ゴボウにはポリフェノールの1種、クロロゲンという成分が含まれ『切る⇒切り口』が時間がたつと黒くなる。アクが強い野菜の為、苦みと渋みを軽減するために、アク抜きをします
こういった理由から、ゴボウはアク抜きをしますが、煮物やキンピラといった味付けが濃いメニューは下処理をしない方もいます。
今回はゴボウのアク抜きのやり方が分からない。なぜ?アク抜きする必要があるのか。アク抜きすると抜けちゃう栄養素は何?といった詳しい情報をたっぷりお届けしますね
切った後!ごぼうのアク抜き方法とは?時間の目安は?
ごぼうのアク抜きは「ゴボウを洗う⇒皮をはぐ⇒薄切り、乱切りなど」にして、酢水に短い時間でさらすのが正解です
種類 | 時間 | 目安 | おすすめ度 |
ごぼう (薄切り等) | 3分 | 水:1リットル 酢:大さじ1 | ◎ |
ごぼう (薄切り等) | 5分 | 水:適量 | 〇 |
新ごぼう | 1分 | 水:1リットル 酢:大さじ1 | ◎ |
新ごぼう | 3分 | 水:適量 | 〇 |
ごぼうの香りとアクを抜きすぎてしまうと栄養が失われがち。酢水を使うときは「水1リットル+酢:大さじ1」が適量で、酢を使わない場合より短時間にするのがポイントになります
ごぼうのアク抜きの時間の目安は「酢水:3分、水のみ:5分」です
新ゴボウは比較的、アクが少なくサラダに活躍しますよね
新ゴボウの場合の同様で「酢水:1分、水のみ:3分」がアク抜きの時間目安です
さかがきごぼうのアク抜き方法とは?時間の目安は?
ごぼう | 時間 | 目安 | その他 |
さかがき | 5分 | 水:適量 | ◎ |
さかがき | 3分 | 水:1リットル 酢:小さじ2/3 | ◎:丁度良い |
さかがき | 10分 | 水:1リットル 酢:小さじ2/3 | 〇:真っ白になる |
さかがきゴボウの場合は、酢水、水の2つの方法があります
真っ白な色味が大事なサラダにゴボウを使うときは、酢水でアク抜きをします。きんぴらや煮物の時は「色味が無関係」ですので、水でアク抜きで十分です
水でアク抜きすると「茶色の水」に3分程度でなる⇒水を交換するとより使いやすいです。水にさらし終わったら、ザルにあげよく水を切ったらアク抜きは完成です!
基本⇒切り方別⇒ごぼうのアク抜き方法と時間の目安とは?
ごぼう | 時間 | 目安 | その他 |
丸ごと | 1晩 | 水:適量 | △:栄養が抜けやすい |
薄切り | 3分 | 水:1リットル 酢:大さじ1 | ◎ |
さかがき | 5分 | 水:適量 | ◎ |
まとめると、一般的なごぼうのアク抜きの目安の時間はココがベストです。何分ぐらいがいいの?と悩んだ時の参考に。長い時間程、栄養が失われやすいよ!と思ってくださいね
ゴボウは皮を洗い水、もしくは、酢水にさらす方法でアク抜きをします。その際に長い時間、浸しておくと柔らかくはなりますが、栄養が抜けてしまうという課題があり、ちょどよいバランスが大事です
ごぼうのアク抜きで水に溶けちゃう栄養素とは?
ごぼう | 5分 | 20分 |
カリウム | -44mg | -68mg |
マグネシウム | -11mg | -14mg |
カルシウム | -4mg | -7mg |
水にさらすと、なぜ?栄養が抜けるのか。ゴボウは「水溶性=水に溶ける」という特徴のある栄養が単純に水に流れ込んでしまうよ!と、イメージするとわかりやすいかと思います
こちらがゴボウ100gに含まれる成分で、学者さんが実験した時の検証結果⇒水に溶けやすい栄養の一覧です
他にも、ゴボウはナトリウムや亜鉛など含みます。溶けだすには違いありませんが、大きく栄養が減ってしまうのはこの3つ、特にカリウムとマグネシウムが抜けやすいです