余った煮浸しの常温・冷蔵庫保管の日持ちと冷凍保存の方法+アレンジ・リメイク術!

余った煮浸しの常温・冷蔵庫保管の日持ちと冷凍保存の方法+アレンジ・リメイク術!ご飯

夕飯で作った煮浸しが、残ってしまったら捨てるのはもったないという気持ちになりますよね

煮浸しは、ナスや小松菜・ほうれん草、カボチャやオクラといった食材があっても、密封+温度・場所に注意しながら冷蔵・冷凍保存ができます

今回は煮浸しを作りすぎた!余った時の保存方法と日持ちの目安、煮浸しのリメイクできる活用レシピをいくつかご紹介します。困った時のアイデア、参考の目安にしてもれると嬉しいです

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煮浸しの常温保管:基本はNG、目安となる日持ちの時間は?

煮浸しを作ってから、家族が帰宅するまでの1~2時間、盛り付けをして「お皿にラップ」をして保管する事がありますよね。基本的に、煮浸しの常温放置はNGですので「空気に触れない密封保管」と「高温の状態で長時間放置しない工夫」が大切です

煮浸しの常温放置と保管方法+日持ちする期間+手作りの賞味期限・消費期限切れの目安
  • 煮浸しの常温保管:NG
  • 保管方法:密封できるラップは必須
  • 目安の時間:1~2時間
  • 保管温度:20度以下

食通毒の原因となる菌の大半は、20度以上の温度から活動を始めます。その為、菌が煮浸しに付着しないように「お皿・小鉢はラップ→密封する」と、この方法は最低限必要です

この方法で1~2時間の短い時間であれば、大きな傷みもなく食べられる事が大半です。しかし、2時間以上、ラップはあるけど常温放置してしまったという時があると思います。

一般的に菌は「75度以上、1分以上の加熱=菌が死ぬ=殺菌」ができる為、食べる時は『再加熱=温め直し』するのがご家庭の定番の方法です。春・秋・冬といった比較的涼しく、20度以下であれば「作ってから3~4時間→再加熱する」と、この方法を目安として対応するしかないですよね

  • 夏の時期:煮浸しの保管は?
  • 部屋の温度:25度以上からは危険がある

夏以外の春、秋、冬といった時期は大きな問題は起こりにくいです。しかし、夏場や6月頃からの20度を越える温度の季節になると話は別です

菌が大繁殖を起こすのは28度付近や40~45度と種類によりますが、ざっくり簡単に言っても「25度以上からは、1時間程度」、高温になると「10~15分で菌が発芽=生まれる」と思ってくださいね

こういった菌の事情がある以上、夏場は家族が帰宅する時間だからと思わずに「お皿にラップ→冷蔵庫」と保管場所を常温から避けるべきです

煮浸しの冷蔵庫保管はどのくらい?密封保管+目安は3~4日

煮浸しが晩ごはんで余ってしまった時は、明日、食べよう!と言う具合で冷蔵庫保管するのが一般的ですが、食べ忘れて数日経過してしまった。こんなケースがよくあるかと思います

手作りの煮浸しの冷蔵保管はタッパー、密封容器にて3~4日が日持ちの目安になります

煮浸しの冷蔵庫の保管方法+日持ちする賞味期限と消費期限切れの目安
  • 煮浸しの冷蔵保管:3~4日
  • 保管方法:タッパー、密封容器
  • 冷蔵庫の温度:2~6度

煮浸しは「野菜+煮汁」の状態で、冷蔵庫で作り置きができるおかずです。冷蔵庫の中では「菌は繁殖や活動のスピードが落ちる」という特徴があり、つまりは、余った時も同様に、冷蔵庫で保管が出来るという理屈です。

普通の冷蔵庫は『2~6度で設定』されており、主に低い温度で菌が活動するのは「12度~」と菌が繁殖しにくいのが正確な表現です。

煮浸しを保存容器で保管するやり方:アルコール除菌(キッチン用)

作り置きの煮浸しを冷蔵庫で保管する方法

【1】手を洗う

【2】乾いた保存容器をアルコール除菌

【3】容器の中→外の順番で除菌する

【4】容器のフタを裏→表の順で除菌する

【5】粗熱の冷めた煮浸しを容器に入れる

煮浸しを保存容器(タッパー保管)に入れ冷蔵保管するやり方の手順です煮浸しの温度が下がるのを待ちながら「手を洗う→タッパーを綺麗にする→冷蔵庫へ保管」といった方法です

