キンパの中身の具材は、そぼろ肉や牛プルコギ、カニカマなど!いろいろな変わり種の具材がありますよね
でも、私は特別な具の入ったキンパじゃなくて、普通のキンパが食べたいのだ!と基本のキンパを手作りしようとしても、韓国人の友達がいないと定番のキンパの具が何か、実はさっぱりわかりませんね。
今回は、韓国のご家庭の定番!基本の普通のキンパの作り方とレシピを紹介します。シンプルで作りやすいキンパですので、ご気軽に作ってくださいませ
定番のキンパの具材とは?定番キンパの7種類の具材を紹介!
定番のキンパの具とは何なのか。本場の韓国人の方々が普段、普通に食べているキンパの具材は『人参、ほうれん草のナムル、きゅうり、大根の沢庵、ごぼうの煮物、ハム(スパム)、玉子焼き』の7種類が定番になります
定番キンパの具 | 種類 |
【1】人参 | ナムル |
【2】ほうれん草 | ナムル |
【3】きゅうり | 生の野菜 |
【4】大根 | たくあん |
【5】ごぼう | 煮物 |
【6】ハム(スパム) | 豚肉 |
【7】玉子焼き | 卵 |
上記の表に韓国の定番のキンパの具材を一覧にしました
お肉はハム、もしくは、スパムを中身の具にしますが、基本は野菜のナムルが中心です。後は薄焼き卵と沢庵、キュウリを巻いて食べるのが定番になります
どちらかと言うと『キムチキンパ』や『焼肉キンパ』は変わり種であり、ちょっと豪華なキンパをおもてなしで作る時に食べるのが普通だと韓国の友達が言っていました
なるほどね!ざっくり言うと日本の『田舎風海苔巻き』や『サラダ巻き』が上記のキンパの具と近く、『海鮮海苔巻き』といった『ごちそうメニュー』が牛肉のキンパという位置づけだと言えます
【1】人参ナムルの定番レシピ!韓国のキンパの具材!
韓国のキンパの中身の人参ナムルは、キンパ1本分に対して人参:1/2本を使います。人参を千切り・細切りにした後、ごま油で火が通る程度に炒めたら、最後に『ごま油』と『鶏ガラスープの素』をあえます
【人参ナムル】 | 分量 (キンパ:1本分) | 多めの分量 (人参1本分) |
人参 (千切り・細切り) | 1/2本 | 1本 |
★ごま油 | 大さじ1/2 | 大さじ1 |
★鶏ガラスープの素 | 小さじ1/2 | 小さじ1 |
☆ごま油 (炒める用) | 適量 | 適量 |
【キンパの具:人参のナムル】
【1】人参を千切り・細切りにする
【2】ごま油で炒める
細切りにした人参をフライパンでしんなりするまで炒めます
具材 | 電子レンジ | 時間 |
人参 (細切り) | 600W | 1分 |
炒めずに簡単に電子レンジでニンジンを加熱する時は、ふんわりラップで『600W:1分』が目安です
【3】炒めた人参と★をあえる
【1】~【3】が人参ナムルの簡単な作り方になります。王道の炒めて作る方法と電子レンジの2つのやり方があります
アレンジ | 分量 (キンパ:1本分) | 多めの分量 (人参1本分) |
コチュジャン | 小さじ1 | 小さじ2 |
キンパは味が薄くて具材の味付けにアクセントが欲しいですよね。人参ナムルのアレンジは『コチュジャン:小さじ1』で辛さが加わります
キンパの食べ方は『ゴマ油』もしくは『コチュジャン』を後からつけて食べるのが定番ですが、先に味をしっかりさせておくと、そのまま食べても美味しくいただけます
※人参ナムルのレシピ分量は右:キンパ1本分、左:人参1本を残さず作る時用です
人参ナムルを多めに作り余ったら、冷蔵庫保管:3日以内が日持ちする目安です。キンパの具材はビビンバや夕飯の副菜になる幅広いメニューです。作り置きにおすすめです
【2】ほうれん草ナムルの定番レシピ!韓国のキンパの具材!
