたコツがあります。
沸騰前の段階、水から、あさりを入れます。あさりは、沸騰したお湯ではなく、水から煮ると旨味エキスがたっぷり出ます
※冷凍アサリの場合※
冷凍あさりを水から煮ると開かない貝があります。冷凍あさりは『高温で加熱』する事で貝柱が凝縮して貝が開きます。そのため、冷凍アサリは『水からではなく、沸騰したタイミング』で鍋に入れましょう(詳細と理由は次項目で解説)
【3】鍋:中火⇒弱火(3分)
中火で煮だてたら弱火にします。弱火にしてと3分ほどで、あさりがパカっと開きます。貝が開いたらアクを取りましょう
【4】鍋:☆昆布を取り出す
鍋が沸騰したら、昆布を取り出します。昆布を味噌汁から取り出すタイミングは『あさりが開いた時』が頃合いです
【5】味噌:火を止めて味噌を加える
火を止めてから、おたまに味噌を入れ、味噌を溶きます。
【6】完成
最後に軽く温めたら、あさりの味噌汁が出来上がります。あさりの味噌汁を器に入れたら『薬味:三つ葉』を盛りつけましょう
上記の【1】~【6】が、あさりの味噌汁に赤だし(八丁味噌×昆布出汁のコラボ)を使った汁物の作り方になります
潮干狩りで採ったアサリ以外、スーパーの生きたアサリを味噌汁の具にするときも『砂抜き』をしましょう。体感ですが、スーパーのあさりを砂抜きしないと15匹に1匹くらい『ジャリっと砂』が混ざっています
あさりが開かない!あさりを入れるタイミングは水から?お湯から?
あさりの味噌汁を作る時、あさりは水から煮るのか。沸騰したお湯の時に鍋に入れるのが正しいのか。料理本を見ると『お湯になってから、アサリを入れる』と書いてあります
なぜ?水からとお湯からの作り方があるのか。生きたアサリ(潮干狩りのアサリ)は、水の時からアサリを煮た方がたくさん旨味成分が出ますが、冷凍アサリは低温から煮ると貝が開かない問題に遭遇します
冷凍あさりは『高温で一気に加熱』すると貝柱がキュっとなり、貝がパカっと開くという仕組みです
簡潔に言うと、生きたアサリは水から煮た方が良く、冷凍あさりは沸騰したお湯から煮るのが正解の作り方になります
もう少し、あさりの貝が開かない原因を探りたい方は『あさりが開かない原因』を拝見してください
【定番】あさりの味噌汁に合う具材は?具だくさんレシピを紹介!
あさりの味噌汁の定番の具といえば、ネギがご家庭で王道なレシピになります。ネギとアサリの組み合わせは、味噌汁だけでなく、酒蒸しともピッタリの食材ですよね
あさりだけの味噌汁では物足りない。何か足りないと思ったときは、緑の色味を取り入れてみましょう。野菜類なら、ネギ以外に『三つ葉』が第二の定番の具です!
あさりの味噌汁にネギ以外の具なら、季節によってはワカメが味噌汁におすすめの具材です
アサリが大量に採れる3月後半から6月は、実はワカメが旬の時期です。生わかめとアサリの海コラボは素敵な組み合わせの味噌汁の具、旨味アップにつながる食材です。簡単に家にある『乾燥わかめ』を一緒に煮ても美味しいでよ
【変わり種】あさりの味噌汁の変わり種は山口県の『白味噌の貝汁』
八丁味噌を使った赤だしのアサリの味噌汁は他県の方にとったら、変わり種の味噌汁です。八丁味噌以外の変わり種は『山口県の白味噌』の『あさりの味噌汁』も、オススメの汁物になります
あさりの味噌汁の変わり種と言えば、赤だし以外は『山口県の貝汁』が有名です
山口県小野田市のドライブインみちしおにある『貝汁は具沢山』な事が名物となっています。山口では、あさりの味噌汁を『白味噌』をベースの出汁として、あさりの数が1人前で『30個』と通常の3倍の量がはいっています
1人30個のアサリとまでは言わなくても、ちょっと多めの『あさり』と白味噌で、貝汁を作ってみてはいかがでしょうか
【調味料別】あさりの味噌汁の基本の作り方から人気レシピを紹介!
あさりの味噌汁は、様々な出汁と味噌を組み合わせると作り方が豊富にあります。合わせ調味料の割合や2人前から3、4人分の『あさりの味噌汁』の人気レシピを紹介します
あさりの味噌汁に定番の調味料は、ほんだしを加えて簡単に出汁ができます。基本の王道な『あさりの味噌汁』なら、ほんだしを使って作ってみましょう
あさりの味噌汁が余ったら?日持ちは?食中毒防止に冷蔵・冷凍保存!
あさりの味噌汁が余ったら、どのくらい日持ちするのか。常温の鍋ごと保管は食べる前に再加熱が必要です。冷蔵庫の保管は、2日以内が日持ちする目安になります
あさりの味噌汁は具が貝類の為、1日に1回、再加熱をして食べる前にも沸騰させて温める必要があります
保存方法 | 賞味期限 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | 再加熱:必要 |
冷蔵庫保管 | 2日以内 | 1日回の定期加熱:必要 微妙:電子レンジの温め直し |
冷凍保存 | 2週間 | 冷凍用密封袋 |
あさりの味噌汁は、電子レンジで温め直しがNGではないですが、再加熱は鍋を使って火を通しましょう。
味噌汁の保管は常温を避け、次の日や翌日に食べるとしても、一旦は冷蔵庫に保管しましょう。長期保存の冷凍保存は、タッパーより冷凍用密封袋の方が日持ちします
さて、今回は、赤だしの味噌汁を作りたい方向けの『あさり』と『八丁味噌』の郷土料理レシピを紹介しました
八丁味噌は愛知県の岡崎市のカクキュー、まるや八丁味噌が有名な味噌です。同じ愛知県内では蒲郡市の大あさりが名物であり、田原市は大粒のアサリがたくさん採れる地域になります
郷土料理として赤だしと、アサリは相性抜群の具です。是非とも一度、愛知県流のアサリの味噌汁に挑戦してみてください