チゲ鍋の日持ちと保存方法!常温と冷蔵庫・冷凍保存の作り置きの賞味期限

チゲ鍋の日持ちと保存方法!常温と冷蔵庫・冷凍保存の作り置きの賞味期限ご飯

寒い冬に食べたい辛い料理と言えば、チゲ鍋ですよね

チゲ鍋は豚肉とキムチ、海鮮チゲ鍋といったように種類が豊富⇒1人暮らしの男子が簡単にできるメリットありますが、具材が余ってしまう事があります。

今回はチゲ鍋が余った時の具材(野菜、肉、海鮮、豆腐など)とチゲ鍋のスープの保存方法と日持ちする目安を説明します

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チゲ鍋の素⇒レトルトの賞味期限切れは?

チゲ鍋の保存方法の前に、1人暮らしの男子がよく買うチゲ鍋の素の賞味期限を説明します

メーカー賞味期限
モランボン
キムチチゲ用スープ
540日
モランボン
海鮮キムチチゲ用スープ
540日
モランボン
スンドゥブ用スープ
540日
チゲ鍋の素:レトルトの賞味期限

こちらの表が、よくあるレトルトのチゲ鍋の素の賞味期限の一例です

一番有名なチゲ鍋やスンドゥブ用スープはモランボンの商品かと思います

モランボンのレトルトの商品⇒チゲやスンドゥブは「直射日光を避けた場所⇒常温:540日」、製造から約1年6カ月が賞味期限になっています

モランボンのレトルトは1年、2年の賞味期限切れが食べられるのかを説明すると2年は無理、1年の賞味期限切れはやめておきましょう

美味しく食べられるのが賞味期限、過ぎたら食べられないのが消費期限ですが

日本の食品は「そもそも食品(特に液もの)は2年以上の賞味期限を設定して販売できないルール」になっている事が多いです

仮に、実験によって2年以上、菌が繁殖していなかったとしても2年以上の賞味期限は設定できず、モランボンの場合、パウチタイプですので、若干、短めの賞味期限を設定している思われます

とはいえ、賞味期限切れのレトルトは「1か月以内」がぎりぎりの目安だと考えましょう

レトルトは真空でしょ?と思っても、パウチは「日光のあたる場所なら菌が長い時間をかけて繊維を通り抜ける事」は、科学で証明されています

チゲ鍋の冷蔵庫に保管できる日持ち目安は?

残ったチゲ鍋や余分に作った時は「粗熱が冷めてから」+「しっかり密封」して冷蔵庫に保管します

チゲ鍋の冷蔵庫保管は『2~3日』が日持ちする目安です

冷蔵庫は2~6度が一般的な温度で、食中毒の原因となる菌で低い温度で繁殖するのが12度からであり、冷蔵庫の中は比較的安全と言えます

スープの冷蔵庫保管の日持ち期間の目安と保存方法(鍋→タッパー・保存容器を使う)

冷蔵保管の目安は、作ってから2~3日ですが冷蔵庫はドアの開け閉めがあり、温度の変化がありますので、期間ギリギリまで保管するのではなく、なるべく早めに使うのを心がけるのが◎です

チゲ鍋の冷蔵庫保管⇒具体的な保管方法は?

チゲ鍋の冷蔵保管は「推奨:鍋→タッパー、保存容器を使う」という方法です。理由は、鍋ごと保管(鍋にフタをして冷蔵庫に保管)は、きっちりフタをしめないと空気が密封されません

そのため、密されたタッパー保管は3日以内、鍋ごと保管は2日以内が目安です

スンドゥブの常温・冷蔵庫保管⇒長期保存の冷凍保存の賞味期限・消費期限
チゲ鍋冷蔵庫保管の目安
タッパー保管3日以内
鍋ごと2日以内
チゲ鍋の冷蔵庫の保管方法

また、冷蔵しておいたチゲ鍋を食べるときは、必ず再加熱をしましょう

チゲ鍋は冷蔵庫の中で2~3日以内なら菌が繁殖する温度ではありませんが、時間のたった食べ物は基本、再加熱が必要です

チゲ鍋は加熱することで死滅する菌が大半ですので、その方が安心できます

スープの冷蔵庫保管はフタがしっかり閉じるタッパーや保存容器が推奨

【1】冷蔵方法:保存容器、タッパー推奨

チゲ鍋を冷蔵保管する時は『保存容器は、ジップロックの袋タイプよりタッパー容器』です

ジップ付きの保存袋の方がタッパーより、空気をしっかり密封でき、保存方法としは完璧ですが、子供がいる家庭や冷蔵庫を頻繁に使う方は、保存袋に穴が開いてしまった時が大変です。また、タッパー保管の方が忙しい夜は楽です

