牛乳と生クリームでは脂肪分が違い冷やした時にチョコが固まらない問題に陥りやすい。生チョコを手作りする時に、生クリームなしで濃厚な生チョコを牛乳を作るレシピをご紹介します
【牛乳】手作り生チョコが固まらないレシピ!分離しない作り方
牛乳とチョコレートを材料に生チョコを手作りする基本と、固まらない問題とチョコの分離を防ぐ作り方を説明します
レシピにバターを記載していますが、濃厚な味になる為、バター有がおすすめになります

材料 | 分量 | 備考 |
チョコレート | 200g | 50g×4枚 |
★牛乳 | 60g (大さじ4) | – |
★無塩バター | 10g | ※バターなし:可※ |
☆ココアパウダー | 適量 |
※板チョコ:スートチョコレートは、Meiji、ロッテのガーナチョコに対応した生チョコになります
※その他:カカオの割合が40~60%のチョコも同様に下記のレシピで簡単にできます
手作り生チョコを作る時は、最初に『板チョコ』の裏を見て必ずグラム数を確認しましょう。生チョコで失敗しがちな事は溶かすと、油が分離をして残念な事になる事です
チョコの分離を防ぐ為に、最初にチョコレートと牛乳の分量を『10:3』に割合にしましょう。板チョコ50gのなら4枚:200gと、牛乳:60ccが分離しないレシピ分量になります
【生チョコの作り方】
【1】チョコを包丁で細かく刻む
チョコレートを包丁で細かく刻みましょう。チョコを湯煎した時に『大きいチョコ』があると分離しやすいです

板チョコはパキっと割っただけでは『分離する可能性:大』なので、包丁を使いましょう。ザクザクとチョコを細かくした後は『ボウル』にチョコを入れます
※チョコにとって、水分は天敵。ボウルに水滴がついていたら確実にふき取りましょう
【2】チョコ:50℃のお湯で湯煎する
チョコを50度の温度で湯煎して溶かします。チョコがとけはじめたら、ボウルに入れゴムベラでゆっくり混ぜて溶かします
※ゴムベラは温度がわかりにくくチョコの温度が安定します

【3】鍋を加熱:バターと牛乳
バターと生クリームを鍋に入れて軽く沸騰する迄、温めます。牛乳の温め方は『ふつふつした瞬間』くらいが、火を止めるちょうどいいタイミングです
もしも、生クリームが『プクプクプクプク』っとしたら、迷わず火を止めましょう
牛乳を完全に沸騰させてしまうと、チョコと混ぜたときに分解する可能性:大、チョコレートの油分は高温の温度で分離しやすい為、牛乳の温度に注意しましょう