ほうれん草のナムルは、キンパ1本分に対して、ほうれん草:1/2束(50g程度)を使います。ほうれん草を鍋で茹でた後に、ギュっと水気を絞り『ごま油』と『鶏ガラスープの素』をあえます
【ほうれん草ナムル】 | 分量 (キンパ:1本分) | 多めの分量 (ほうれん草1束分) |
ほうれん草 | 1/2束 | 1束 |
★ごま油 | 大さじ1/2 | 大さじ1 |
★鶏ガラスープの素 | 小さじ1/2 | 小さじ1 |
【キンパの具:ほうれん草のナムル】
【1】ほうれん草を茹でる
【2】よく水気を絞る
【3】茹でたほうれん草と★をあえる
【1】~【3】がキンパ用のほうれん草ナムルの作り方になります。ほうれん草は同じ分量の『小松菜』に代用:可です
具材 | 電子レンジ | 時間 |
ほうれん草 | 600W | 1分 |
茹でずに電子レンジを使って『ほうれん草』を加熱する時は、ふんわりラップで『600W:1分』が目安です
※ほうれん草ナムルのレシピ分量は右:キンパ1本分、左:ほうれん草1束を余らせずに作る時用です
人参ナムルと同じく、ほうれん草のナムルも作り置きが可です。清潔なタッパーに入れ冷蔵庫保管:3日以内が日持ちの目安になります
【3】キンパの具材の『きゅうり』は板ずりをする
キンパ用のキュウリは棒状のスティック型に切ってそのまま使えます。ひと手間入れるなら『きゅうりを塩で板ずり』しましょう
【スティックきゅうり】 | 分量 (キンパ:1本分) |
きゅうり | 1本 |
★塩 | 適量 |
【キンパの具:スティックきゅうり】
【1】きゅうりを板ずりする
【2】水で洗う
【3】水気を拭き取る
【4】棒状にカットする
上記の【1】~【4】がキンパ用のキュウリの下ごしらえと準備になります
キンパのキュウリをキムチで味付け!オイキムチをキンパの具にする事がありますが、海苔巻きのキュウリはシャキシャキしたフレッシュさがある方が、みなさんのお好みの食感です
辛いキンパにしたい時だけオイキムチを使いましょう
【4】大根のたくあん!キンパのアレンジ具材は『大根ナムル』もおすすめ!
キンパの具材に使う大根は、たくあんを巻くのが定番レシピです。ごく普通の沢庵をキンパ1本に30gが適量の分量になります
大根の沢庵 | 分量 (キンパ:1本分) |
たくあん | 30g |
キンパを作る時に『たくあん』が家にない!買い忘れた時は『大根ナムル』で代用するのが王道のキンパの作り方です
【大根ナムル】 | 分量 (キンパ:1本分) |
大根 | 50g |
★酢 | 大さじ1 |
★砂糖 | 大さじ1 |
☆塩 | 適量 |
【キンパの具:アレンジの大根ナムル】
【1】大根を千切りにする
【2】☆塩をふってよく揉む
【3】5~10分をそのままにする
【4】水気をよく絞る
【5】★の酢、砂糖とあえる
上記の【1】~【5】が簡単な大根ナムルの即席レシピになります。多めに大根を使って作る時は余りを冷蔵庫保管:3日以内が作り置きできる目安になります
【5】ぼごうの煮物の定番レシピ!韓国のキンパの具材!
