ひな祭りの桃の節句の時期は、ハマグリが高い。ちょっと、横目を見るとアサリの方がお安くお手頃ですよね
3月から5月後半まではアサリが旬で旨い時期、こどもの日の端午の節句まで大活躍する『あさりのお吸い物』の作り方を紹介します
蛤と同じく、二枚貝の『あさり』は『絶対に貝殻がピッタリ合う』から夫婦円満としてお祝いの日の汁物に使われます。ハマグリを代用して、是非、子供に好評の昆布なしの『あさりのお吸い物』を作ってみてくださいね
【昆布なし】あさりのお吸い物の人気レシピ!子供が喜ぶ汁物の味付けを紹介
子供が喜ぶ!昆布なしの人気のお吸い物の作り方は、あさり:200g(殻付き)を水から煮て、布ごしをしたら調味料を加えます。貝を鍋に戻したら、白だし50ml、酒が大さじ1が3人分の分量になります
※2人分のアサリの汁物は下記のレシピ表:左を参考にしてください
【下準備:あさり】
お吸い物の下準備に、海水と同等の塩分濃度の塩水に入れ、あさりを砂抜きします。砂抜き後は、水からザルにあげて30分ほど待ち、あさりに含まれる余分な塩を抜きます
※砂抜きの方法は『時短:あさりの50度洗い』と『簡単:ペットボトル500mlの砂抜き』をご参考にしてください
材料 | 2人分 | 3人分 |
あさり(殻付き) | 200g | 300g |
三つ葉 | 適量 | 適量 |
お麩 | 適量 | 適量 |
★白だし | 25ml | 50ml |
★酒 | 小さじ2 | 大さじ1 |
☆水 | 400cc | 600cc |
【1】あさり:こすり洗いをする
砂抜き後のアサリを水で、こするように洗います。貝殻に汚れとぬるぬるする箇所をきれいに流しましょう
【2】鍋:☆水と、あさりを入れる
鍋に『☆水』と『あさり)』を分量通りに入れます
あさりのお吸い物を作る時は、水から、あさりを入れます。あさりをじっくり出汁と煮込むことで、旨味成分がたっぷりになります
※冷凍アサリの場合※
冷凍あさりが材料の時は、水から煮ると貝が開かない心配になります。冷凍あさりは『高温で加熱』する事で貝柱が凝縮して貝が開く仕組み(詳細と理由は次項目で解説)です。そのため、冷凍アサリは『水からではなく、沸騰した時』から鍋に入れましょう
【3】鍋:中火⇒弱火(2~3分)
中火で煮だてたら弱火にします。弱火にしてと2~3分すると、あさりが開きます。アクを取りながらじっと待ちます
アサリが開くまでは、貝を菜箸であまり触らないようにしましょう。
【4】鍋:布ごしをする
あさりの口が開き、貝が全部空いたら、一度、鍋から取り出します。布ごしをしてより、余分なものがないように見栄えをよくします
【5】★調味料:火を止めて★白だし、酒を加える
火を止めてから、調味料を加えて味を調えます。
【6】お麩を入れる
最後に軽く温めたら、あさりのお吸い物が完成です。お吸い物を器によそって最後に『三つ葉』を盛りつけましょう
上記の【1】~【6】が昆布を使わない!白だしのあさりのお吸い物の作り方になります。出汁用の昆布がないときに、白だしがあったらすぐにできる汁物です!
その他、あさりのお吸い物を作ると、スーパーのアサリは砂抜きが必要か、不要か。迷いがちですが、砂抜きをした方が良いです。経験則になりますが、スーパーのあさりは、15匹に1匹ほど、砂がまだ混ざっている印象があります
あさりが開かない!あさりを入れるタイミングは水から?お湯から?
あさりのお吸い物を作る時、あさりは水から煮るのか。沸騰したお湯の時に鍋に入れるのが正しいのか。レシピ本を見ると『沸騰した鍋にアサリを入れる』と記載があります
水からと沸騰後の2つの作り方があるのか。生きたアサリ(潮干狩りのアサリ)は、水の時からアサリを煮た方がたくさん旨味成分が出ますが、冷凍アサリは低温から煮ると貝が開かない問題に遭遇します
冷凍あさりは『高温で一気に加熱』すると貝柱がキュっとなり、貝がパカっと開くという仕組みです
簡潔に言うと、生きたアサリは水から煮た方が良く、冷凍あさりは沸騰したお湯から煮るのが正解の作り方になります
あさりの貝が開かない原因をもっとよく知りたい方は『あさりが開かない原因』を拝見してください
あさりのお吸い物が余ったら?冷蔵庫の保管と冷凍保存!
あさりのお吸い物が余ったら、何日くらい日持ちするのか。お吸い物の常温の鍋ごと保管は食べる前に再加熱が必要です。冷蔵庫の保管は、2日以内が日持ちする目安になります
あさりのお吸い物は具が貝類の為、1日に1回、再加熱をして食べる前にも沸騰させて温める必要があります
保存方法 | 賞味期限 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | 再加熱:必要 |
冷蔵庫保管 | 2日以内 | 1日回の定期加熱:必要 微妙:電子レンジの温め直し |
冷凍保存 | 2週間 | 冷凍用密封袋 |
あさりのお吸い物は、電子レンジで温め直しがNGではないですが、再加熱は鍋を使って火を通しましょう。
お吸い物の保管は常温を避け、次の日や翌日に食べるとしても、一旦は冷蔵庫に保管しましょう。長期保存の冷凍保存は、タッパーより冷凍用密封袋の方が日持ちします
今回は、あさりのお吸い物を『昆布なし』でできる人気のレシピを紹介しました
昆布を使わないお吸い物は、白だしで代用ができます。あさりは、桃の節句からこどもの日の端午の節句までが美味しく、子供に人気の汁物が『あさりのお吸い物』です
ちらし寿司やお祝いの和食の付け合わせの汁物の作ってみてくださいね