昨年⇒2022年のジャパンカップの結果・オッズ・前走+タイムは?
昨年のジャパンカップ。2022年の過去の結果は『1着:ヴェラアズール、2着:シャフリヤール、3着:ヴェルトライゼンデ』という結果でした。優勝馬のヴェラアズールはタイム:2:23.7、推定上がり3F:33.7秒でした
1~4着までのタイム差は0.2秒内。推定上がり3Fの33.7秒はヴェラアズール、シャフリヤール、デアリングタクトの3頭が同率1位でした
馬名 | 人気 オッズ | タイム 3F | 前走 | |
1着 | ヴェラアズール | 3人 4.5 | 2:23.7 33.7 | 京都大賞典 1着 |
2着 | シャフリヤール | 1人 3.4 | 2:23.8 33.7 | 天皇賞秋 5着 |
3着 | ヴェルトライゼンデ | 4人 9.5 | 2:23.8 34.0 | オールカマー 7着 |
4着 | デアリングタクト | 5人 13.0 | 2:23.9 33.7 | エリ女 6着 |
5着 | ダノンベルーガ | 2人 4.2 | 2:24.3 34.4 | 天皇賞秋 3着 |
【ジャパンカップのレース結果と内容】
2022年のジャパンカップは、名物のキセキさんが引退し誰がキセキの変わりにハナを取って逃げるのか。ジャパンカップの盛り上げ役は、前走GⅢ・福島記念を逃げて勝ったユニコーンライオン(宝塚記念2着)でした
4コーナーまでユニコーンライオンが先導し、先行から中段の馬達は大きく動いていないまま最後の直線勝負になりました。比較的前目に4~5番手にいたヴェルトライゼンデが最後まで粘りましたが、ラスト200mを33.7秒で駆け上がってきたヴェラアズール、シャフリヤールが追い抜いて勝ったという内容でした
怪我からの復活をかけて戦った三冠牝馬のデアリングタクトは1着・2着の馬と変わらない差し脚でしたが、ヴェルトライゼンデにギリギリ届かず。おしくも4着でした
【その後】ヴェラアズール
ジャパンカップを優勝したヴェラアズールは有馬記念10着、ドバイワールドCを13着。その後は、宝塚記念を目標にしました
【その後】シャフリヤール
2着だったシャフリヤールは海外遠征⇒ドバイシーマクラシックを5着。春のG1は出場せずに、8月のスーパーGⅡ札幌記念に向かい、秋は米国BCターフへ向かう事になりました
【その後】ヴェルトライゼンデ
ヴェルトライゼンデは翌年、日経新春杯1着。春のG1は大阪杯に出走しましたが9着でした
【その後】デアリングタクト
無敗の三冠牝馬のデアリングタクトは、2021年の香港遠征:QE2で右前脚の体部繋靱帯炎:全治9カ月のけがを負います。1年お休みをして、復活をかけて戦ったのが2022年⇒勇敢に戦う姿をたくさん見せてくれました
しかし、ジャパンカップ後、左前脚の歩様が乱れ予定していたサウジアラビア遠征を回避。その後は福島で放牧後、北海道の牧場で休養、そして、2023年10月15日(日曜日)に引退しました
ジャパンカップの過去・歴代の勝ち馬のレコードタイムは?
ジャパンカップの過去最速のタイムは2018年開催の第38回優勝馬のアーモンドアイが持つ2:20.6秒がレコードタイムです。アーモンドアイが出した2:20.6のタイムは、世界レコードに登録されています
2:20.6の衝撃のタイムは2005年のジャパンカップのレコード2:22.1秒を大幅に更新するどころか、芝・2400mの世界記録2:21.98をも超える圧巻のスピード。現在、世界最高レコードタイムをアーモンドアイが保持しています
レコードタイム | 西暦 | 馬名 | 鞍上 |
2:20.6 | 2018年 | アーモンドアイ | C.ルメール |
2:22.1 | 2005年 | アルカセット | L.デットーリ |
2:22.2 | 1989年 | ホーリックス | L.オサリバン |
2:24.9 | 1987年 | ルグロリュー | A.ルクー |
2:25.0 | 1986年 | ジュピターアイランド | P.エデリー |
2:25.3 | 1981年 | メアジードーツ | C.アスムッセン |
こちらの表が過去に開催されたジャパンカップの歴代レコードタイムの一覧です
1981年の第1回ジャパンカップのタイム:2:25.3秒から始まり最初にレコードタイムが更新されたのが1986年です
以降は、1998年の第9回ジャパンカップでホーリックスがたたき出した2:22.2秒を破る馬はいないとされましたが、2005年にアルカセットがレコードを更新。そして、日本のスーパーホースのアーモンドアイがジャパンカップのレコードタイムと世界レコードを保持しています
距離:2400m | 200 | 400 | 600 | 800 | 1000 | 1200 | 1400 | 1600 | 1800 | 2000 | 2200 | 2400 |
ジャパンカップ (2018年) | 12.9 | 10.8 | 12.2 | 12.3 | 11.7 | 11.8 | 11.7 | 11.4 | 11.4 | 11.0 | 11.4 | 12.0 |
こちらの表がアーモンドアイが2018年に世界レコードを記録した時のジャパンカップのラップタイムです
歴代!ジャパンカップの勝ち馬と優勝馬は?最強の馬は?