キンパの用のゴボウは、アク抜き後に砂糖、醤油で煮詰めた煮物が定番の具になります。キンパ1本に『ごぼう:1/3』の分量が丁度よい分量になります
【ごぼうの煮物】 | 分量 (キンパ:1本分) | 多めの分量 (ごぼう1本) |
ごぼう | 1/3本 | 1本 |
★醤油 | 小さじ1 | 大さじ1 |
★砂糖 | 小さじ1 | 大さじ1 |
★水 | 適量 | 適量 |
【キンパの具:ごぼうの煮物】
【1】ごぼうを細切りにする
【2】ごぼうを水にさらして『あく抜き』をする
※ごぼうのアク抜き方法がわからない方は『ごぼうの下処理・下ごしらえ』で詳細をのせています
【3】鍋:ごぼうを茹でる
【4】ごぼう:水気を切る
【5】鍋:★と一緒に煮詰める
【1】から【5】の手順でキンパ用の『ごぼうの煮物』が出来あがります。ごぼう:1/3本が適量ですが、多めに作った時は『冷蔵庫保管:2~3日以内』が保管の目安になります
【6】キンパの具材の『スパム(ハム)』を炒める
キンパの定番の肉の具材はスパムになります。スパムは缶詰1/2、1cm厚さを2枚の分量になります。
縦長に切り焼き色がつくまで炒めたら出来上がりです
【スパム】 | 分量 (キンパ:1本分) | 代用 |
スパム | 1/2缶 (1cm厚さ、2枚) | ハム |
【キンパの具材:スパム】
【1】スパムを縦長、棒状にカットする
【2】フライパン:炒める
キンパの具のスパムは炒めて粗熱が冷めてから巻きましょう。スパムはハムで代用:可にになります
【7】玉子焼きを焼く!お好みの甘さで作るのが正解!
キンパの具の玉子焼きは、お好みの甘さで焼き上げるのがおすすめです。作った玉子焼きは巻きやすい大きさか、棒状にするのが定番です
【具材:玉子焼き】 | 分量 |
卵 | 1個 |
★みりん | 小さじ1 |
★塩 | 適量 |
【キンパの具:玉子焼き】
【1】溶き卵に★をよく混ぜる
【2】玉子焼きを焼く
以上が、定番のキンパの具と作り方のレシピになります。具材の用意ができたら『温かいご飯』と『ごま油、塩』で混ぜご飯を作ります
材料・食材 | 1本分の分量 |
ご飯 | 1合 |
★ごま油 | 大さじ1 |
★塩 | 小さじ1/4 (ひとつまみ程度) |
炊き上がった温かいままのご飯をボウルにいれます
★ごま油:大さじ1、★塩:小さじ1/4(ひとつまみ)を『飯切(寿司混ぜしゃもじ)』を使って混ぜます
次はキンパのご飯と巻き方のコツと簡単なテクニックを紹介します
キンパの巻き方の簡単なコツ!上手に巻き寿司を切る方法とは?
キンパといった巻き寿司を上手に巻けなくて困っている!包丁がすべって上手くキンパが切れない方向けに、簡単なキンパの巻き方のコツを紹介します
【キンパの巻き方の簡単なコツ】
【1】キンパの具材を用意する
【2】ごま油と塩でキンパ用の混ぜご飯を作る
【3】巻きす:ラップをしいて海苔を置く
巻きすの上にラップを敷いた上に混ぜたご飯を海苔の上にのせます。上手に巻けるように『下:3cm』ほど、ご飯をのせずに空けておきます
ご飯は真ん中に置かず、スペースを開けておく事が上手にキンパを巻くポイントになります
【4】具材を並べて手前から巻く
【5】ラップ:冷蔵庫10分おく
キンパの形を奇麗に整えたい時は、ラップを外す前に『冷蔵庫:10分冷やす』と形が崩れません
【6】8等分にカットする
ラップの上からキンパを切ると、包丁がすべってしまいます
ラップの上から切りやすくする為に、包丁を水で濡らしましょう。もしくは、キンパを切るごとにキッチンペーパーで包丁についた油分を拭き取ると、簡単にキンパの切り分けができます
【7】☆ごま油を適量、海苔にプラスする
【8】☆白ごまをかける
上記の【1】から【8】が簡単にキンパを上手に巻く方法になります
【7】と【8】の箇所、食べる前に海苔を、ゴマ油でコーディングするとピカピカして見栄えがよいキンパになります
以上が基本のキンパ1本分の作り方とレシピなります。次は、キンパを作ったけど、余ってしまった時のキンパの保存の仕方とリメイク料理を紹介します
余ったキンパのリメイク料理と保存の仕方を徹底解説!