【4】加熱した★をチョコに混ぜる
加熱した★の牛乳とバターをチョコに加えます。一度に全部を混ぜずに『3回』に分けて丁寧に混ぜましょう
※隠し味でお酒を入れる時は【4】のタイミングです
【5】バット:クッキングシートを敷く
【6】バット:チョコを流し込む
※バットがない場合:タッパーや丁度良い大きさの物に『手作りクッキングシート』で型を作って対応可です
【7】表面を滑らかにする
【8】2~3時間:冷蔵庫でチョコを冷やす
※クッキングシートをチョコを切る前に交換しておくと、出来上がった時にベリっとならず、奇麗な形の生チョコになります
【9】チョコをカットする
チョコをカットする時に『包丁をお湯で温める⇒水分を拭き取る』の手順を加えるとチョコレートが切りやすくなります
冷やした生チョコは『端:各1cmほど』を切り落とし、5cm角になるように切り分けましょう
【10】☆ココアパウダーをかける
パウダーをかける時は、茶こしを使うと均等に見栄えの良い生チョコになります
上記の【1】~【10】が、生チョコの作り方になります。チョコが分離しないように作り方にポイントを入れ込んでいますので、手順通りに作るのがおすすめです
もう少し、チョコの分離の事を知りたい方は次項目が参考になると思います。
牛乳レシピ用⇒生チョコが分離した!原因と対策を教えて!
レシピ通りのチョコを溶かすだけの簡単な作り方のはずなのに、なぜか、生チョコが分離してしまった方は、次の箇所をまずは確認しましょう
牛乳レシピ用の生チョコと油分がよく分離する原因を下記にまとめました。
原因 | 分離しないコツ |
【1】分量の比率 | チョコ、牛乳の割合 10:3の分量 |
【2】水分 | ボウルの水滴をふく |
【3】チョコを割っただけ | チョコを刻む |
【4】チョコの温度 | 湯煎の温度:50℃ |
【5】牛乳の温度 | 沸騰前のふつふつする程度にする |
【6】マーガリン | 無塩バターにする |
【1】チョコレートと牛乳の分量
チョコレートと牛乳を『10:3の割合』の分量にしましょう。最初に分量を間違えてしまうと見直ししても分離した原因を特定できなくなりがちです
【2】水滴
チョコレートは水分と油分が絶妙なバランスをしています。ほんの少しの水滴、水が加わるだけで簡単に分離をしてしまいます。調理具の水滴は確実にふき取りましょう
【3】溶かす前のチョコを刻む
チョコレートを溶かす時に、電子レンジなら『バキ』っと大きめに割っても比較的分離しませんが、鍋で温めて溶かす時は『細かく刻む』のが基本です。チョコは加熱で温度が上がりやすく、湯煎する時は『50度』です
【4】チョコの温度
チョコレートは55度~60度以上など。高温になると完全に分離しやすくなります。高温になる事を避けましょう
チョコの種類 | 溶ける温度 |
スイートチョコ (カカオの割合:40~60%) | 50~55℃ |
ミルクチョコ | 45~50℃ |
ホワイトチョコ | 40~45℃ |
チョコレートは上記の温度から溶けますので、なるべく範囲内で湯煎をしましょう
【5】牛乳の温度
牛乳が熱すぎる温度であると、チョコと混ぜた時に分離する事があります。牛乳は沸騰する直前の『ふつふつしかけた時』や『指で触って、温かい』と思う程度の温度です
【6】マーガリンを使わない
レシピに『無塩バター』と記載があっても、マーガリンでいいか!と代用すると分離します。マーガリンの方が安いからという理由で代用するのはやめましょう
分離した生チョコの復活方法!対象方法は2つ!
分離したチョコは食べても問題ない為、再利用するなら焼きチョコ、もしくは、ガトーショコラにするとよいでしょう
しかし、バレンタインやプレゼント用のチョコはリメイクする訳にいきませんよね
分離した生チョコ | 対処方法 |
【A】電子レンジ | 10秒:レンチン+混ぜる 目安:3~4回 |
【B】チョコを湯煎 | 温めた牛乳、生クリーム 大さじ1 |
【A】電子レンジ
分離してしまった生チョコは、電子レンジで復活させるなら【A】の方法です
分離具合に寄りますが『電子レンジ:10秒加熱』をした後に『混ぜる事』を繰り返します。だいたいですが3~4回で分離が復活します。目で見た感触で『そろそろかな?』と思ったときは、10秒⇒5秒に最後は時間を短めにしましょう
【B】湯煎+温かい牛乳
かなりひどく分離してしまった時は【B】の方法です。
レシピで使用した牛乳の残りを使って、分離した生チョコを復活させる方法があります。スイートチョコなら50~55℃の温度で湯煎をして、もう一度、チョコレートを溶かします
その後に『電子レンジ600W』で10秒を加熱した『牛乳:大さじ1』を混ぜます。混ぜる時は力は弱め、やさしく混ぜましょう。大方、上記の方法で分離したチョコが復活します
手作り生チョコは何日もつ?生チョコの保存の仕方を紹介!
手作り生チョコの冷蔵庫保管は、作ってから4日以内が日持ちする目安です。食べごろは2日以内の為、プレゼント用の生チョコは渡す2日前から手作りしましょう
保存方法 | 賞味期限 | 備考 |
常温保管 | 2~3日以内 | 温度:15℃~22℃ 直射日光を避ける |
冷蔵庫保管 | 2~4日以内 | 10度以下が推奨温度 |
冷凍保存 | 2週間 | 個別ラップ 冷凍用密封袋 |
市販の生チョコは2週間の賞味期限の商品が多いですが、手作り生チョコは4日以内が目安となる日持ちになります
特に常温保管は部屋の温度が高いと溶けてしまう為、15~22℃の範囲の場所で直射日光が当たらないように保管しましょう
簡単!生チョコの手作りレシピを一挙大公開!
生チョコの作り方を明治、ロッテのガーナチョコ、その他のチョコレートから作るときの失敗しないレシピを紹介中です!冷蔵庫で冷やしてもチョコが固まらない、チョコが分離する理由など!原因を探りたい人も良かったら見てくださいね

基本・定番レシピ | 電子レンジレシピ |
生チョコ (生クリーム) | 生チョコ (生クリーム:電子レンジ) |
生チョコ (牛乳) | 生チョコ (牛乳:電子レンジ) |
表:左が基本の定番の味、そして、さらさらなめらかな生チョコの作り方になります。表:右は電子レンジで簡単に生チョコを作るレシピになり、火加減を間違わず、作りやすい方法になります

さて、今回は、板チョコと牛乳で生チョコを作るレシピを紹介しました
牛乳で生チョコを作ると、冷やしても固まらない問題に遭遇しがちです。牛乳と生クリームは脂肪分が異なり、チョコレートに対して生クリームは2:1、牛乳のレシピは10:3の割合です
基本の生チョコの2:1の法則を思い込みで間違えやすいので、注意しましょう。
その他、チョコが分離しないテクニックがかなり使える内容です。チョコを溶かした時にチョコと油が分離した時の対処方法を参考にしてください