ジャパンカップの過去の優勝馬は、古くは無敗のクラシック三冠馬の皇帝シンボリルドルフやトウカイテイオー、黄金世代のエルコンドルパサー、スペシャルウィークなどです。
2000年以降も世紀末の8戦8連勝のテイエムオペラオーや近代競馬・日本競馬の父と称されるディープインパクトと、馬名をあげきれないほど名馬がたくさんいます
西暦 | 馬名 | 簡単説明 |
1985年 | シンボリルドルフ | 史上初 無敗のクラシック三冠馬 |
1992年 | トウカイテイオー | 皇帝から帝王の時代へ |
1998年 | エルコンドルパサー | 世界制覇が目前の時代へ |
1999年 | スペシャルウィーク | 日本総大将の時代へ |
2000年 | テイエムオペラオー | 世紀末の8連勝 |
2004年 | ゼンノロブロイ | 有馬記念3連覇 |
2006年 | ディープインパクト | 英雄 |
2009年 | ウオッカ | 府中の申し子 牝馬67年ぶりのダービー馬 G1を8勝 |
2012年 2013年 | ジェンティルドンナ | JC2連覇 |
2016年 | キタサンブラック | G1を7勝 |
2018年 2020年 | アーモンドアイ | G1を9勝 |
2021年 | コントレイル | 無敗の三冠馬 |
近年では、2020年に世紀の対決と呼ばれた三冠馬のアーモンドアイ(牝馬)、デアリングタクト(牝馬)、コントレイル(牡馬)が集結した見どころのあるレースも開催されています
三冠馬対決!伝説のジャパンカップとは?
ジャパンカップに三冠馬が集結し対決する事になったレースで有名なのは2020年の第40回のジャパンカップです。無敗の三冠馬:コントレイル、後にG1を9勝する三冠牝馬:アーモンドアイ、無敗の三冠牝馬のデアリングタクトの3頭が激突した名レースが伝説のジャパンカップです
レース名 | 年 | 三冠馬の対決 |
第4回 ジャパンカップ | 1984年 | シンボリルドルフ(3着) ミスターシービー(10着) |
第32回 ジャパンカップ | 2012年 | ジェンティルドンナ(1着) オルフェーブル(2着) |
第40回 ジャパンカップ | 2020年 | アーモンドアイ(1着) コントレイル(2着) デアリングタクト(3着) |
ジャパンカップで三冠馬vs三冠牝馬が対決した事は、過去に3回あります。初の三冠馬対決は皇帝シンボリルドルフvsミスターシービーの対戦で、この時、シンボリルドルフが3着になってしまいますが翌年のジャパンカップで優勝します
youtube等で公式の過去のレース動画を見るなら、激戦となった第32回と第40回のジャパンカップが見どころがあると思います
競馬のG1ジャパンカップはリピーターの馬はいるの?
2020年のやパンカップは世紀の三冠馬対決(三冠牝馬を含む)が過去に何度もあったよ!と説明しました。優勝したアーモンドアイは、実はジャパンカップのリピーターです。アーモンドアイ以外に、ジャパンカップで再び好走した!というリピーター⇒ジェンティルドンナやキタサンブラック達を次にまとめました
リピーター名 | 着順 |
シャフリヤール | 2022年:2着 2021年:3着 |
アーモンドアイ | 2020年:1着 2018年:1着 |
スワーヴリチャード | 2019年:1着 2018年:3着 |
キタサンブラック | 2017年:3着 2016年:1着 |
ジェンティルドンナ | 2013年:1着 2012年:1着 |
トーセンジョーダン | 2013年:3着 2011年:2着 |
ブエナビスタ | 2011年:1着 2010年:2着 |
ウオッカ | 2009年:1着 2008年:3着 |
ゼンノロブロイ | 2005年:1着 2004年:3着 |
シンボリクリスエス | 2003年:3着 2002年:3着 |
テイエムオペラオー | 2001年:2着 2000年:1着 |
2000年以降からだけを見ても、アーモンドアイ以外にも結構、ジャパンカップってリピーターがいます。ウオッカやキタサンブラック、テイエムオペラオーなど。有名な名馬はやっぱり強いのだなぁという感じですね
ジャパンカップの外枠不利とは?内枠寄りが有利な理由とは?