余ったキンパは常温で数時間しかもたず、冷蔵庫に保管すると混ぜご飯がパサパサに硬くなってしまいます。次の日のお弁当やキンパを保存したい方の為に、余ったキンパの保存の仕方を下記にまとめました
保存方法 | 日持ち目安 | 備考 |
常温保管 | 数時間 | ラップかけをする |
冷蔵庫 | 12時間以内 | お米がパサパサになる |
野菜室 | 12時間以内 | お米がカチカチになりにくい |
冷凍保存 | 2週間~1ヵ月 | 急速冷凍がおすすめ! |
キンパの冷蔵保管は温度が高めの野菜室が、お米がパサつきにくいです。翌日までキンパを冷蔵庫に入れて保管してしまうと、腐ってはいないけど!お米が固くて食べられませんよね
冷めたキンパや保管して固くなったキンパは、蒸し器で温め直しすると復活します!
温め直し方 | 日持ち目安 | 備考 |
電子レンジ | 600W:40秒 | 電子レンジ後 ⇒10分ほど待つ |
蒸し器 | 蒸す:10分 | 蓋をして蒸す |
【1】お湯を沸騰させる
【2】オーブンペーパーを敷く
※オーブンペーパーを敷くと『海苔と蒸し器の底』が『くっつかない』です
【3】蒸し器:10分
※蒸し器がない方は、フライパンに『器を逆に置く⇒水を入れる』蓋をして加熱すると蒸し器として活用ができます
その他、余ったキンパは本場韓国ではチヂミの具としてリメイクする食べ方があります
キンパジョンと呼ばれる韓国のリメイク料理がありますので、よかったら作ってみてください。溶き卵と一緒に焼くだけの家庭のお手軽な一品ですが、普通にキンパジョンを作っても美味しい味です
定番以外!キンパの変わり種におすすめの具材を紹介!
キンパとは寿司のように酢飯で作らず、ごま油と塩で味付けした混ぜご飯の海苔巻きです。キンパ韓国の野菜ナムル、韓国風焼肉のプルコギなど!具材にバリエーションがあり、いろいろなアレンジをして味比べしながら食べましょう
ガッツリ牛肉を巻いた具沢山のキンパが人気の具材です。定番の野菜キンパの次に今や新定番の焼肉キンパの作り方がコチラです
牛肉のキンパは中身と言えば、コストコのプルコギビーフを使うのが簡単です。しかし、プルコギキンパはプルコギのタレさえ自分で手作りできたら、お手軽にキンパの具にできます
コストコに負けない本場韓国の味のプルコギのタレの作り方とキンパの巻き方のコツを上記で紹介中です
各種人気のキンパの具材やアレンジの変わり種レシピを一挙大公開中です。良かったら作ってみてくださいね
本場の韓国人が作るキンパは、混ぜご飯が赤くキムチが使われている人気レシピがあります
キムチだけを巻くキンパより、刻みキムチを一度、炒めてからご飯に混ぜると絶品の味になります。たくあんとキムチの相性抜群の辛旨なキンパが屋台の味で美味しいです
韓国屋台の味のチーズとキムチだけのシンプルな『とろ~り伸びるチーズキンパ』が子供が喜ぶ一品になります。材料はキムチ、さけるチーズの2つで簡単にできます
さて、今回は韓国で普通に家庭で食べている定番のキンパの具材と『基本のキンパ』のレシピを紹介しました。
キンパとは人参、ほうれん草、きゅうり、大根の沢庵、ごぼうの5種の野菜とハム、玉子焼きの7種類の具材が定番であり、基本のキンパの具になります。
キンパと一口に言っても、中身の具に『焼肉』や『キムチ入りのチーズ』など!変わり種が様々ありますが、私は定番!基本の普通のキンパが食べたい方向けは、レシピを参考にしてもらえると嬉しいです