納豆巻きの常温保管の仕方と日持ちする目安の時間は?消費期限はどのくらい?

手作り納豆巻きを常温保管する時は何時間くらいもつのか。納豆巻きの常温保管は涼しい場所の保管で3~5時間以内が目安です。
納豆巻きの常温の注意点は
空気に触れないようにラップかけをする事と涼しく直射日光にあたらない場所で保管する事です
温度は15度以下、できれば「4度~10度以下」の温度で3~5時間以内が納豆巻きの常温保管の仕方の1つの目安です
保存方法 | 日持ち目安 | 備考 |
常温 | 3~5時間 | 当日中 |
常温の保存方法 | ラップかけする | – |
常温の保存場所 | 涼しい場所 直射日光のあたらない場所 高温・多湿を避ける | – |
目安の温度 | 4度~10度以下 | 15度以下を目途 |
納豆巻きを巻いた後はの常温は、直射日光と高温多湿を避け、保存方法に注意しながら5時間以内に食べましょう
納豆巻き | 日持ち目安 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | 夏3時間以内 5時間以内 |
消費期限 | 当日中 | シールがある場合は記載に従う |
手巻きの納豆巻き以外に、スーパーやコンビニでパック寿司の納豆巻きを購入した時の日持ちはどのくらいか。シールに消費期限の記載がある納豆巻きは、指定された保存方法に従いましょう
しかし、パック寿司は、パッケージに『お早めにお召し上がりください』と記載がありますよね
お早めにお召し上がりくださいとは『賞味期限や消費期限が書いてあっても、開封後は保証はないよ!』という意味です
納豆巻きは10度前後(以下)の保存で『当日中』が消費期限であり、2~3時間以内のシールが貼ってあるお店もあります
納豆巻きは市販のパック寿司は寿司ロボットを使うと言っても、作り方は手作りと変わりませんが『夏は3時間以内、推奨は5時間以内』が納豆巻きの消費期限の目安になります
納豆巻きの冷蔵庫保管の仕方と日持ちする目安の時間は?

納豆巻きを冷蔵庫に保管する時は何時間くらいもつのか。納豆巻きの冷蔵庫保管はパサつかず美味しく食べるには12時間以内、作ってから翌日までの冷蔵保管が目安になります
残念ながら、納豆巻きを冷蔵庫に長く保管すると、水分が抜けお米がパサパサなってしまいます。翌日まで納豆巻きは大丈夫と言っても、なるべく早めに食べきりましょう
保存方法 | 日持ち目安 | 備考 |
冷蔵庫 | 推奨:12時間以内 | お米がパサパサになる |
野菜室 | 推奨:12時間以内 | お米がカチカチになりにくい |
【納豆巻きの冷蔵保管(野菜室)】
【1】粗熱が冷めるのを待つ
【2】キッチンペーパーで包む
【3】ラップで2重包みをする
【4】ジップロック袋にしっかり密封する
※ジップロック袋を『保冷袋』や『保冷バック』にするとシャリの食感を維持しやすいです
上記の【1】~【4】が納豆巻きを冷蔵庫の野菜室に保管する方法になります。

また、納豆巻きを巻いた海苔が湿気を吸収する為、キッチンペーパーで巻いた後にラップ包みしましょう。
納豆巻きを冷蔵するとカチカチに硬くなる!パサパサになる理由とは?
納豆巻きを冷蔵庫に長く保管するとお米が硬くなります。お米がカチカチになる理由は、お米は、でんぷんを含む食べ物であり温度0~4度付近以下になると水分が乾燥する為、納豆巻きがカチカチになってしまいます
お米のβ化現象 | 日持ち目安 | 備考 |
原因と理由 | 0~4度付近 水分が抜ける | 理由 でんぷんを含むため |
対応方法 | 野菜室で冷蔵する | 野菜室:4℃~8℃ |
納豆巻きを冷蔵しても冷蔵庫でパサパサにならない!お米が固くならない方法をお探しの方向けに、なぜ?納豆巻きが冷蔵庫でパサつくのか。原因と理由を上記にまとめました
納豆巻きの冷蔵保管を野菜室を推奨している理由が家庭用冷蔵庫の温度は『2℃から6℃』と低く、野菜室は初期設定で『4℃から8℃』となっています
推奨の10℃以下の温度で、納豆巻きを冷蔵保管するには『野菜室』の方が、お米がパサつきにくいという結論です
では次に、長期保存がしたい方向けに納豆巻きが冷凍できるのか。納豆巻きの冷凍保存の仕方を説明します
納豆巻きは冷凍保存できる?冷凍保存の日持ち期間と賞味期限の目安は?