【2】粗熱が冷めてから保管する

【3】しっかり蓋をして密封する

チゲ鍋を保存容器に入れるときは「粗熱が冷めてから=温度が冷めてから行う」のが重要で、温かいまま冷蔵すると保存容器に水滴がつき、はやく傷んでしまう原因になります

チゲ鍋が冷めるまでに時間がかかるので「氷水」や「保冷剤」を使って早く冷やすのがおすすめです

チゲ鍋のスープを残さない方法は?スンドゥブに合うしめは?

チゲ鍋・スンドゥブに合うしめのご飯と麺:雑炊

チゲ鍋やスンドゥブ鍋の日は、ご飯と一緒に食べるより⇒鍋から食べる⇒最後に〆のご飯を入れて雑炊にすると余らず、その日のうちに全部頂くことができます

チゲ鍋・スンドゥブに合うしめのご飯と麺:インスタント麺

雑炊以外なら、やっぱりチゲ鍋のしめはインスタント麺がおすすめです

ご飯か麺を最後に食べるスタイルにすると、チゲ鍋は素が余らず、その日のうちに消費できます。この食べ方が実は、ベストなチゲ鍋の楽しみ方です!

チゲ鍋のスープをあえて残して、次の日の雑炊やラーメン用にスープにすると旨い!1人暮らしの男子がよくやることですが、2日目の鍋は「冷蔵庫保管」をしたうえでやりましょう

冬でも常温放置⇒鍋ごと保管は現在では、みんなやらなくなっています!

チゲ鍋の作り置きは?長期保存は冷凍保存でスープストック!

「チゲ鍋の素」や「チゲ鍋のつゆ」から作ったチゲ鍋は、冷凍保存ができます

チゲ鍋は冷蔵保管で3日以内であり、作り置きやスープストックというより暫定的、一時的な保管方法ですチゲ鍋の冷凍保存は粗熱が冷めてから、ジップロック(袋)に入れ平たく置いて冷凍保存ができます

チゲ鍋のスープの冷凍保存の注意点は「再冷凍が禁止」、一度使ったレトルトのチゲ鍋の素は何度も冷凍⇒解凍を繰り返すと品質が落ち、味が変わるため、メーカーは推奨していないです

レトルトのチゲ鍋の素を冷凍していた⇒余ったので冷凍するという食べ方はNGです

チゲ鍋の冷凍保存の日持ちは?

チゲ鍋を長期保存、大量に作ってスープストックする時は『冷凍室内でかさばらない袋のジップロック』がベストな方法です

ジップ付きの保存袋は、よく空気を抜くことでチゲ鍋の冷凍焼け対策になり、

2週間~1ヵ月と長持く冷凍保存ができます

スープの冷凍保存の日持ち期間の目安と保存方法(簡単なジップロック、タッパー・保存容器)
  • チゲ鍋の冷凍保存
  • 2週間~1ケ月が目安

チゲ鍋の冷凍保存は『2週間~1ヵ月』が日持ちする目安です

夕飯で余ったチゲ鍋、平日に解凍して食べる用に作り置きのどちらの方法でも活用できます

チゲ鍋が冷凍で日持ちする目安は『2週間~1ヵ月』ですが、保存時の空気の入り具合を加味すると『冷凍焼け対策:推奨は2週間以内(しっかり空気を抜いて密封なら1カ月でも可)』です

チゲ鍋の冷凍保存の方法は?