アルコール除菌はキッチン用のスプレータイプが使いやすく、2,3回、シュシュっとします。ふき取りはキッチンペーパーか、綺麗な布巾を使ってくださいね

煮浸しの冷凍保存と目安:空気をよく抜く+冷凍焼け防止

煮浸しは、冷凍で『2~3週間』が保存の目安、食べる時を考え「1食分ごとに、小分けして保存」しておくと便利です

煮浸しの冷凍保存の方法+日持ちする賞味期限と消費期限切れの目安
  • 煮浸しの冷凍保存:2~3週間が目安
  • 空気あり:2週間
  • 空気なし:3週間
  • 保存方法:保存袋(ジップ付き)

煮浸しを冷凍する時は『空気をよく抜く→ジップ付きの保存袋でしっかり密封』して保管します。空気が入った状態は冷凍焼けを起こしますので2週間が目安。よく空気を抜いて冷凍保存する場合は3週間が保存の目安です

ココまでに、煮浸しの常温・冷蔵庫、冷凍保存のやり方をしっかり説明しました。次は保存した後、同じ味は食べ飽きた。他に活用できるアイデアやレシピはないの?と言う方向けにリメイク、アレンジ方法を紹介しますね

余った煮浸しをお弁当用に冷凍!おかずカップを活用!

お弁当用の煮浸しの冷凍保存の方法は、おかずカップ、もしくは小分け1食分ごとにする

余った煮浸しの量が、それほど多くない時は「おかずカップ→冷凍」とこの方法でお弁当のおかずになります。冷凍期間は「2週間が推奨」で、煮浸しは凍ったままお弁当に入れます。カチカチに冷凍されていても1~3時間でお昼の時間に丁度、自然解凍されています

この活用方法は「お弁当を車の中に忘れない事」が重要です。夏の車の中は「40~50度」になり、この温度は、煮浸しの中で10分~15分で菌が大繁殖を始める温度です。凍った煮浸しがある程度、保冷効果を持つといっても、車内の高温には耐えられません

余った煮浸しの「煮汁」は翌日の麺つゆに!

煮浸しを作った時に「煮汁だけ大量に残った」、こんな経験があると思います。煮汁を捨てるのがもったいない方は、翌日のご飯の「ざる蕎麦」や「そうめん」の麺つゆにするのも1つのアイデアです

余った煮浸しの煮汁・出汁のリメイク料理+活用方法:蕎麦ゆつ、そうめんの麺つゆになる
  • 煮汁を密封保管:ざる蕎麦、そうめんに活用
  • 小さじ1:醤油を加える

煮浸しを自分で調味料から作る時は『醤油、みりん、出汁』から作りますよね。この材料は、少し「めんつゆ」の方が昆布、鰹の味が強いですが、実は非常によく似た組み合わせです

カツ丼や親子丼を麺つゆで作る事ができますが、野菜を煮込んだこともあり、丼物より「ざる蕎麦」や「そうめん」のツユの方が味があっています

残った煮浸しの煮汁は、量が少なくなっている事もあり、食べる時は『小さじ1:醤油』を加え「お湯で薄めて味を調整」します。あとは、刻みネギ、生姜など、お好みで薬味があると◎です

余った煮浸しの煮汁・出汁の保存方法:瓶詰保管がベスト
  • 冷蔵保管の目安:2日以内
  • 煮沸消毒:2週間

残った煮汁は、ガラス瓶。蓋つきの瓶を綺麗にした後、粗熱が冷めてから冷蔵保管です。目安は2日以内ですが、できれば、翌日中に使いきってしまうのがベストです。

瓶詰保管であれば、煮沸消毒をすると比較的、長持ちします。煮沸消毒の目安は「瓶→煮汁を密封」した後、85度以上で30分、お湯の中で殺菌する感じです。通常、菌は75度、1分以上で死滅しますが、瓶や容器に入れた場合は「中心部の温度が上がりにくい為、85度以上で30分」が目安です


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