納豆巻きは冷凍できるのか。納豆は冷凍できるけど、混ぜた後の納豆を冷凍すると解凍後が微妙な味と食感になります。また、普通に冷凍保存をして解凍すると『シャリがゴム』のようなり、正直まずいです
混ぜた納豆の妙な見た目が気にならない方は、冷凍保存をしても良いでしょう。しかし、納豆巻きが余ったら、お米の芯までしっかりと素早く冷凍する急速冷凍が必要です
保存方法 | 日持ち目安 | 日持ち目安 |
冷凍保存 (ラップのみ) | 不向き | 2週間~1ヵ月の保存:可 解凍後 ゴムのような食感になる |
急速冷凍 | 2~3週間以内 | 急速冷凍機能 金属トレイ+ラップ包み |
具材:納豆 | 不向き | 解凍後 混ぜた納豆を冷凍すると微妙な味 |
納豆巻きは冷凍できるのかと疑問をお持ちの方向けに、納豆巻きの冷凍保存の仕方と日持ちする期間、賞味期限の目安を上記の表にまとめました
納豆は食品的に冷凍ができると言えますが、急速冷凍なしでは、流水解凍、電子レンジ解凍、自然解凍のどの解凍方法をしても、酢飯のシャリがゴムのような食感になります
冷凍保存 | 日持ち目安 | 日持ち目安 |
ラップ包み | 2週間 | 解凍後 ゴムのような食感になる時:有 |
急速冷凍 (冷蔵庫の機能) | 1カ月 | おすすめ度:★★★★★ |
急速冷凍 (金属トレイ) | 3週間 | おすすめ度:★★★★ |
アルミホイル包み | 2週間 | おすすめ度:★★★ |
【納豆巻きの急速冷凍の仕方】
【1】ラップに包む
【2】なるべく平たく、空気をよく抜く
【3】金属トレイにのせて急速冷凍する
上記の【1】から【3】の手順が納豆巻きの冷凍保存の仕方です
急速冷凍機能がある方は、冷蔵庫の機能を利用しましょう。急速冷凍機能がなく、冷凍庫がいっぱいでトレイを使えない!という方は、『納豆巻きをアルミホイル包み』すると、簡易的な急速冷凍ができますよ
納豆巻きの冷凍は急速冷凍すると、シャリの食感がゴム化するのを防ぐよ!と説明しました
さて、ここまでに納豆巻きの冷蔵保管と冷凍保存の仕方を説明しました。結論を述べると『野菜室で我慢をする』もしくは『温度に気を付けて常温保管、早めに食べること』を心がけるしかありません
次は、保管中や常温放置した時に『納豆巻きが腐るとどうなるのか』、過去に起きた食中毒や食あたりの原因を紹介します
納豆巻きが腐るとどうなる?食中毒や食あたりの事例は?
