生わかめと貝を具にした『あさりの味噌汁』の作り方を紹介します
味噌汁に生ワカメを使う時の下ごしらえの下処理、湯通しわかめの茹で時間や、あさりの砂抜きの方法までを徹底的に詳しく解説します。
生わかめの下ごしらえと下処理の方法!味噌汁に入れるタイミングは?
生わかめは、茶色の色をしており、湯通しすると緑色になります。味噌汁用の生わかめは、下ごしらえをしてから、出汁と一緒に鍋にいれます。生わかめをそのまま鍋に入れると、磯の香りが強く、一度、湯通しをしてからが基本の味噌汁の作り方になります
【生わかめの下ごしらえ】
買って来た茶色の生わかめは、湯通しをしても歯ごたえが良く、おすすめの味噌汁の具です。そのままでは少し食感が硬すぎる上、磯の香りがしますが、味の加減が難しくなります。安定した味の激ウマの味噌汁を作るために、生わかめを湯通ししましょう
【1】生わかめ:水で洗う
【2】お湯:沸かす
【3】1分:湯通しする
沸かした湯に、加熱時間の目安は30秒~1分、わかめが緑色になった時がベストタイミングです
【4】ボウル:冷水さらす
味噌汁が美味しくなるコツの1つが、生わかめは湯通し後に冷水にさらす事です。ワカメが引き締まり、より食べた時の歯ごたえが良くなります
【1】~【4】が、味噌汁用の生わかめの下ごしらえの方法になります
味噌汁用の生ワカメの下処理は、生ワカメを洗う、湯通しをする、冷水にさらすの3つの手順になります。生わかめは、このあと、味噌汁にいついれたら良いのか。生わかめを鍋にいれるタイミングは『煮だったお湯に出汁の素を入れた後』になります
詳しくは、次に、具体的な味噌汁の作り方の手順【3】の箇所になります
【激ウマ】あさりの味噌汁の生わかめ入りの人気レシピ!
生わかめ入りのあさりの味噌汁は、あさり:200g(殻付き)と生わかめ:50gに、和風だしが小さじ1、水の分量は400mlになります。味噌が大さじ2を加えて2人前の分量になります
【下準備と下処理】
あさりの味噌汁の下準備に『あさりの砂抜き』をします。砂抜きは海水と同じ塩分(3%)につけて行います。砂抜き後は、水からザルにあげて30分ほど待ちましょう。あさりが持つ塩分が抜け、塩抜きができます
※砂抜きの方法は『時短:あさりの50度洗い』と『簡単:ペットボトル500mlの砂抜き』をご参考にしてください
潮干狩りで採ったアサリ以外、スーパーの生きたアサリを味噌汁の具にするときも『砂抜き』をしましょう。体感ですが、スーパーのあさりを砂抜きしないと15匹に1匹くらい『ジャリっと砂』が混ざっています
材料 | 2人前 | 3人前 |
あさり(殻付き) | 200g | 300g |
生わかめ | 50g | 75g |
小ねぎ | 1本 | 1本半 |
★味噌 | 大さじ2 | 大さじ3 |
☆和風だし | 小さじ1 | 大さじ1/2 |
☆水 | 400cc | 600cc |
※材料:小ねぎを5mmの幅に小口切りにしておきます
【1】あさり:こすり洗いをする
砂抜き後(塩抜きを含む)のアサリを流水で『こすり洗い』をします。貝殻に汚れとぬるぬる箇所をきれいに流します
【2】鍋:☆水とアサリを入れる
沸騰前の段階で、あさりを水に入れます。あさりは、沸騰したお湯ではなく、水から煮ると旨味エキスがたっぷり出ます
※冷凍アサリの場合※
冷凍あさりを水から煮ると開かない貝があります。冷凍あさりは『高温で加熱』する事で貝柱が凝縮して貝が開きます。そのため、冷凍アサリは『水からではなく、沸騰したタイミング』で鍋に入れましょう(詳細と理由は次項目で解説)
【3】鍋:☆和風だしと湯通しわかめを入れる
【4】鍋:中火⇒弱火(3分)
中火で煮だてたら弱火にします。弱火にしてと3分ほどで、あさりがパカっと開きます。貝が開いたらアクを取りましょう
【5】味噌:おたまで加える
おたまに味噌を入れ、味噌汁にします
【6】完成
あさりの味噌汁を器に入れたら『小ねぎ』をちらして盛りつけます
上記の【1】~【6】が、美味しい味噌汁の作り方のコツを盛り込んだ味噌汁の作り方になります。
生わかめの歯ごたえ良し、出汁と味噌のバランスがよく、あさりの旨味がぎっしり詰まっています。アサリは水から一緒に、加熱する方が旨味たっぷりになります。是非、上記の手順で味噌汁を作ってみてください
乾燥わかめから、味噌汁を作る時は、生わかめと同じく【3】の箇所で一緒に鍋にいれます
乾燥ワカメの場合は『水戻しは不要』です。乾燥わかめは10倍に増えますので分量は『2人前:5gが50g』、『3人前:7.5gが75g』のワカメになります
あさりが開かない!あさりを入れるタイミングは水から?お湯から?