  • 【1】保存袋、ジップロック推奨
  • 【2】よく袋内の空気を抜く

チゲ鍋を冷凍保存する時は『保存袋、ジップ付き』が推奨です。タッパーチゲ鍋を入れ冷凍保存がダメではありませんが、空気がある以上、冷凍焼けを起こしやすいです

また、冷凍室のスペースも取りますので、綺麗に並べて保管できる「ジップ付きの保存袋」が一番あっている保存方法です

  • 【3】1食分ごとに保存すると楽
  • 【4】急速冷凍する

作り置き用のチゲ鍋は、1食分(1人分用)ごとに冷凍保存すると食べる時が楽です。大量に1つの容器で冷凍してしまうと、解凍後、余ったスープを再冷凍することになってしまいます

再度冷凍すると、味の劣化が激しく、何度も繰り返し冷凍するのは好ましくないです。

手作りだけでなく、市販の冷凍スープを作る業者やメーカーも再冷凍を推奨していません。

また、冷凍するときは「すぐに温度が下がる=急速冷凍」もしくは、「氷水に浸して早く温度を冷ます」のがベストな方法。後ほど、詳しく解説しますが「スープに繁殖しやすい菌は、50度の温度に注意する必要」があり、50度以下に早く冷ますことが品質と安全をに大きく関係するからです

チゲ鍋の冷凍可の具材と冷凍NGの食材は?

チゲ鍋は冷凍してはダメな具材や食材があるのか。チゲ鍋によく使う白菜やキムチ、豚肉は余った時でも「そのまま冷凍保存:可」です

チゲ鍋の具材で冷凍すると解凍後にボソボソするのが、もやしです

白菜やキムチは余ってもチゲ鍋のスープと一緒に冷凍できますが、もやしがボソボソする食感が苦手な方は『取り除く』のが正解⇒できれば、チゲ鍋のもやしは残さず食べてしまうのが理想的な食べ方です

チゲ鍋の冷凍可の具材と冷凍NGの食材:冷凍不向き⇒もやし、豆腐
チゲ鍋冷凍保存
豚肉OK
あさりOK
ネギ・ニラOK
白菜OK
キムチOK
豆腐×:そのまま◎:潰す
もやし▲:そのままぼそぼそする
チゲ鍋の冷凍保存

こちらの表がよくチゲ鍋のレシピに使う食材と、冷凍保存ができるのか。また、冷凍NGならどうしたらよいかをまとめた早見表になります

チゲ鍋を冷凍保存したい⇒冷凍する時の注意点は「豆腐(絹ごし・木綿豆腐)」が具材にある時は『豆腐を潰して冷凍保存=スープストックする必要』があります

チゲ鍋に豆腐をそのまま入れた状態で冷凍すると、豆腐の中身がスカスカになり、解凍後、食べるとまずいです

冷凍した豆腐の食感が気持ち悪いという理由ですが、チゲ鍋の豆腐が余った時は『冷凍前に食べてしまう』もしくは「豆腐は潰してスープと一緒に冷凍保存」です

冷凍したチゲ鍋の解凍方法は?

冷凍したチゲ鍋は、電子レンジで一度、半解凍→その後、鍋に移し解凍する方法がベストです。タッパー保管とジップ付き保存袋で少し、解凍方法が違いますので、次にばっちりやり方を紹介します

タッパー保管で冷凍したスープの解凍方法:フタをずらす→電子レンジ
  • タッパー保管の冷凍→解凍方法は?
  • タッパーのフタ:フタを開けて軽くずらす
  • 電子レンジ:6~7分、レンチンする

タッパー保存容器を使って冷凍したチゲ鍋の解凍と温め直しは、まずはじめに「タッパーのフタをあけ、少しフタをずらして」置きます。その後、電子レンジで6~7分、もしくは、解凍モードで様子を見ます。半解凍されたら、軽くかき混ぜたあと「1~2分、再び過熱」します

電子レンジを1~2分して、しっかりと温かくならないときは、また1分追加で加熱という具合に微調整しながら解凍するのがベターな方法です

ジップロックで冷凍したスープの解凍方法:電子レンジ→耐熱皿
  • ジップ付き保存袋の冷凍→解凍方法は?
  • 電子レンジ:1度目の加熱は3~4分
  • 電子レンジ:耐熱皿に移し軽くラップして5分

ジップ付き保存袋やジップロックを使って冷凍したチゲ鍋の解凍と温め直しは、まずはじめに「半解凍の状態」にします。電子レンジで3~4分、もしくは、解凍モードで行うと上手にできます。半解凍されたら、耐熱皿へ移し、軽くかき混ぜたあと「ラップをかけ、電子レンジで5分」と、この方法で解凍できます

チゲ鍋を常温放置:いつまで大丈夫?ダメな温度は?