酢飯は酢を使っており、酢は酢酸酸度が1%以上から食中毒の菌が繁殖できないとHACCPの手引書に定義がされています。普通の家庭にある食酢は酸度4%から20%程と高く、セレウス菌を除く、ルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、大腸菌の繁殖を抑える効果が高い調味料です
しかし、調味料の酢が食中毒を防止に効果があるといっても『セレウス菌』に気を付けなければなりません
実際に過去の食中毒の事件で『高温で常温放置をした酢飯を使ったお弁当の一部からセレウス菌』が確認されたケース:有です
普通の炊いたご飯より食中毒になる可能性は低いですが、高温の場所で長く常温放置をすることは望ましくないと言えます
腐った納豆巻き | 特徴 |
におい | 酢のような酸味系のにおい 腐った豆のようなにおい 古い雑穀のにおい |
味 | 酸っぱい |
見た目 | 糸を引く べちゃべちゃする ねちゃねちゃする カビがはえている |
納豆巻きが腐るとどうなるのか。におい、味、見た目をまとめました
上記の表を見ると、完全に腐っていて時以外は、見た目での判断が難しく、食べて確認するのは嫌ですよね
腐った納豆巻きは「におい:酢、腐った豆、古くなった雑穀のようなニオイがする程度」であり、実はにおいでの判別する方法も大変難しいです
納豆巻きが腐るとどうなるのか。腐ったご飯をたべて症状は何時間後にでるのか。過去に食中毒になった事例があるのかをお調べしました
化学や現代細菌学の小難しいお話を含みますので、私は難しい話は興味ない!という方は「25度以上で放置したら食べない」というように、自分ルールを作って身を守るのが1つの方法かと思います
食中毒の原因の菌 | セレウス菌(バチルスセレウス) |
年間食中毒 | 約10~15件 |
年間患者数 | 約100~200名 |
食中毒の時期 | 6月~10月 |
菌の繁殖温度 | 大繁殖:25度以上 |
食中毒事例 | 嘔吐、下痢(腹痛) |
納豆巻きに限定した内容ではありませんが、ご飯の食中毒は主に、1887年に発見されたセレウス菌(BacillusCereus:バチルスセレウス)が原因です
セレウス菌の食中毒事例は年間、だいたい10~15件発生して患者数は100~200名程です
セレウス菌を簡単に説明すると、100℃の30分加熱でも死滅しない芽胞タイプ(休眠状態のセレウス菌の卵)と、25~30℃でいっぱい菌が増える増殖タイプの2種類の状態があります
増殖タイプは75℃の温度、1分以上の加熱で死滅するけど、芽胞タイプは普通の調理方法では倒し切れないっという事情があります
簡潔に言うと「ご飯を炊く上で、セレウス菌を100%取り除く方法が発見されていない=炊いたご飯は保存方法に注意しましょう」というのが今の科学の現状です
セレウス菌の食通毒 | 嘔吐タイプ | 下痢タイプ |
症状 | 嘔吐、吐き気 | 下痢、腹痛 |
潜伏期間 | 30分~6時間 | 8~16時間 |
発症時間の目安 (食べてから) | 6~24時間以内 | 12~24時間以内 |
食中毒事例 | ご飯類に多い | 野菜と肉類、お弁当に多い |
セレウス菌の弱点 | 8℃以下の温度 | 8℃以下の温度 |
セレウス菌が原因の食中毒の症状は主に「嘔吐タイプ」と「下痢タイプ」の2つです。腐った納豆巻きごを食べて食通毒になるとしたら表:左の「嘔吐型のセレウス菌」が多くの事例です
ただし、セレウス菌は低温:8度以下(冷蔵庫・冷凍室の温度)でほとんど繁殖しないという生態系です。
総まとめ!納豆巻きの保存の仕方と日持ち目安の早見表!
納豆巻きは常温保管が当日中の5時間以内、冷蔵保管なら野菜室で保管すると12時間が日持ちの目安です。冷凍保存すると、解凍後に酢飯がゴムのような食感になります
納豆巻きは、どちらかといえば、冷凍保存が不向きな食べ物です
下記に、納豆巻きの保存のメモとして使える賞味期限、消費期限切れをまとめた早見表にしました。良かったら参考にしてくださいね
納豆巻き | 日持ち目安 | 備考 |
常温保管 | 当日中 | 夏3時間以内 5時間以内:推奨 |
保冷剤と保冷バック | 5時間以内 | 高温多湿を避ける |
冷蔵保管 | 12時間 | 冷蔵庫より野菜室:推奨 |
野菜室保管 | 12時間 | おすすめの保存方法 |
冷凍保存 | 不向き | – |
今回は、酢飯と納豆巻きが余った時の保存の仕方と日持ちする目安を説明しました
納豆巻きは常温保管は数時間以内であり、冷蔵庫に入れると酢飯がパサパサ、カチカチに硬くなるといった課題があります
冷蔵するなら、納豆巻き、入り口付近より温度が高い野菜室が保存がしやすい環境であり、パサパサ、カチカチになりにくいです
納豆巻きは冷凍保存ができないわけではなりませんが、一度、混ぜてしまうと見た目はよくなく、粘り気が微妙な感じなります。なるべく、高温多湿を避け、早めに食べきるようにしましょう