あさりの味噌汁を作る時、あさりは水から煮るのか。沸騰したお湯の時に鍋に入れるのが正しいのか。料理本を見ると『お湯になってから、アサリを入れる』と書いてあります
なぜ?水からとお湯からの作り方があるのか。生きたアサリ(潮干狩りのアサリ)は、水の時からアサリを煮た方がたくさん旨味成分が出ますが、冷凍アサリは低温から煮ると貝が開かない問題に遭遇します
冷凍あさりは『高温で一気に加熱』すると貝柱がキュっとなり、貝がパカっと開くという仕組みです
簡潔に言うと、生きたアサリは水から煮た方が良く、冷凍あさりは沸騰したお湯から煮るのが正解の作り方になります
もう少し、あさりの貝が開かない原因を探りたい方は『あさりが開かない原因』を拝見してください
【定番】あさりの味噌汁に合う具材は?具だくさんレシピを紹介!
あさりの味噌汁の定番の具といえば、ネギがご家庭で王道なレシピになります。ネギとアサリの組み合わせは、味噌汁だけでなく、酒蒸しともピッタリの食材ですよね
あさりだけの味噌汁では物足りない。何か足りないと思ったときは、緑の色味を取り入れてみましょう。野菜類なら、ネギ以外に『三つ葉』が第二の定番の具です!
【変わり種】あさりの味噌汁の変わり種は『八丁味噌』
あさりの味噌汁の変わり種は、八丁味噌を使った赤だしです。八丁味噌とは、あさりがたくさんいる愛知県の名物の味噌になります
八丁味噌の濃い目の味と、あさりの海のエキスがぐっと来る味がとても美味しいです。八丁味噌は愛知県岡崎市八丁町のカクキュー、もしくは、同じ八丁町の『まるや八丁味噌』が、赤だしを作る時のおすすめの味噌になります
あさりの赤だしは、小葱より『三つ葉』、シャキシャキする『水菜』を味噌汁の具にすると相性抜群です。機会があったら、是非、八丁味噌で、あさりの味噌汁を作ってみてくださいね
【調味料別】あさりの味噌汁の基本の作り方から人気レシピを紹介!
あさりの味噌汁は、様々な出汁と味噌を組み合わせると作り方が豊富にあります。合わせ調味料の割合や2人前から3、4人分の『あさりの味噌汁』の人気レシピを紹介します
あさりの味噌汁に定番の調味料は、ほんだしを加えて簡単に出汁ができます。基本の王道な『あさりの味噌汁』なら、ほんだしを使って作ってみましょう
あさりの味噌汁が余ったら?日持ちは?食中毒防止に冷蔵・冷凍保存!
あさりの味噌汁が余ったら、どのくらい日持ちするのか。常温の鍋ごと保管は食べる前に再加熱が必要です。冷蔵庫の保管は、2日以内が日持ちする目安になります
あさりの味噌汁は具が貝類の為、1日に1回、再加熱をして食べる前にも沸騰させて温める必要があります
保存方法 | 賞味期限 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | 再加熱:必要 |
冷蔵庫保管 | 2日以内 | 1日回の定期加熱:必要 微妙:電子レンジの温め直し |
冷凍保存 | 2週間 | 冷凍用密封袋 |
あさりの味噌汁は、電子レンジで温め直しがNGではないですが、再加熱は鍋を使って火を通しましょう。
味噌汁の保管は常温を避け、次の日や翌日に食べるとしても、一旦は冷蔵庫に保管しましょう。長期保存の冷凍保存は、タッパーより冷凍用密封袋の方が日持ちします
今回は、味噌汁の具に『生わかめ』と『あさり』を使った美味しい味噌汁の作り方とコツを紹介しました
貝汁の具に、生ワカメを使いたいけど、生わかめの下ごしらえと、湯通しが必要なのか。激ウマな味噌汁を作るためのテクニックを満載でお届けできたと思います
その他、貝類のアサリやハマグリと一緒に、乾燥わかめから味噌汁を作る方法を載せています。生わかめがなくても、ワカメとアサリの味噌汁は出来ますので、是非、夕飯の汁物の一品にご検討くださいませ