チゲ鍋を空気に触れた状態で常温に置くのは望ましくなく、常温保管はNGです。常温保管は短い時間、作ってから1~2時間が目途です

スープによそってしまったお皿も、必ずサランラップ等で菌や空気に触れない工夫がベターな方法です

しかし、1、2時間だから大丈夫と言っても、季節が夏であったり、部屋の温度によっては短くも長くもなります。次にあくまで経験則の目安と、温度と食中毒に関係する菌のお話を記述しますので、常温放置してしまった時の参考や判断基準の1つとして考えてみてくださいね

鍋のスープと常温放置・冷蔵庫保管、冷凍保存の賞味期限・消費期限は?
  • チゲ鍋の常温保管
  • 望ましくなく、NGな保存方法
  • 部屋の温度:20度以下で、約1~2時間
  • 夏:1時間以上、常温で置かない

食中毒の原因となる菌は、稀に12度から繁殖する稀な菌もいますが、主に『20~40度の温度帯』と『40度以上』で大繁殖する事が多いです

温度が25度前後で『1時間放置すると、ちょうど、菌が繁殖が始まる頃合い』と研究結果もあり、基本的に20度を超える温度の時は『フタをしても数時間程度が限界』、夏場や車の中の置き忘れは1時間以上、常温で放置しないのが鉄則です

家族が帰宅するまでといった短い時間なら『部屋の温度:20度以下』+『フタをする』とこの2つの事をして『約1~2時間が常温の目安』、食べるときは再加熱が必須です

チゲ鍋の食中毒に多い菌:ウェルシュ菌とは?

スープの鍋ごと保管:常温保管と放置は3時間に1回の定期加熱が必要
  • 再加熱:75度以上で1分以上の加熱
  • 常温保管は3時間に1回
  • 定期的な加熱が必要

食中毒対策として、保管したチゲ鍋を食べるときは定期的に過熱する事が必要、常温であれば3時間に1回が目安です

例外的に、サルモネラ菌は、85度以上の温度が必要ですが、よく食中毒の原因となるサルモネラ(卵に多い)、病原性の大腸菌、カンピロバクター(生肉に多い)といった菌のほとんどは『75度以上で1分以上の加熱』で死滅します。

スープの食中毒事例とウェルシュ菌対策の方法とは?
  • スープや煮込み料理に多い菌
  • ウェルシュ菌

チゲ鍋の場合は、これらの菌より「空気のない場所を好むウェルシュ菌」に注意です。ウェルシュ菌やO157といった菌も「75度以上で1分以上の加熱で死滅」します

しかし、ウェルシュ菌には2つのタイプがあり、「菌体(活動中の菌)」と「芽胞(活動する前の卵のような存在)」の状態がいます。菌体(活動中の菌)は、75度以上で1分以上の加熱で死滅しますが、問題なのは芽胞(活動する前の卵のような存在)です

卵のような存在というのは「卵の殻で熱を耐久する能力がある」とイメージしていただければ、わかりやすいかと思います。芽胞のウェルシュ菌は「100度の温度を6時間耐久する」と、沸騰させる方法では完全に退治できず、やっかいな存在です

「チゲ鍋が冷める→50度前後の温度になる→菌体になる」という方法で、せっかく沸騰させて殺菌したのに、温度が下がると、新しいウェルシュ菌が生まれてきます

チゲ鍋の冷凍保存は、急速冷凍すると少し安心(すぐに50度以下に下がる為)です。

ウェルシュ菌の繁殖の目安は「50度前後で新しいウェルシュ菌が発生する」+「3時間も常温で放置すると、かなりの量になっている」と考えるべきです。今回の鍋ごと保管を「1~2時間以内+食べる時に再加熱」を推奨しているのは、その為です

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さて、今回はチゲ鍋は何日くらい日持ちするのか。チゲ鍋が余った時、作り置き用の保存方法をしっかり説明ししました

チゲ鍋以外⇒スープや鍋のレシピや作り方のテクニックなど!もっとスープの事が知りたいからはこちらも見てもらえると嬉しいです

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