ジャパンカップが行われる東京2400mとは、外枠の馬が不利になると言われます。5枠から8枠の勝ち馬が極端に少なく、直近10年を見ても1頭しか優勝馬がいません
また、大外の8枠は優勝馬どころか3着になった馬が10年で1頭いるのみです
ジャパンカップだけではありませんが、同舞台で行われる日本ダービー、優駿牝馬(オークス)も大外枠となると絶望的とされ、有力馬が大外18番を引くと関係者だけでなく、ファンたちから悲鳴があがります
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 4-3-1-9 | 23.5% | 41.2% | 47.1% |
2枠 | 2-0-4-13 | 10.5% | 10.5% | 31.6% |
3枠 | 2-1-2-15 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
4枠 | 1-2-0-17 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
5枠 | 0-2-0-18 | 0% | 10.0% | 10.0% |
6枠 | 0-1-0-19 | 0% | 5.0% | 5.0% |
7枠 | 1-1-2-20 | 4.2% | 8.3% | 16.7 |
8枠 | 0-0-1-26 | 0% | 0% | 3.7% |
※数字の『1-2-3-5』は1着1回、2着2回、3着3回、4着以下が5回の意味です
上記の表が直近10年間のジャパンカップの枠順と成績をまとめた早見表になります
過去10年の成績を見ると、5枠から後ろの番号の成績が極端に悪いです
では、なぜ、外枠が不利になるのを説明します
理由は『東京2400mはスタート直後、第1コーナーまで340mと短く、逃げ・先行馬は最初に脚を使わされる』というのが1つ目です
内枠の馬に比べて良いポジションの確保のために、スタートからいつもより余分に体力を削られると考えるとわかりやすいかですよね
2つ目の理由が、2400mという距離はあと100m伸びたら長距離に分類されます。18頭も出走する多頭数のレースにおいては、馬の数が多く、内側は短い距離を走れる。だけど、外側の枠の馬が外⇒外ばかり走らされると、余分な距離を走る事になるからです
上記の2つがジャパンカップの外枠が不利と言われる理由になります
ジャパンカップの7枠だけ悪くないように見えるけど?
ジャパンカップは外枠が不利になる理由を2つ説明しました。自分の応援する馬が外枠に入るとショックが大きいです
しかし、7枠だけ微妙に入着しており、過去10年で7枠で入着した馬を見てみたいかと思いますよね
枠番 | 馬名 | 西暦 | 着順 | 前走 | 補足 |
7枠:15番 | シャフリヤール | 2022年 | 2着 2番人気 | 天皇賞・秋 5着(0.6負) | 前年 ジャパンカップ3着 |
7枠:11番 | スワーヴリチャード | 2019年 | 3着 2番人気 | 天皇賞・秋 10着(1.5負) | 前年 日本ダービー2着 |
7枠:15番 | ショウナンパンドラ | 2015年 | 1着 3番人気 | 天皇賞・秋 4着(0.2負) | – |
7枠:15番 | スピルバーグ | 2014年 | 3着 6番人気 | 天皇賞・秋 1着(0.1勝) | – |
過去10年の7枠で3着内に入着した全4頭の馬をまとめました
スピルバーグを除いて、なぜか、天皇賞秋の負け組が好走しています
オカルトっぽいですが、なぜか、7枠の15番の天皇賞組という謎の共通点までありますね
そして、シャフリヤールとスワーヴリチャードはジャパンカップの同舞台である東京2400mのG1を前年に入着している経験があり、東京2400m巧者と呼べる存在だったと言えるでしょう
枠番 | 馬名 | 西暦 | 着順 |
8枠18番 | イクイノックス | 2022年 | 日本ダービー:2着 |
8枠18番 | スターズオンアース | 2022年 | オークス:1着 |
8枠17番 | ワグネリアン | 2018年 | 日本ダービー:1着 |
参考になるかわかりませんが。7枠よりさらに厳しい8枠の事例を紹介します
ジャパンカップではありませんが、同舞台の東京2400mG1(日本ダービー、オークス)の大外8枠から連対した馬の事例をのせておきます。
直近10年でダービー、オークスで3頭しかいません
イクイノックスとスターズオンアースは大外18番という最悪の枠番から2着、1着と恐ろしい事を起こしていますね
ジャパンカップの次のG1は何?チャンピオンズカップが次のG1!
2023年のジャパンカップのG1の次は、どのレースなのか。ジャパンカップの次は芝ではなく、ダートG1の『チャンピオンズカップ』です。詳細の日程・発送時間の予定を一覧にしてますので、お探しの方はご参考にしてくださいね
G1競争 | 詳細 |
レース名 | チャンピオンズカップ |
コース距離 | ダート・1800m(左) |
開催場所 | 中京競馬場 |
開催日(日程) | 2023年12月3日(日) |
発走時間(時刻) | 15:30~予定 |
ココまでに、2023年のジャパンカップ(G1)の開催日程と発送時間の予定を紹介しました。
今年開催の『2023年のジャパンカップの日程+発走時間』から『ジャパンカップの出走予定馬』、次のG1はこのレースだよ!一昨年前の覇者たちがその後、どうなったの?次はどのレースを走ったの?と『その後の話』も含めて紹介しました。
今回の内容は特に馬券を薦める事や特定の馬を推奨する内容ではなく「むむむ!私の好きな馬がこれから活躍するのかな?」とファンとして楽しめる内容に心がけています!なるほどね!この路線に進むっぽいな!という風に見てもらえればと思います