お見舞金を子供・孫に渡す金額の相場は?
- 子供・孫へのお見舞金の相場:5,000円~1万円
- 1万円が最も多いが、高額になるケースも多い
自分の息子、娘、成人した子供のお見舞金の相場は5,000円~10,000円の範囲ですが、実際に多い相場は1万円です。しかし、病気や怪我や子供の経済的な状況から「お見舞金より、入院費を親が払うケース」もあり、ココは各ご家庭でかなりの差があります
特におじいちゃん、おばあちゃんから孫へのお見舞金は「適正な範囲は、5,000円~10,000円」、相場は1万円ですが、この金額をはるかに超える「10万円」を渡したなど。
こういった事例は私の身の回りでも聞きます。平均的な金額は正確なアンケートをとって確認する必要がありますが、ざっくり『小学校、低学年の孫のお見舞金や必要なモノの購入で10万円ほど負担する』ことが多いと思われます
お見舞金を友人・友達に渡す金額の相場は?
- 友人へ渡すお見舞金の相場:3,000円~5,000円
- お金よりもお見舞いの品の方がベスト
親友、友人といった自分に近い個人的なお付き合いがある方へは3,000円~5,000円が目安となる相場です。しかし、一般的には『友達へはお金より、お見舞いの品物』が正解であり、お金を渡すときは保険がきかない病気といったケースのみに限定するのがベストな方法です
- 親友は怪我・病気の最中、お金は逆に心配をかける
友達からお金は確かに助かります。しかし、お見舞が必要な時は『友人は怪我、病気』であり、治療に専念すべき。
お見舞がモノなら「心配をかけて悪かったね」という感じで済みますが、お金となると「お返しはどうしようか」など相手を治療以外の事で頭を悩ませてしまいます。
そういった問題があることが、本来、マネー違反ですので、友人の場合は『お金よりお見舞いの品』の方が正しく、3,000円~5,000円相当のモノにするのがベストです
会社・職場の上司・同僚、取引先に渡すお見舞金の相場は?
会社の上司、部下、同僚にお見舞金を渡すことは年々『減少傾向』であり、お金よりもお見舞いの品、たとえば、同じ部署の「みんなからのお見舞の品」という感じに変わりつつあります
2000年より以前は、お見舞金は特に問題もなく、会社から指導をうけることはありませんでしたが、コンプライアンス、ガイドラインの重視という社会的な変化もあり、2010年頃には、お金を渡すこと自体、NGとする会社も増えています
そもそも、職場の場合、大手の企業なら「お見舞金」がありますから、特定の個人同士のお金のやり取りは禁止する傾向にあります。しかし、病気・怪我といったことですので「お見舞いの品までは禁止にしない、会社は関与しない」という感じが多いです
会社・職場の上司に渡すお見舞金の相場は?
- 上司に渡すお見舞金の相場:渡すことが失礼になる
- 3,000円~10,000円相当のお見舞いの品
会社の上司のお見舞金は『3,000円から10,000円』が相場、マナーと本にはよく書いてありますが、現実的には『上司にお金を渡すことが、失礼に値する』という考え方の方が強く「3,000円から10,000円のお見舞いの品」を持参するのが、一般的なマナーです
会社・職場の部下・同僚に渡すお見舞金の相場は?
相手 | 2000年以前 | 2010年頃~ |
上司 | お見舞いの品 | お見舞いの品 |
部下 | 3,000円~5,000円 | お見舞いの品 |
同僚 | 3,000円~5,000円 | お見舞いの品 |
冒頭に、会社・職場のお見舞金はお金をおくらない時代になってきていると記述しました。実際問題、お見舞金禁止が増え『今後は、お見舞いの品までなら会社は関与しない』という方針に、今度どこの会社もなると思われます。
もしも、お見舞いの品を持参するならマナー的には『上司:3,000円~10,000円の範囲』、『部下・同僚:3,000円~5,000円の範囲』の「お見舞いの品」がよく、できれば『部署連盟で、みんなからのお見舞』という形の方が望ましいです
法律的に完全に禁止されている訳ではないので、会社の方針によって状況が違います。そのため、自分が勤める会社の総務に一度、お見舞の品を持参するのは『コンプラ的に大丈夫か?』と聞いてからにするのがベストです
取引先へ渡すお見舞金の相場は?
自分の勤める会社・職場はお見舞いの品に「コンプライアンス」や「ガイドライン」の関係でお金から、お見舞いの品に変わりつつあると説明しました。では、取引先の企業の担当者や付き合いの長い会社へはどうでしょうか
役職 | 社内規定の範囲 | 相場 |
担当者 | 3,000円~10,000円 | 10,000円 |
役職付き | 10,000円~30,000円 | 30,000円 |
社長 | 10,000円~50,000円 | 30,000円 |
- 取引先のお見舞金の相場は役職による
- 会社間の事の為、個人的に渡す時は上司に相談
取引先の場合は元々、会社の規定で金額が決まっている事が多く、お見舞金や葬式の香典は「接待交際費の勘定科目」で経理上、計上されます。
コンプライアンスの時代もありますが、コンプライアンスとは法令順守の事。税法上、接待交際費で計上できる仕組みがある為、認められる経費の範囲内であれば問題ないとする方針の会社が多いです
多くの場合、取引先を「通常」と「重要な取引先」で分類し、上限・下限の設定があります。取引先の場合は「担当者:10,000円」と「それ以上の役職付き:30,000円」が相場ですが、特に重要な取引先でない場合は「担当者:3,000円」と「それ以上の役職付き:10,000円」と差がある場合がほとんどです